ARIA
模板:継続中の作品 模板:Otheruses 模板:Infobox animanga/Header 模板:Infobox animanga/Manga 模板:Infobox animanga/Manga 模板:Infobox animanga/Novel 模板:Infobox animanga/TVAnime 模板:Infobox animanga/TVAnime 模板:Infobox animanga/Anime 模板:Infobox animanga/OVA 模板:Infobox animanga/Game 模板:Infobox animanga/Other 模板:Infobox animanga/Footer 『ARIA』(アリア)は天野こずえの漫画作品(フィクション)、およびそれを原作としたドラマCD・アニメ・小説・ゲーム等のメディアミックス作品。コミックは累計300万部突破。
概要
「月刊ステンシル」(エニックス(現スクウェア・エニックス)刊)にて連載されていた『AQUA』(アクア)の続編として、「月刊コミックブレイド」(マッグガーデン刊)の2002年4月創刊号より連載開始。
一言で表すなら「水と癒しの物語」(連載初期は作者曰く「水と猫の物語」)。コミック紹介では「未来形ヒーリングコミック」と表記される。
作者の遊び心か、物語の中に作者の過去の作品の登場人物や作者の周りの者たちが登場していたり、ほとんどの登場人物の名前の頭文字が「A(あ)」で統一されている。
単行本1冊で1つの季節を描く形態をとっており、1冊には本編5話と巻によっては番外編(Special Navigation)が収録される。緩やかな季節、時間の流れこそあるものの、基本的に1話完結(各話完結)型である。
「アリア」とは作者の飼い猫(故)の名前で、また偶然か意図的かは不明だが、エイジアのアルバムタイトルも『AQUA』の次に『ARIA』が発表されるという流れになっている。
メディアミックス
2005年10月には『ARIA The ANIMATION』(アリア ジ アニメーション)のタイトルでアニメ化し、翌2006年4月から第2期『ARIA The NATURAL』(アリア ザ ナチュラル)も放送された。2007年の9月にはOVA版が『ARIA The OVA 〜ARIETTA〜』(アリア ジ オーブイエー ~アリエッタ~)のタイトルで発売された。テレビアニメ第3期『ARIA The ORIGINATION』(アリア ジ・オリジネーション)が2008年1月より放送開始。
2006年9月には『ARIA The NATURAL ~遠い記憶のミラージュ~』(―とおいゆめのミラージュ)のタイトルでゲームも発売された。
この他にもキャラクターグッズやドラマCD化、画集発売などのメディアミックス展開を推進している。
AQUAについて
『AQUA』(アクア)は「月刊ステンシル」2001年3月号から同年11月号まで連載された漫画作品。『ARIA』の前編にあたる。連載中に、エニックスお家騒動が起こり、「月刊コミックブレイド」への移籍にあたって改題した。内容は完全に連続しており、実質的に『ARIA』とは同じ作品である。ただし、特にAQUAから読みはじめなくても内容は理解できる仕組みになっている。なお、現在ステンシルコミックスの『AQUA』は絶版となっており、マッグガーデンより新装版『AQUA』が出版されている。尚、この新装版の2巻には、『ARIA』の番外編として発表された2本のエピソードも収録されており、『AQUA』の時点では未登場だったキャラクターが出てくる話がある。
あらすじ
模板:ネタバレ 地球(マンホーム)出身の水無灯里(みずなし あかり)は、一人前の水先案内人(ウンディーネ)になることを目指し、AQUA(アクア)へやってきた。現在は先輩のアリシアと猫のアリア社長のいるARIAカンパニーで、半人前としてゴンドラ漕ぎと観光案内の練習をする日々を送っている。
ネオ・ヴェネツィアの優しい風景の中、成長していく灯里とその周りの人々の四季折々の生活を描く。
用語解説について
以下では本作品において特に重要な職業である水先案内人(ウンディーネ)についてのみ述べる。その他の様々な用語についてはアクア (ARIA)を参照のこと。
水先案内人(ウンディーネ)
この作品に出てくるウンディーネとは、観光専門のゴンドラ漕ぎのこと。女性しかなれない、アクアのアイドル的職業。(運搬などのゴンドラ漕ぎは全て男性が就く為、逆にいえばゴンドラを漕ぎたい女性は水先案内人になるしかない)
ウンディーネは手袋の有無が能力の目安となっており、見習いは両手袋(ペア)、半人前は片手袋(シングル)、一人前は手袋なし(プリマ)である(ただし、第3巻や第6巻で「両手袋」に「ダブル」とルビが振ってあるものがある。おそらく誤植)。これは腕のいいウンディーネほど無駄な力を入れずにゴンドラを操り、手にマメを作ることもなくなるため手袋が必要なくなるからである。
プリマ昇格にはゴンドラ協会が定期的に行う試験に通る必要があるが、ランク昇格には明確な基準は無く、各水先案内店や師事する先輩ウンディーネの指導方針に任されている。シングル昇格試験は「希望の丘」と呼ばれる場所を目的地としたクルーズで、これが試験であること・その位置や行程を口外する事は禁じられている。プリマに関しては試験方法や基準はすべて試験官による。プリマへの平均昇級年齢は18歳~20歳で、プリマになると各々が考えた通り名を名乗る事が許される。
基本的に営業ができるのはプリマのみだが、シングルでも指導員のプリマが同乗していれば営業が可能。(但し、トラゲット(渡し舟)に限りシングルのみでも営業可能。)料金はプリマと比べて格安だが、プリマが漕ぐゴンドラの方が安全かつ確実であるため、需要はあまりない。ちなみに作中で灯里は「代金を取らず、お友達として同乗させる」という裏技を時々使っている。「規則で禁止されているのは<シングル以下のウンディーネによる舟を使用した営業行為>であって、<人を同乗させること>自体は禁じられていないはず」という反対解釈によるギリギリの裏技だが、周囲の人々の寛容もあって黙認されているようだ。この裏技の考案者は灯里本人ではなく、暇つぶし目的でタダ乗りしようとしたサラマンダーの暁である(アニメではアイ。ただし、その前に暁もタダ乗りしている)。なお、シングルなら補助員としてプリマの漕ぐゴンドラに同乗することが出来る。ただし、アニメにはペアであるアリスがアテナや晃の漕ぐゴンドラに同乗しているシーンがあり、小説版にも同じようにアテナの漕ぐゴンドラにアリスが同乗している。そして月刊ウンディーネ第3巻(18月号)ではアリスがアテナの同乗の下ゴンドラを漕いで取材に応じている為、かなり臨機応変にこの規則は運用されていると思われる。
基本的な制服は統一されており、夏はセーラー服のようなシャツ(ただし、ARIAカンパニーのみデザインが大きく異なり、開襟シャツになっており、後ろの襟にのみセーラー服の形状を残している)、アンダーにはスリットの入ったワンピース、帽子、靴と指なし手袋、胸元にはリボンがついている。冬服は、長袖のワンピースの上から、首元にリボンのついたケープを羽織る(手袋のデザインも夏とは異なる)。会社毎に、服の模様、帽子、リボン、靴、手袋、およびワンピースのスリットの位置が異なっており、会社毎のアクセントになっている。また、袖や帽子には各社のロゴタイプが入っている。
登場人物
模板:継続中の作品 ARIAの登場人物は、漫画・アニメ作品「ARIA」に登場するキャラクターについて説明する。本作の特徴として主要な登場人物の姓あるいは名前は、ごく一部を除いて”あ”で始まっている。
なお、声優についての表記は、声:アニメおよびアニメ版ドラマCD/ゲーム/コミックブレイド版ドラマCDの順で記述する。 模板:ネタバレ
水先案内人(ウンディーネ)
ウンディーネ一覧 | ||||
---|---|---|---|---|
所属会社 | 階級 | 名前 | 通り名 | 備考 |
ARIAカンパニー | プリマ | アリシア・フローレンス | 白き妖精(スノーホワイト) | 水の三大妖精 |
天地秋乃 | グランドマザー | 2297年に引退 | ||
水無灯里 | 遥かなる蒼(アクアマリン) | |||
姫屋 | プリマ | 晃・E・フェラーリ | 真紅の薔薇(クリムゾンローズ) | 水の三大妖精 |
チコリー姉妹 | 不明 | 双子 | ||
アンナ・M・デバルディ | 歌の女神(アオイデ) | 派遣指導員・2302年中に引退 マンホームへ帰国予定 | ||
