吸血殲鬼ヴェドゴニア
『吸血殲鬼ヴェドゴニア』(きゅうけつせんきヴェドゴニア:VAMPIRDZHIJA VJEDOGONIA)は、2001年1月26日にニトロプラスより発売されたアダルトゲーム作品。吸血鬼に変身ヒーロー物とガンアクションを取り入れた意欲作。シナリオの虚淵玄は『仮面ライダーなどの変身ヒーロー物をモチーフにした』と本作のマニュアルで語っている。(1話づつ区切られた話の構成と各話ごとにOPとEDが挿入されてるのはその意図の表れだろう)
ヴェドゴニアとは吸血鬼と同等のパワーを備えた吸血鬼ハンターの総称である。類義の呼称にダンピィル、クレニスク等があるが、これら異能のハンターのうち死後に吸血鬼化する運命を背負ったものは、特にヴェドゴニアと称される。やがては狩る側から狩られる側へと転じるため、同業の吸血鬼ハンターからも忌み嫌われる存在。別名を「紅の包衣を被りし子」。ボスニア・ヘルツェゴビナの民間伝承に由来する。
メインスタッフ
- 製作総指揮:でじたろう
- シナリオ:虚淵玄
- 原画:中央東口
- 音楽 :ZIZZ STUDIO・CHOIR
あらすじ・ヒロイン
主人公・伊藤惣太は、学校でバンドを組んでいる事以外は至って普通の学生である。ある日、惣太は学校から帰る途中、不思議な女性と出会い血を吸われて意識を失う。しかし次の日の朝、惣太は幼馴染の来栖香織にいつもの様に起こされて、惣太はあれは夢なのかと思ったのだが、鏡に映る彼の首筋には2つの傷跡が有った・・・。
惣太の幼馴染・来栖香織、半吸血鬼の少女・モーラ、惣太のバンドのメンバー・白柳弥沙子、そして謎の美女・リァノーン、この4人が本作のヒロインである。
主題歌
この作品からZIZZ STUDIOがニトロプラス作品の音楽を担当する様になった。 (音楽面全般を担当する様になるのは次作の鬼哭街から)
同作は小野正利がOP及びEDソングの歌を担当しているが、特にOPソングである「WHITE NIGHT」についてはハードなジャーマンメタル風であり、聞いただけではこのゲームの内容を到底連想出来ず、アダルトゲームの主題歌である事が信じられないとまで言われている。また、紅白出場経験のある歌手がアダルトゲームの主題歌を担当するのは初めての事であった。
メディアミックス
月刊コミックドラゴン(現・ドラゴンエイジ)にて、坂田徹也による漫画が連載された。(コミックスは全2巻で発売中)またスニーカー文庫からノベライズ版(著・種子島貴)が発売されている。
外部リンク
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