天地秋乃 | 不明 | 2281年にARIAカンパニーを設立し独立 | ||
藍華・S・グランチェスタ | 薔薇の女王(ローゼン・クイーン) | 姫屋の跡取り娘 | ||
シングル | あゆみ | |||
オレンジぷらねっと | プリマ | アテナ・グローリィ | 天上の謳声(セイレーン) | 水の三大妖精 |
アリス・キャロル | 黄昏の姫君(オレンジ・プリンセス) | 水先案内業界初の飛び級昇格 | ||
シングル | アトラ | |||
杏 | ||||
MAGA | プリマ | 茜・アンテリーヴォ | 不明 | 女優からウンディーネに転身 |
奇想館 | プリマ | アイラ・スワン | 陽気な小妖精(コロボックル) | 2302年中に引退 小学校の教員へ |
エンプレス | プリマ | アナスタシア・M・オーガスト | 踊り手(エトワール) | 2302年中に引退・寿退社 |
ARIAカンパニー
- 水無灯里(みずなし あかり)(Akari Mizunashi)
- 声:葉月絵理乃/水橋かおり
- 地球(マンホーム)の日本出身の女の子で15歳。身長155cm、1月30日生まれ、みずがめ座のA型。オールのナンバーは「4」。ウンディーネに憧れて水の星AQUA(アクア)へとやってきた。ウンディーネとしての階級は登場時は見習い(ペア)であったが、AQUA第1巻で昇格試験に合格、半人前(シングル)となった。
- 「はひっー」、「ほへ」、「はわわわわ」、「摩訶不思議」といった言葉が口癖。ARIAカンパニーの3階(屋根裏部屋)に下宿し、アリア社長とはいつも一緒に行動している。
- 前髪サイドをのばして、それを結んだ長い髪(後ろは普通のショートヘア)が特徴。暁には会うたびに「もみ子」(もみあげから)と呼ばれている。就寝時には猫耳つきのナイトキャップをかぶる。
- 夢見がちで素直な女の子で、感激した時などに思わず言ってしまうセリフは大抵藍華から「恥ずかしいセリフ禁止!」とつっこまれてしまう。また好奇心旺盛な性格で、素敵な物事にすぐ飛び付き、藍華やアリス達を呆れさせる事も。ゴンドラの操船練習の最中にすぐに他の事に目移りしてしまうという、集中力の散漫ぶりを度々藍華に注意されている。
- 天真爛漫な笑顔に、初対面の相手とも親しげに話すことができるなどの社交性と、思わず心を開かせる不思議な魅力を併せ持ち、ネオ・ヴェネツィアのあちこちに多くの知り合いがいる(ただし、お互い名前すら知らないことも多い)。その一方で何度か人ならざるものと一緒に、別の世界に迷い込みそうになるという経験をしている。
- 夜、真っ暗だと寝られないタイプである。
- 気候の整ったマンホームで育ったため、気候の変化(特に冬の寒さ)に弱く、アクア1年目ではそれに苦労するシーンが多々見受けられた。
- 舵さばきは、逆漕ぎ(客の前に立ち視界を遮ってしまうため、正しくない漕ぎ方)ならば、「無敵」と評されるほどスピードも速く上手だが、正しい漕ぎ方では速度が落ち、緊張すると更に遅くなってしまう。これはマンホームに居た頃、バーチャルネットでのシミュレーションを独学でやっていた際に間違えて覚えてしまったため。
- いつも持ち歩いているノートパソコンでメールを書いているが、メールの宛先が誰なのかは原作では謎のままである。ちなみに、アニメ版ではアイが送信相手だが、第1話のアクア到着時の回想シーンで、宇宙船内より謎の誰かにメールを送信している場面があった。また、アニメのラストでは、ほぼ毎回、アイによって、灯里からのメールに対する返事が語られる。
- 灯里、藍華、アリスの3人娘によるプリマ昇格レースでは二人に先を越されてしまったが、灯里自身も着実に成長している。漫画版54話で見られるように事務処理をこなし、また入社直後は逆漕ぎで覚えた為に初心者同様だった操舵も、(休日のリラックス加減と音楽の助けがあるものの)アリシアの愛弟子に恥じず、見る者を引きつける操船が出来る程になっている。
- 漫画版58話でプリマ昇格試験に合格、「遥かなる蒼(アクアマリン)」の通り名をアリシアから授けられた。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星3つ、接客は星4つ、舟謳は星3つに評価されている(注:評価はシングル時代のもので、プリマ昇格となった現在の評価は不明)。
- アリシア・フローレンス(Alicia Florence)
- 声:大原さやか/井上喜久子
- 灯里の先輩で、「水の3大妖精」と称えられている一人前(プリマ)ウンディーネの1人。通り名は「白き妖精(スノーホワイト)」。20歳。身長165cm、10月30日生まれ、さそり座のA型。オールのナンバーは「1」。
- ARIAカンパニーの正社員でグランマ(ARIAカンパニーの創設者)の最後の弟子にして、同社の実質的経営者。15歳の時プリマに昇格(ウンディーネ業界でのプリマ昇格最年少記録を保持していたが、アリスのプリマ昇格によって少々状況が変わった)。
- 口癖は「あらあら」「うふふ」。慈愛と母性にあふれ、アリア社長や灯里からも母親のように慕われている。いつも笑顔で落ち着いているエレガントな女性で、藍華を始め憧れる人も多い。グランマ曰く「なんでも楽しむ達人」。
- 幼い頃は幼馴染の晃と常に行動を共にしており、彼女の行く先々に付いて行っていた(もしくは彼女に引っ張られていた)。その晃がウンディーネを目指すのを見て自身もウンディーネになることを決めたが、その晃より先にプリマになったため、晃からはなにかとライバル視されている。
- その舵さばきは無駄がなく、かつ美しさも兼ね備えている。その魅力ゆえ彼女を指名する客も多く、1日丸ごと休める日が1ヶ月に1日あるか無いか……という多忙な生活を送っている。彼女の漕ぐゴンドラに乗るためにARIAカンパニーへ直接足を運ぶ客も珍しくはなく、ARIAカンパニーが現在社員2名で成り立っているのも彼女の業績が大きい。またトッププリマたる所以か、アクアの歴史・地理・風俗・その他様々な分野(温泉の概要や雪虫の生態など)の知識に明るい。それでいて物知りによくある嫌味さは全くない。
- 瓶ビール7本を1人で飲んでしまう程の酒豪である。趣味は色んな通販カタログを眺めることで、灯里が現在使用しているベッドも彼女が新人時代に買ったもの。第7巻および月刊ウンディーネ第2巻(13月号)、アニメ第2期第9話にて眼鏡を着用している姿が登場したが、視力が悪いのか(普段コンタクトレンズを着用しているのか)どうかは不明。アニメ版ではエアバイクの免許も持っている(ただしペーパードライバー)。
- なお、灯里がARIAカンパニーにやってきた際に3階の屋根裏部屋を灯里に譲り渡したため、現在は別所に住居を構えている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星5つ、接客は星5つ、舟謳は星4つに評価されている。
- アリア・ポコテン(Aria Pokoteng)
- 声:西村ちなみ/林原めぐみ
- ARIAカンパニーの社長で、白い大きな火星(アクア)猫。元は野良猫で、年齢は少なくとも20歳以上(グランマと出会ったのが2281年であることから)、誕生日は不明。鳴き声は「ぷいにゅ」。歩くと「ぽぷよん」などの足音(アニメでは『キテレツ大百科』のコロ助の足音に近い)がする。若干太り気味。作者曰く、「白くて丸いあんちくしょう(ビジュアル系)」。名前の由来は明らかにされていないが、グランマの命名。
- フクロの中が大好き。大抵は灯里と一緒に行動しており、度々猫の世界(アニメでは加えて過去の世界)への水先案内人となって彼女を導いている。同業者である姫屋のヒメ社長のことが好きだが、あまり相手にされていない。逆にオレンジぷらねっとのまぁ社長から好かれており、いつも「もちもちぽんぽん」(お腹の辺り。アリスの表現)を噛まれている。
- 糖尿病をアテナから懸念されるほどの甘党の上、食いしん坊で体重も10kgととても重い(獣医からもダイエットを勧められている)。しかしその割に動きは身軽で、灯里を始めほとんどの人間が平気でだっこやおんぶをしている。
- ドジで不器用なのだが、玉乗りに関しては初乗りにして片足乗りをするなど意外な才能を見せる。
- テレビ番組の「にゃんにゃんぷう」というヒーロー番組が好きなことや、パラレルワールドの存在を信じていることなどからして、子供らしい性格。よその家のトイレには1人では入れなかったり、注射器を前に全く身動きが取れなくなるなど、かなりの怖がりやでもある。
- また話の中で実際ににゃんにゃんぷうの格好をして、街を出歩き困っている人を助けるという「活躍」をしている。ちなみにアニメでは、にゃんにゃんぷうの格好をしていたもののヒメ社長以外全員にその正体がバレバレだった。
- 専用クローゼットには大量の衣装や帽子、更には水着などが保管されているかなりのお洒落さんだが、お風呂は嫌い。自分専用の小型電動ゴンドラを所有し、猫の集会に参加する時などの移動時はこれを自ら操船する。
- なお、この猫の集会の主催者である猫妖精(ケット・シー、後述)とは、何らかの関係があるようだ。それは、カーニヴァル時に、猫妖精扮するカサノヴァの率いる楽隊の一員だったり、同じく猫妖精が車掌を務める銀河鉄道の乗車券を灯里へ譲ったりしたことからも伺える。また、灯里がサン・ミケーレ島で「漆黒の君」に連れて行かれそうになった時(原作第8巻、アニメ第2期第20話)には、彼は風邪のために練習に付き合えず、彼女が帰宅するまで非常に心配をしていた。結局は猫妖精に助けられるのだが、このエピソードが描かれる「墓地の島」(原作第8巻)冒頭に、彼の不在を強調するような記述があったため、その関係性はかなり強いと思われる。
- 彼は20年前、とある場所で「何か」を待ち続けていたようである。(原作第9巻)その場所にARIAカンパニー社屋が建てられた。しかし、それが一体何なのか、そしてそれはまだ訪れていないのか、それとも既に訪れたのかは明らかになっていない。ただ、20年前と異なるのは、寡黙に待ち続けていた場所からも移動するようになった事、人などとのコミュニケーションを多くとるようになった事である。
- モデルは作者の飼い猫「アリア」。作者の別の読みきり作品「小さな聖夜(イヴ)」にもアリアという子猫が登場した。しかしその飼い猫「アリア」は連載中の2007年3月7日にこの世を去っている。
- グランドマザー
- 声:松尾佳子
- 本名は天地秋乃(あめつち あきの)。ARIAカンパニーの創設者。通称グランマ。50歳。身長140cm(コミックス10巻裏表紙裏)、9月23日生まれ、天秤座のB型。現在の水の3大妖精の以前の代に、30年間に渡りウンディーネ業界のトップに君臨した伝説の大妖精、そしてウンディーネ引退年齢の最高記録保持者。「グランドマザー」とは、その業績から現代ウンディーネの母と称えられた彼女に対する敬意と共に付けられた呼び名である(それ以前の通り名は不明である)。アリシアの師匠でもあり、アリスをはじめ多くのウンディーネが憧れとする女性でもある。
- かつては姫屋に勤務し16歳でプリマに昇格、以後14年に渡り不動のエースとして活躍していたが、日々忙しさに追われる生活にもったいなさを感じるようになり、その時まだ野良猫だったアリア社長と出会い独立を決意、30歳でARIAカンパニーを設立した。創設時は彼女1人しか在籍していなかったウンディーネも不定期ながら採用し、いずれのウンディーネも「伝説の水の大妖精」の弟子に恥じないウンディーネに成長した。その後40歳の時内勤メインにシフトし、46歳で最後の弟子アリシア・フローレンスのプリマ昇格を花道に引退、同時にARIAカンパニーの経営権をアリシアに譲渡した。
- 現在は、マンホームの日本の古き良き田舎をモデルとした村(城ヶ崎村)でのんびりと隠居生活を送っている。自宅の畑で栽培されている野菜には彼女の愛情がたっぷりと入っていてとても美味しい。
- 引退後はARIAカンパニー終身名誉顧問として、後進の行末を見守っている。
- 引退前(9巻Special Navigation等)と引退後で明らかに身長が異なっている。老人という事を意識したのだとは思うのだが、若干の謎。ちなみに、この点に関しては、10巻表紙裏4コマにて灯里が「伸縮自在っ!?」という突っ込みを入れている。また、この4コマの尺度を信用するならば、20年前の身長はアリシアと同程度である。
- Navigation52では”海との結婚”で本来ゴンドラ協会の理事長やネオ・ヴェネツィア市長(アニメ版)が務める総督(ドージェ)役を務めた。
姫屋
- 藍華・S・グランチェスタ(あいか えす -)(Aika S. Granzchesta)
- 声:斎藤千和/林原めぐみ
- 灯里の友達で姫屋の跡継ぎの女の子。16歳。身長160cm、2月2日生まれ、みずがめ座のO型。オールのナンバーは「8」。階級は登場時はペアであったが、AQUA第1巻で昇格試験に合格、シングルとなった。
- 姫屋を経営するグランチェスタ家の跡取り娘の為、姫屋では晃以外の社員から先輩ウンディーネの晃を差し置いて「さん」付けで呼ばれている。
- 口癖は「~禁止!」(最もよく使うのは「恥ずかしいセリフ禁止!」)。またびっくりすると「ぎゃーす!!」と叫ぶ。余談ではあるがコミックス巻末のおまけ漫画「ものぐさ倶楽部」では、天野こずえ本人が何度も「ぎゃーす!!」と叫んでいるため、本人の口癖をそのまま使っていると思われる。
- 幼少期、落ち込んでいた時に当時シングルだったアリシアと出会い、元気付けられたことがあった。それ以来ウンディーネを目指すようになり、現在も彼女に強い憧れを抱いている。
- 灯里とは当初、アリシアに会う口実を増やすために友達となったが、現在ではそれを抜きにして仲が良く、会社が違うにもかかわらず一緒に行動することが多い。合同練習も灯里やアリスを彼女が纏めるという形で行っている。アリスのことを「後輩ちゃん」と呼んでいる。
- 本人曰く「自分は少なくとも灯里やアリスよりはわりとしっかり者」ということである。
- アニメ第2期第7話によれば、好物はマルガリータ。生クリームがのった甘い物も好んでいる。負けず嫌いで勝気な性格であるが、反面涙もろかったり、怖がりやであったりする。AQUA第1巻にて布団を蹴っ飛ばし、ベッドから手足を投げ出している姿が見られたことから、寝相が悪いようである。また少々ガサツな性格で、晃に生活上の細かいことまで注意されているようである。
- 舵さばきは灯里とは正反対でスピードを出し過ぎる癖があり、その点をよく晃から注意されている。
- 漫画版57話で晃からプリマへの昇格試験を藍華と晃2人の完全オフの日に行う事を言い渡された。試験のシーンなどは描かれていないが無事合格(漫画版58話冒頭で忙しくなるので合同練習に参加できない旨を灯里に伝えるシーンが描かれている)。晃が苦心して考えた通り名の一つ「薔薇の女王(ローゼン・クイーン)」を名乗る。他に晃が考えた通り名は「わがまま女王」「さすがの姫っ子」「泣き虫セレナーデ」等である。
- また、プリマ昇格により姫屋新支店の支店長になることも明らかになった。
- ノームのアルに好意を持っていて、イベントの際には声をかけることが多い。反対にサラマンダーの暁とはあまり相性が良くなく、暁からは「ガチャペン」とあだ名されている。アリシアのようなウンディーネになれるよう願掛けをして髪を長く伸ばしていたが、バーベキューの最中に髪を燃やしてしまった(原作第7巻・アニメ第2期18話)ことをきっかけに髪の毛をばっさりと短くして、誰の真似でもなく、自分だけの大人の女性へとなるための第一歩とした。
- 小説版ではやりたい放題のアンジェラに対し、物凄い勢いで怒っていた。ちなみにこの小説版は挿絵が短髪で書かれていて、しかも舞台が冬ということで、前後関係としては第10巻以降の話になる。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星3.5つ、接客は星3.5つ、舟謳は星3.5つに評価されている。(注:評価はシングル時代のもので、プリマ昇格となった現在の評価は不明。)
- 晃・E・フェラーリ(あきら いー -)(Akira E. Ferrari)
- 声:皆川純子/三石琴乃
- 姫屋に勤めているプリマウンディーネ。アリシアの幼馴染で同じく「水の3大妖精」の1人。通り名は「真紅の薔薇(クリムゾンローズ)」。20歳。身長168cm、7月29日生まれ、しし座のO型。オールのナンバーは「27」。「27番」は、昔のF1フェラーリチームのエースナンバーを元ネタとしていると思われる。
- 口癖は「すわっ!」など(ただ、原作では彼女が大声を上げる際の効果音として使われており、口で直接言う事は少ない)。男勝りで口は悪く、少々強引な面が見られるが、面倒見が良く根は優しい女性。アリシアとは幼馴染で、シングルの頃は同じ会社に同期のいないアリシアを気にかけ、あれこれ照れ隠しの理由(「ARIAカンパニーを偵察して来いって言われたから」等)を付けてはARIAカンパニーにもよく顔を出していた。実は子供の頃、浮き島で暁・アル・ウッディーの3人に会った事があるのだが、晃本人は全く覚えていない。当時の一人称が「オレ」で、ボーイッシュな格好をしていたため、暁からは男だと勘違いされていた。
- 藍華曰く、「怒る時は怒るが褒める時はしっかり褒め、努力した分ちゃんと認めてくれる」とのことで、姫屋の跡取りである藍華に遠慮せずまっすぐ向き合ってくれる唯一の社員。そんな彼女の同伴指導は厳しく、かつて指導を受けた灯里・藍華・アリスの3人をことごとく凹ませたが、同時にネオ・ヴェネツィアの看板役でもあるウンディーネとしての責任感も彼女達に持たせた。また、自分への賛否両論を真摯に受け止める芯の強さも持っている。藍華も時折文句をこぼしつつも晃を慕っているようで、藍華の「~禁止!」の口癖もおそらく晃の影響だと思われる。尊敬する人物は姫屋の顕彰者で、現水先案内人ミュージアムの館長である明日香・R・バッジオ。子供(作中では主にアリスやアイ)を見ると脅かしたくなるらしい。大好物はくるみパンとピザ。また紅茶やワインなど、飲み物にも凝っている。
- 彼女が水の3大妖精へと昇り詰める事の出来たその所以は優れた接客能力にあり、下手をすれば反感を買ってしまいそうな「客いじり」も彼女は巧みに使いこなす。
- また、その容姿等から女性客からの人気が非常に高い。ゴンドラに案内するときの笑顔が(特に同性に)素晴らしく、藍華からは「必殺、レディキラー!」と呼ばれている。
- 「水の3大妖精」の3人のうち、1番最後にプリマに昇格した。天性の才能を持つアリシアとアテナに挟まれ自分に才能がないことを落ち込んだ事もあったが、幼少時代の藍華の言葉で「努力に秀でた秀才になればいい」と自分を取り戻し、プリマへと昇格した(藍華はこの事を覚えてない)。
- いずれは姫屋の偉大なる先輩4人に連なって殿堂入りし、オールナンバー「27」が永久欠番になるのは確実視されている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星5つ、舟謳は星4つに評価されている。
- ヒメ・M・グランチェスタ(Hime M. Granzchesta)
- 声:水橋かおり/井上喜久子
- 姫屋の社長で、地球(マンホーム)猫(外見はロシアンブルーに酷似しているが明確な品種は不明)。体重2.50kg、8月5日生まれ。
- 原作では今のところ鳴いていない、無口で気高い猫で、基本的に無表情である。アリア社長に好かれているが彼女自身はあまり相手にしていない。藍華といつも一緒にいる。彼女もケット・シーの行う猫の集会に参加していた。箱の中が好き。いつも冷静な彼女だが、毎年健康診断の時には飛び跳ねて逃げ回るほど注射が嫌い(ただし、その時でも表情は冷静なまま)。
- ゴンドラの先端部がお気に入りで、運漕しているゴンドラに乗っている時はよくその場所でおすわりしている。
- なお、一度だけではあるが、アルに会いに行く藍華に付き合う形で服を着ておめかししていた。
- モデルは作者の飼い猫「みーすけ」。しかし連載中の2004年10月28日に他界している。
その他
- あゆみ
- アトラ、杏と同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。一人称は「ウチ」、口癖は「っかー」など、ボーイッシュでサッパリとした性格。
- ウンディーネの仕事の中では観光案内よりも地元密着色が強いトラゲットに情熱を注いでおり、ほとんどのウンディーネがプリマを目指す中、あゆみだけはトラゲット専門のウンディーネとしてシングルを貫くことを決めている。
- トラゲットに初挑戦した灯里の腕前を「プリマになるのも時間の問題」と高く評価した。
- なお、セリフはなかったが、アトラ、杏とともにNavigation52で再登場、「海との結婚」でのシングル編隊で藍華の一つ後ろに配列された。
- アーサー・C・グランチェスタ
- 姫屋の創設者。アクア入植第一世代。
- アガサ・ファンジオ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー5。
- アンナ・S・D・シルバ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー12。
- 明日香・R・バッジオ
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー2。現時点で姫屋最後の顕彰者。
- 天地秋乃
- 姫屋ウンディーネOGの一人。オールナンバー1。2281年に独立してARIAカンパニーを設立。詳細はグランドマザーを参照。
- アンナ・M・ディバルディ
- 姫屋のウンディーネ。通り名は「歌の女神」。派遣指導員・2302年中に引退しマンホームへ帰国予定。
オレンジぷらねっと
- アリス・キャロル(Alice Carroll)
- 声:広橋涼/齋藤彩夏
- オレンジぷらねっとに勤めるウンディーネ。14歳(現在は15歳と思われる)。身長145cm、9月1日生まれ、おとめ座のB型。オールのナンバーは「18」。利き手は右手。ミドルスクールのゴンドラ部での活動実績をスカウトされ、オレンジぷらねっとに入社する。
- 初登場時はまだミドルスクールに通いながら修行をしていた。ペアでありながらもかなりの実力(主に操舵術)を持つがお世辞がいえない性格のせいで同僚からは尊敬ゆえではあるが少し敬遠されている。異例の採用という事で注目を浴び、専門誌でも特集記事が組まれた。彼女に憧れてファンになる子も多い。
- 趣味は散歩。アニメやアニメ版ドラマCDでは、ミステリー小説を読むこと、ホラー映画を鑑賞なども趣味とされた。謎の毬藻状キャラクター「ムッくん」が大好き。口癖は「でっかい○○です」。普段は大人びているが「自分ルール」など時折年相応(あるいは実年齢よりさらに下)の子供っぽさが垣間見えることもある。
- 独りで練習していた時に偶然灯里と藍華に出会って以来、2人とともに行動することが多くなる。今では3人での合同練習は日課のようになっており、アリス自身も2人を「先輩」と呼び慕っている。生まれて間もない捨て猫だったまぁを拾ったのも彼女で、まぁとは最も仲がよい。オレンジぷらねっとの寮ではアテナと同室。ドジっ子であるアテナの補佐役をすることが多いが心では尊敬し慕っている。
- グランドマザーの家へ研修(遊び)に行った際に彼女に感化され、彼女への尊敬と共に将来は彼女のような女性になるのだと強く心に誓っている。
- 新装版AQUA第2巻にはアリスが登場する番外作品が収録されているが、彼女の本編初登場はARIA第3巻である。
- 社交的な灯里と正反対で、無口で無愛想で人付き合いは非常に苦手。一級品の操舵術の一方、営業スマイルがうまくできなかったりガイドの声や曲がり角で掛ける声が小さい等、接客面が欠点だったが、練習を重ねることによって上達していった。
- 長らく学業と両立しながらのペアでの修行が続いたが、ミドルスクールを卒業。またこれに伴いアテナによりシングル昇格試験を実施。持ち前の操舵術に加え接客術、舟謳の向上が認められ異例かつ前代未聞の飛び級でプリマへの昇格を果たした。結果として、後輩三人組の中で一番早く一人前昇格を果たした事になる。通り名「黄昏の姫君(オレンジ・プリンセス)」はアテナから与えられた。ちなみに、卒業したのが14~15歳程度と考えると、アリシアのプリマ昇格最年少記録と同等、もしくは破ったことになる。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星2つ、舟謳は星2つに評価されている。(注:評価はペア時代のもので、プリマ昇格となった現在の評価は不明。)
- アテナ・グローリィ(Athena Glory)
- 声:川上とも子(舟謳は河井英里)
- オレンジぷらねっとに勤めるプリマウンディーネ。アリシア・晃と同じく「水の3大妖精」の1人であり、彼女たちとはシングル時代からの旧友でもある。通り名は「天上の謳声(セイレーン)」。21歳。身長170cm、12月24日生まれ、やぎ座のAB型。オールのナンバーは「36」。オレンジぷらねっと運営のウンディーネ養成学校出身でその中でも“最高傑作”と称される。
- アリスとは同室で、同僚から敬遠されがちな彼女のことを気にかけている。気配りの達人だが、自分の事となるとバナナの皮に滑って手も付けずに転ぶ、小説版では何も無い所で転ぶなどかなりのおっちょこちょいで、後輩であるアリスにも呆れられるほどのドジっ子ぶりである(意識して行動するとてきぱきと動けるようだが、すごく疲れるので普段はやらない)。しかしウンディーネとしての力量は確かなものである。特にカンツォーネはCDを出すほど上手く、彼女がシングルの見習いだった頃から既に噂が立つほどの腕前であった。彼女が初心を忘れないためにペアの時から使用し続けているオールのナンバー「36」は、現在ではオレンジぷらねっとのエースナンバーとなっている。
- アリス曰く、浮かれている時ほどおっちょこちょいらしいが、最近ではその大半がアリス絡みのことだったりする。晃とはライバル会社ということもあり、(晃からの一方的な)敵対関係だったが、その後アリシアも含め3人で合同練習を行ううちに緩和され、今では3人ともお互いに親友と呼べる存在となっている。稀に突拍子もないことをしてみんなを驚かせることがある。低血圧で朝に弱い。笑うと全身が小刻みに震え、大概の人には怒っていると勘違いされてしまう。彼女の冗談は笑えない物や的の外れた物が多く、言われた相手は面食らうしかない。暇な時や夜寝る前には、読書している事が多い。また、意外にノリがいいのか、アニメ版ではレデントーレの際、アリア社長やアイと一緒ににゃんにゃんぷう体操を踊った。ちなみに原作の場合、レデントーレの話の時点(第4巻)ではまだ登場していなかったため、招待されていない(原作初登場は第5巻)。
- 小説版にてオペラ歌手にスカウトされるが、きっぱりと断っている。
- The NATURAL版PERFECT GUIDE BOOK掲載のキャラクター分析(技能評価)では、操舵は星4つ、接客は星4つ、舟謳は星5つに評価されている。
- *ディスコグラフィー - ベスト・オブ・天上の歌姫(OPレコード)
- まぁ(Maa)
- 声:渡辺明乃
- アリスが拾った元野良猫の火星(アクア)猫で、まだ仔猫。体重1.20kg、11月22日生まれ。
- 灯里達が待ち合わせに使うカンポにある日突然現れ、寝ている所を最初に来たアリスに発見される。現在はオレンジぷらねっとの社長である。小さくて分かりづらいがちゃんと青い目をしている。
- アリスとはいつも一緒にいて、最も仲が良い。噛み癖があり、お気に入りであるアリア社長の真っ白いおなか「もちもちぽんぽん」をよく噛んでいる。基本的にとろいが、この時と食事中だけは素早い。また基本的に寝てばかりなので、メインの出番がない回ではほとんどのコマを寝て過ごしていることもしばしば。
- 名前の由来は抱き上げた時に「まぁ」と鳴くからで、アリスの命名。アリスが男の子と勘違いしたため、当初彼女からは「まぁくん」と“くん”付けで呼ばれていたが、本当はアリア社長のことが大好きな女の子。
- 余談だが、登場後にまぁくんにそっくりの猫(ただし白黒猫)が作者の元にやってきて、当然のごとく「まぁ」と名付けられた。
その他
- アトラ
- あゆみ、杏と同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。
- 半年前にプリマ昇格試験に落ちてからは、自分と杏を担当する試験官が、どんなに頑張っても全否定するばかりで評価してくれない(と彼女が思い込んでいる)ために、プリマになることを諦めて、あゆみと同じトラゲット専門のウンディーネを目指そうかと考えていた。しかし、あゆみ、杏、そして灯里に諭され、励まされてまた諦めず再挑戦することを決意する。
- セリフはなかったがNavigation52であゆみ、杏とともに再登場、「海との結婚」のシングルの編隊で灯里の右隣に配置された。ポニーテールで眼鏡っ娘である。
- 杏(あんず)
- あゆみ、アトラと同じく灯里がトラゲットでチームを組み知り合ったシングルのウンディーネ。
- 灯里と出会う前に何度もプリマ昇格試験に落ちているが、落ち込んでもすぐに前を向いて練習に励み、何度も諦めずにプリマ昇格試験に挑戦し続けている。なお、原作第3巻カバーの見返しにある作者の思いは、彼女の口をもって、あらためて語られている。
- セリフはなかったがNavigation52であゆみ、アトラとともに再登場、「海との結婚」のシングルの編隊でアトラの後ろ(灯里の右後ろ)に配置された。
- アレサ・カニンガム
- オレンジぷらねっとオープン時のメンバー。
- 明海・S・ジョーンズ
- オレンジぷらねっとオープン時のメンバー。
火炎之番人(サラマンダー)
- 出雲暁(いずも あかつき)(Akatsuki Izumo)
- 声:野島裕史/少年時代:三瓶由布子/草尾毅
- サラマンダーの半人前で灯里の最初の客。18歳。身長178cm、1月8日生まれ、やぎ座のO型。
- 生まれも育ちも浮き島で、下に来ることはあまりない。ウッディーやアルとは幼馴染である。アリシアに憧れているが、アリシア本人には灯里のことが好きと勘違いされている。ただ最近の様子を見る限りでは、暁自身は固く認めようとしないものの、本当に灯里が気になってきた可能性もある。
- Navigation09では眠ってしまった灯里に、暁が巻いていたとみられるマフラーが、グルグル巻きに巻きつけられているシーンがある。
- 灯里のことを「もみ子」と呼び、出会う度に灯里の「もみあげ」を引っ張る。その例として「ビッグダブルもみあげ落とし」という技を披露したり、マフラーのように首に巻いたりしたこともある。暁本人としては、灯里をからかっているだけという意識しかないのであろうが、灯里の髪に意識して触れたことがあるのは暁だけ、という事実に全く気がついていない。
- 藍華のことは「ガチャペン」と呼び、その仕返しとばかりに藍華には「男のくせにポニーテール」だから、と「ポニ男」と呼ばれている。
- 年の離れた兄が1人いる(後述)。幼い頃は自分を人造人間だと思っており、小さい頃はよくそれで兄に遊ばれていた。子供のころに学校の遠足で浮き島に来た晃と決闘(滑り台を如何に格好良く滑るかで勝負)したことがある。ちなみに決闘の原因は、晃が暁をダメ男呼ばわりしたことである。
地重管理人(ノーム)
- アルバート・ピット(Albert Pitt)
- 声:渡辺明乃/田中真弓
- 通称アル。ノームの青年。19歳(実は男性3人組の中で最も年上)。身長140cm、5月20日生まれ、おうし座のAB型。
- 見た目は小さな男の子だが、これはノームは平均して身長が低いためである。見た目が見た目なのでよく子供扱いされるが、言うことは少々親父くさい。また原作ではそうでもないが、アニメではかなり親父ギャグ(本人曰く「マンホームの高等古典」)を連発する癖があり、あまりのくだらなさから藍華のみならず灯里にまでも「親父ギャグ禁止!」と言われたことがある(なお、親父ギャグの初登場は原作7巻の表紙裏4コママンガである)。また、魅力的なものに対して「ドキンコ」と表現する。ノームとしては半人前ながら中々の力量を持っている。
- 浮き島の出身で、暁とウッディーとは幼馴染で、年上の彼が3人の纏め役だった。昼間地上に出る時以外は普通のメガネを使用する。また普段暗い地下空間にいるにもかかわらず、暗いところは苦手で、恐怖からか饒舌になる。本人曰く「地下は照明設備が充実してますから」とのこと。しかし夜目は効く。星に関する知識が豊富で、星絡みのイベント(お月見など)には藍華によく誘われる(が、本当の理由が別にあることは間違いない)。
- なお藍華に対し「海との結婚」の時に使う指輪をプレゼントしたり(この指輪は父親からもらうのが通例だが恋人からもらうのがベスト)、買い物に誘ったりと彼なりにも彼女を意識し始めている(いわゆる「友達以上恋人未満」)。
- アパじいさん
- 声:立木文彦、大木民夫/ゲーム版:中村正
- ベテランのノームで、アルの師匠にあたる老人。お菓子が大好きで、アルが地上へ行く際にはよく買ってくるように頼んでいる。アルよりも小柄でアリア社長と背丈がほとんど変わらない。まだ半人前のアルに仕事を任せたり(お菓子を食べるためであったりするが)、仕事ぶりをほめているところから、アルの技量は十分に認めているようである。何故か地下の仕事場でもサングラスを着用している。
風追配達人(シルフ)
- 綾小路宇土51世(あやのこうじ うど 51せい)(Udo Ayanokohji LI)
- 声:うえだゆうじ/少年時代:斉藤貴美子
- 通称ウッディー。シルフの青年で、「浪漫飛行社」に勤めている。18歳。身長185cm、8月8日生まれ、しし座のO型。
- 空を飛ぶことを泳ぐと言い、さも当たり前のことであると言い切っている。そのことを回遊魚の生態とかけて、自分のことをマグロに例えている。口癖は「~なのだ」。陽気で前向きな性格。結構博識でもあるが、地図がないと配達もままならないほどの方向音痴。ひょんなことから灯里と出会い、一緒にエアバイクで荷物運びを行う(ちなみに、その後ある噂が広まってしまったため、その事は2人だけの秘密となっている)。
- 暁とは家が隣同士の幼馴染で、暁のことは「あかつきん」と呼んでいる。アルとも幼馴染。小さなサングラスのようなメガネをかけている。
- アリスからは「ムッくん」と呼ばれる。曰く「ムッくんとでっかいそっくり」らしい。第9巻カバー裏のおまけ4コマ漫画では、アリスからムッくんのカツラをプレゼントされている。
- 余談だが、彼は作者の作品の1つ『浪漫倶楽部』の綾小路部長の子孫と思われる上に、彼の母親は『浪漫倶楽部』に登場した源氏雛子に少々似ている。またAQUA第2巻に彼にそっくりな夜光鈴売りのおじさんが登場するが、関係性があるかは不明。
その他の人物
- 郵便屋のおじさん(ゆうびんや-)
- 声:清川元夢/千葉繁
- 通称(?)郵便屋さん。本名は庵野波平(あんの なみへい)。55歳。身長148cm、7月23日生まれ、しし座のO型。
- 灯里が初めてアクアで仲良くなった初老の男性で、ネオ・ヴェネツィアにあるカンナレージョ郵便局に勤めている。仕事を自身の楽しみと言える程、その職歴は長い。灯里とは一緒にゴンドラに乗ったり雑談をする間柄。他の郵便局員からは「長老」、「じい」と呼ばれていて、またポストの郵便袋を取り替える手さばきは長老の名に恥じぬような見事なものである。小柄だが意外と力持ちである。
- アクアの郵便事業のマークは何故か日本の逓信省(後の郵政省。郵政公社に組織変更以降は慣例的に使用されているが、正式なCIマークではない)のマークが使われているが、原作者が〒マークが日本独自の物であることを知らなかったという可能性が考えられる。ただし、このネオ・ヴェネツィアでは日本語も使用されており日本文化もアクアの文化の一つとして定着している可能性もあり一概には言えない。
- 猫妖精(ケット・シー)(Cait-sith)
- 声:ゲーム版:丹沢晃之
- マンホームのハイランド地方の昔話に古くから伝わるすべての猫の王様で、胸に白いブチのある牡牛くらいの大きさのある黒猫。伝説上の存在かと思われたが、実際に灯里が何度か遭遇しており、カーニヴァルのカサノヴァをしていたり、銀河鉄道の車掌をしていたりと謎の猫である。灯里はサン・ミケーレ島で「漆黒の君」に連れて行かれそうになった際に(原作第8巻、アニメ第2期第20話)、彼に助けられたことがある。このようなことからも、灯里に少なからぬ関心を持っているらしいことが伺える。アリア社長とヒメ社長は彼の行う猫の集会に参加している。ちなみに彼がカサノヴァだということを知っているのは人間では灯里のみ(アニメではアイも)であると思われていたが、灯里が話していたのか原作53話でアリスと藍華も知っている事が判明する。
- また、同話ではアクアに伝わる7不思議を全て体験した灯里の前に現れ、別れを告げる。
- 民話についてはケット・シーを参照。
- 暁の兄(あかつきのあに)
- 声:江川央生(少年時代は奈良徹)
- 暁とは歳の離れた兄。本名は出雲新太(いずも あらた)。一人称は「オイラ」。年齢は第7巻番外編から推定して24~27歳(あくまで日本の義務教育で判断した場合)。仕事は、アクアとマンホーム間での貿易商を営んでいるウッチェッロ・ミラグラトーレ社の貿易実務担当。そのため、めぼしい商品などを見つけてはアクアとマンホームを忙しく行き来している(一年の大半を星間船の中で過ごしているほど)。この会社は新太が独立して立ち上げた物なので、貿易実務担当と社長を兼務している事になる。
- 難関である中央大学を卒業後、中堅商社に入社し数年後に独立。なお、この「中央大学」については何処かに存在する「Central University」の事であり、実在する日本の「中央大学(Chuo University)」とは違うと思われる。
- ARIAカンパニーへネオ・ヴェネツィアの工芸品であるネオ・ヴェネツィアンガラスの運搬を依頼するために訪れ、その際に灯里を漕ぎ手に指名したことがある。これが灯里にとって初めてのお客様からの指名となった。
- 弟である暁は、彼にとっては「出来の悪い弟」であり、からかい甲斐のある相手のようである。また灯里とアリシアに彼の過去を世間話で持ち出すなど、弟に対しては全く遠慮が無いようである。
- なお、第7巻番外編で彼が着ている学ランは、浪漫倶楽部の舞台である夢ヶ丘中学校の学ランと同じデザイン(かつて流行った「短ラン」と呼ばれるもの)であるが、関係があるかは不明(おそらく作者の遊び心かと思われる)。
- 暁の母(あかつきのはは)
- 声:飯塚雅弓
- 暁の幼少時代の話、原作第7巻「人造人間」(アニメ第22話「その アクアを守る者よ…」)、小説版に登場。
- 自らを「人造人間」と称する暁を暖かく見守る、心優しい母親。ちなみに、とても2人の子供がいるようには見えないくらい、若くて可愛いと評判の容姿をしている。暁が成長した後もその容姿は変わっていないようで、小説版で灯里が暁の家へお邪魔した際、そのあまりの若さに驚いていた。
- カフェ・フロリアン支配人(-しはいにん)
- 声:石塚運昇
- 本名アントニオ・コルレオーネ。大柄で人の良い初老の男性で自称サン・マルコ広場の達人。その名のとおり、カフェ・フロリアンの支配人である。アリシアが同カフェで行われたゴンドラ協会の会合の時にカフェで待っていた灯里と仲良くなり、彼女を幸せの達人と褒め称えた。
- ガラス職人の青年(がらすしょくにんのせいねん)
- 声:宮田幸季
- 本名J・J・アントン。ネオ・ヴェネツィアンガラス職人の見習い。灯里の初指名である食器の運搬に立ち合いとして同乗する。師匠である親方(マエストロ)を非常に尊敬していて、そのためネオ・ヴェネツィアンガラスを侮辱されることにとても傷つき、ふてくされていたが、灯里の言葉に胸を打たれ元気を取り戻し、彼女のファンになる。暁の兄曰く「弟のライバル」。職業柄、ヴェネツィアンガラスの知識が非常に豊富である。なお、彼のエピソードはアニメ版では第2期「The NATURAL」11話に相当するが、それより前に第1期最終話にもワンカットだけモブキャラクターで登場している。
- アイ(Ai)
- 声:水橋かおり
- アニメオリジナルキャラクター。マンホーム出身。アニメ版の灯里のメール相手となる女の子。
- 最初はアリシアのゴンドラに乗りたがっていたが、アリシアは予約がいっぱいだと知り、灯里のゴンドラにお友達として乗ることにする。当初は年の離れた姉アヤメ(声:木川絵理子)が新婚旅行で行ったアクアの自慢話ばかりをするのでアクアもネオ・ヴェネツィアも嫌いになっていたが、親の好意でアクアに連れてって来てもらい、灯里と藍華の2人と友達になったことで次第にアクアもネオ・ヴェネツィアも好きになる(なお、アリシアのゴンドラに乗りたがっていたのは姉が前来たときに乗っていたため)。次に来る時はアリシアではなく、灯里のゴンドラに乗ることを約束する。その後、年越しの時に姉家族とともに再びアクアを訪れる。この時灯里とともにアリア社長を探しに行った際に、灯里とともに入植時代のアクアを目撃した。その後、カーニヴァルの日までARIAカンパニーにホームステイし、カーニヴァル当日、灯里とともにカサノヴァの正体を知る。
- なお番外編では、カフェ・フロリアン店長とも知り合いになっている。きっかけは、迷子だったのを助けてくれたことからだが、顔が強面の店長をはじめは誘拐犯だと誤解してしまった。しかし、後の自分に対する振る舞いから紳士であると分かり、そのことを謝っている。
- 星野明子(ほしの あきこ)(Akiko Hoshino)
- 声:浅田葉子
- アニメオリジナルキャラクター。マンホーム出身。アニメ第1期第12話で灯里とアリア社長がアクア開拓時代にタイムスリップした際に出会った女性。訪れた町で学校の先生をしていた。思考や言動が灯里と良く似ていて、お互いに親近感を持つようになる。ピートというマンホーム猫を飼っていて、こちらもアリア社長と仲良しになった。
- 初めは灯里とのアクアの現状の食い違いを不思議に思っていたが、最後には灯里の正体を悟ったようで、別れ際灯里達に「さようなら、私のアッヴェニーレ(未来)」と告げた。
- ちなみにこの話で、メインキャラに似たご先祖様(?)が町の人達として登場していて、彼女の場合はフィッシュボーンこそ無いものの、前髪がアリシア似である。
- アッシュ・ベリル
- 小説版に登場したキャラクター。オレンジぷらねっとの親会社アマデウス財団と双璧をなすベリルカンパニーの社長の甥で、伝説と呼ばれたオペラ「水の妖精」を完全に再現するために、ネオ・ヴェネツィアを訪れ、灯里達と知り合いになる。マンホーム出身のため分からない事が多く、2日がかりでシャワーを浴びる羽目になっている。
- アクアを訪れた理由は、夢に出てきた女の子(マンホームで予定されていた「水の妖精」の主演者アデリーナ)が気になったため。
- 最後には水の妖精の資料を全て集める事に成功し、アンジェラに脚本を書き直させる事に成功している。
- 小説版の終章でヴァローレ劇場(オペラ:水の妖精の上演劇場)の支配人に就任したことを灯里、藍華、アリスの3人に明らかにしている。
- アンジェラ・ベリル
- 小説版に登場したキャラクター。ベリルカンパニー社長の一人娘でアッシュ・ベリルの従姉。年齢は20代前半とみられる、水の妖精の資料の一部を元に、そのオペラを捏造しようとしていた。
- 2歳の時から音楽に精通していて、見ず知らずの楽譜を初見で弾きこなした。
- 晃とアテナを間違えたり、アテナをオペラ歌手としてスカウトしたりなどやりたい放題で、藍華からかなり嫌われている。
- 最後にはアッシュの情熱に負け、脚本を全て書き直した上、最後の部分のアレンジを行った。
- 火鳥(かとり)
- 声:鈴木千尋
- 月夜(つくよ)
- 声:中原麻衣
- ともに第7巻およびアニメ第2期第9話で、灯里のお客としてゲスト出演したキャラクター。『浪漫倶楽部』の主人公とヒロイン。灯里も気が付かなかった素敵な小庭園を見つけて、灯里を驚かせた。ちなみに、火鳥の帽子のツバ部分にはちゃんと原作・アニメ両方ともローマ字で「KATORI」と書かれている。
- 空(そら)
- 声:くまいもとこ
- 綾乃先生(あやのせんせい)
- 声:松来未祐
- ともにアニメ第2期第4話にゲスト出演したキャラクター。担任の先生が結婚するため、お別れの手紙を届けて欲しいという少年とその担任として登場。2人は同じ天野作品の『魔法の郵便屋さん』(短編集第2巻『空の謳』収録)という作品に登場。
- 青年(せいねん)
- 声:下野紘
- ゲームオリジナルキャラクターで主人公。都市工学を専攻するマンホーム出身の大学生で、大学の教授から与えられた課題の一環としてネオ・ヴェネツィアを訪れた。
- 灯里たちのゴンドラに乗船中、財布を落としてしまい、生活費が送金されるまでARIAカンパニーでウンディーネの修行をすることになる。
- 真章・ミラージュルートでは彼が作り上げたネオ・ヴェネツィアのMAP、及び彼や灯里たちの行動がネオ・ヴェネツィアに住む大勢の人々の命を救う結果となる。
- 謎の少女(なぞのしょうじょ)
- 声:稲村優奈
- ゲームオリジナルキャラクター。主人公の青年の前に度々現れる。
- 真章・ミラージュルートでは主人公に自分の正体を明かし、今後のアクアに関しての重要なメッセージを伝える。
- アイネ
- 声:稲村優奈
- ゲームオリジナルキャラクター。主人公が昔マンホームで一緒に暮らしていた猫。死んだと思われていたが…。
- あきひろ君
- 声:下野紘
- ラジオ「ARIA the Station Due」オリジナルキャラクター。ジュデッカ島にあるジュデッカ高校ゴンドラ部エースで、アリシアさんの大ファン。ウンディーネを夢見ていたが男はなれないことにはレースで相手の選手に指摘されるまで気づいていなかった。
- アイネ
- 声:KAORI
- ラジオ「ARIA the Station Due」オリジナルキャラクター。灯里が出会ったネオ・ヴェネツィア音楽大学声楽家学生。その正体は幽霊。上記の「アイネ」との関連は不明。
- アルセーヌ・R・ミツヤ
- 漫画家。人気漫画「プリマをねらえ!」を連載中。
- アンナ
- ミドルスクール時代のアリスの同級生。
登場する企業
- 株式会社カナーレ書房
- 「月刊ウンディーネ」を出版しているという架空の企業。編集員にアレックス・マッツォーネ、アウリ・レオーネ、アルデ・M・アームストロング、アムロ・T・Hらがいる。
- 女王カンパニー(クイーンカンパニー)
- 漫画家アルセーヌ・R・ミツヤが連載中の漫画「プリマをねらえ!」に登場する水先案内店。ウンディーネにアイリス、アリエル、綾音、アミ、アネモネ、揚羽というキャラクターがいる。「にゃんにゃんぷう」同様、アニメ放送もある様である。
- 綾音(声:西村ちなみ)がNeo VENEZIA INFORMALE APPRESSOの#1に出演し、通り名を「気高き薔薇」と名乗った。
- 海猫運送
- 原作に登場したシルフ(風追配達人)会社。
既刊一覧
- AQUA 1巻 - 発売日2001年7月27日 ISBN 4757505043(エニックス版)(絶版)
- AQUA 2巻 - 発売日2002年3月27日 ISBN 4757506473(エニックス版)(絶版)
- AQUA 1巻 - 発売日2003年10月3日 ISBN 4901926896(マッグガーデン版)
- AQUA 2巻 - 発売日2003年10月3日 ISBN 490192690X(マッグガーデン版)
- ARIA 1巻 - 発売日2002年10月10日 ISBN 4901926128
- ARIA 2巻 - 発売日2003年3月10日 ISBN 4901926365
- ARIA 3巻 - 発売日2003年7月10日 ISBN 4901926713
- ARIA 4巻 - 発売日2004年2月10日 ISBN 4861270162
- ARIA 5巻 - 発売日2004年8月10日 ISBN 4861270626
- ARIA 6巻 - 発売日2005年1月11日 ISBN 486127110X
- ARIA 7巻 - 発売日2005年9月10日 ISBN 4861271940
- ARIA 8巻 - 発売日2006年1月10日 ISBN 9784861272240(初回限定版 ISBN 4861271762)
- ARIA 9巻 - 発売日2006年7月10日 ISBN 4861272823
- ARIA 10巻 - 発売日2007年3月30日 ISBN 9784861273704
- ARIA 11巻 - 発売日2007年10月3日 ISBN 9784861274312(初回限定版 ISBN 9784861274015)
- ARIA 12巻 - 発売日2008年3月10日(予定)
マッグガーデン版以降ではガイドブックを含めてカバーをはずすと書き下ろし四コマと各社長と各キャラクターのプロフィールを見ることができる。なお、本編作品では4コマでの中心キャラクターおよびプロフィールのキャラクターは、1ページ目の見開きおよびカバーの裏表紙に描かれているキャラクターと同じである。
この他、英語版、イタリア語版、ドイツ語版、スペイン語版、中国語版、韓国語版、インドネシア語版、タイ語版も出版されている。アメリカではARIAがADV Mangaにより出版されていたが、売り上げが伸びず迷走状態が続き、最終的にARIA3巻までで翻訳が打ち切られてしまったが、その後のファンの要望でTOKYOPOPが英語版とドイツ語版をAQUAも含め翻訳出版することが決定した。
アニメ
キャラクターが登場する時期が原作より早いため、行事など主要人物がそろうエピソードでの矛盾が少ない。
音楽面では、敢えて打ち込みに頼らずアーティストの演奏というアニメとしては非常に珍しい形を採用したこともあいまって、評価は高くバラエティ番組等でも頻繁に使用される(この傾向は「あずまんが大王」でも見られた)。
テレビアニメ第1期
『ARIA The ANIMATION』(アリア ジ アニメーション)のタイトルで、2005年10月~12月の間、テレビ東京系列([TXN]])6局およびAT-Xで放送された。更に2006年4月1日よりGyaOにて配信された。
またびわ湖放送では2006年4月11日より半年遅れで放送されたが、深夜アニメを放送することがほとんどない同局での、しかも夕方の子供向けアニメの時間帯で放送という異例のことであった。表現上の問題は特にないと見られる。
始まり方がアニメとしては特殊で、最初に「ゴンドラの夢」をBGMとし、メインキャラの会話と本編からアリア社長登場シーンの継ぎ合わせによるアバンタイトル(雰囲気は一般の「次回予告」に近い)を放送した後にCMが入り、本編が始まってしばらくした後にオープニングテーマが流れ、クレジットタイトルが開始されるがオープニング中もストーリーは進むという形式を採っている。ただ、雰囲気を出すため基本的にオープニング中の映像はネオ・ヴェネツィアの風景やキャラクターたちの行動を映したものが中心で、セリフは少なめである。
スタッフ
- 企画:保坂嘉弘、春田克典、中村直樹、関一郎
- 監督・シリーズ構成:佐藤順一
- 助監督:布施木一喜
- キャラクターデザイン・総作画監督:古賀誠
- 美術監督:西川淳一郎
- レイアウト監修・エンディング演出:荒川眞嗣
- 色彩設計:川上善美
- デザインワークス:春日井浩之
- 撮影監督:吉田寛(スタジオコスモス)
- デジタルワークス協力:Production I.G
- キャスティング:好永伸恵(フォニシア)
- 編集:西山茂
- 録音:川崎公敬
- 編集/録音スタジオ:タバック
- フォーマット編集:岡田和憲、丸尾恵美(キュー・テック)
- エンディングコンテ:数井浩子
- 効果:和田俊也(スワラプロダクション)
- 選曲:佐藤恭野
- 演出助手:名取孝浩
- 企画協力:萩原達郎(『月刊コミックブレイド』編集部)
- 音楽:Choro Club feat. Senoo
- 音楽制作:ビクターエンタテインメント
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 取材コーディネーター:駒谷卓(m-cube)
- 番組担当:東不可止(テレビ東京)
- 番組宣伝:黒田多加恵(テレビ東京)
- アシスタントプロデューサー:市井美帆
- SPECIAL THANKS:岩崎善浩、三上康博、八田伸作、上玉利純宏、吉田博昭、橋本義賢
- プロデューサー:立石茂、内田哲夫、日向泰隆
- アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
- 製作:ARIAカンパニー
※明記されていないが、音響監督は監督である佐藤順一が務めており、この後のシリーズでも同様である。
主題歌
- 『ウンディーネ』
- 歌:牧野由依、作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- オープニングテーマ
- 第9~11話は2コーラス目を使用した。
- 第12話は「forest mix」(歌詞を造語に置き換え、そのボーカルにエコーをかけたもの・サウンドトラックに収録)を使用した。
- 『Rainbow』
- 歌:ROUND TABLE feat. Nino、作詞・作曲:北川勝利、編曲:ROUND TABLE
- エンディングテーマ
- 第7~11話は2コーラス目を使用した。
- 第12話はアコースティックバージョン(サウンドトラックに収録)を使用した。
- 『バルカローレ』
- 歌・作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 第6・11話挿入歌
- アテナのカンツォーネとして使用した。
- 『シンフォニー』
- 歌:牧野由依、作詞:伊藤利恵子(ROUND TABLE)、作曲:北川勝利(ROUND TABLE)、編曲:桜井康史
- 第11・12話挿入歌
- 『Just For You』
- 歌:ROUND TABLE feat. Nino、作詞:伊藤利恵子、作曲:北川勝利、編曲:ROUND TABLE・桜井康史
- 第13話挿入歌
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | その 素敵な奇跡を… | 佐藤順一 | 布施木一喜 | 古賀誠 | |
2 | その 特別な日に… | 吉田玲子 | 佐藤順一 向中野義雄 |
向中野義雄 布施木一喜 |
近藤優次 |
3 | その 透明な少女と… | 後藤圭二 | 吉本拓二 | ||
4 | その 届かない手紙は… | 佐藤順一 | 玉川真人 | 住本悦子 | |
5 | その あるはずのない島へ… | 福多潤 | 筑紫大介 | 霜山朋久 | |
6 | その 守りたいものに… | 島崎奈々子 佐々木守 |
島崎奈々子 | 羽生貴之 柳瀬雄之 | |
7 | その 素敵なお仕事を… | 布施木一喜 | 布施木一喜 名取孝浩 |
吉本拓二 藤原未来夫 宮本由紀子 | |
8 | その 憂鬱な社長ったら… | 佐藤順一 | 玉川真人 | 松林唯人 | |
その イケてるヒーローってば… | |||||
9 | その 星のような妖精は… | 藤咲あゆな | 竹下健一 | 藤沢俊幸 | |
10 | その ほかほかな休日は… | 吉田玲子 | 福多潤 | いとがしんたろー 名取孝浩 |
柳瀬雄之 霜山朋久 |
11 | その オレンジの日々を… | 藤咲あゆな | 佐藤順一 | 竹下健一 筑紫大介 |
日下岳史 音地正行 |
12 | その やわらかな願いは… | 吉田玲子 | 玉川真人 | 柳瀬雄之 和井宏 | |
13 | その まっしろな朝を… | 藤咲あゆな | 布施木一喜 | 布施木一喜 いとがしんたろー 名取孝浩 |
日下岳史、柳瀬雄之 霜山朋久、吉本拓二 古賀誠 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2005年10月5日 - 12月28日 | 水曜 25時30分 - 26時00分 |
大阪府 | テレビ大阪 | 水曜 26時05分 - 26時35分 | |
愛知県 | テレビ愛知 | 2005年10月6日 - 12月29日 | 木曜 26時28分 - 26時58分 |
全国 | AT-X | 2005年10月10日 - 2006年1月2日 | 月曜 10時30分 - 11時00分 (リピート有り) |
北海道 | テレビ北海道 | 2005年10月11日 - 2006年1月10日 | 火曜 26時00分 - 26時30分 |
福岡県 | TVQ九州放送 | 火曜 26時23分 - 26時53分 | |
岡山県・香川県 | テレビせとうち | 2005年10月12日 - 2006年1月11日 | 水曜 25時28分 - 25時58分 |
滋賀県 | びわ湖放送 | 2006年4月11日 - 7月4日 | 火曜 17時25分 - 17時54分 |
全国 | GyaO | 2006年4月1日 - 6月24日 | 毎週土曜更新 |
余談
テレビアニメ第2期
『ARIA The NATURAL』(アリア ザ ナチュラル)のタイトルで、2006年4月から、テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知およびAT-Xで放送された。
また、2006年7月1日よりGyaOにて配信され、びわ湖放送でも7月11日より第1期に引き続いての放送となった。
台本での第1話は、第1期から通算して第14話と記載されている。
アバンタイトルは2話以降廃止された(それによってCMが挿入できなくなったため、Aパートが終わった後に提供を読み上げるという珍しい現象が起きた)が、DVDで新録として復活し、GyaOではアバンタイトルも配信された。また、次回予告はワンカットを流すのみとなった。
スタッフ
- 企画:立石茂、春田克典、中村直樹、関一郎
- 監督・シリーズ構成:佐藤順一
- キャラクターデザイン:古賀誠
- 総作画監督:熊谷哲矢
- 美術設定:西川淳一郎
- 美術監督:吉川洋史
- 色彩設計:川上善美
- デザインワークス:春日井浩之、玄馬宣彦(第3話~)
- 助監督:竹下健一
- 撮影監督:吉田寛
- デジタルワークス協力:Production I.G
- キャスティング:好永伸恵(フォニシア)
- 編集:西山茂
- 録音:川崎公敬
- 録音スタジオ:タバック
- オフライン編集:REAL-T
- オンライン編集:岡田和憲、丸尾恵美(キュー・テック)
- エンディング演出:紅優
- 効果:スワラ・プロ
- 選曲:佐藤恭野
- 助監督補佐:名取孝浩
- 制作デスク:江口浩平
- 企画協力:萩原達郎(月刊コミックブレイド編集部)
- 音楽:Choro Club feat. Senoo
- 音楽制作:ビクターエンタテインメント
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 取材コーディネーター:駒谷卓(m-cube)
- 番組担当:小田原明子(テレビ東京)
- 番組宣伝:石井真知子(テレビ東京)
- アシスタントプロデューサー:日向泰隆、榎本隆
- SPECIAL THANKS:吉田剛、都築博、三上康博、吉田博昭、上玉利純宏、橋本義賢、松永芳幸
- プロデューサー:田頭伸哉、内田哲夫、八田紳作、飯塚寿雄
- アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
- 製作:ARIAカンパニー
主題歌
- 『ユーフォリア』
- 歌:牧野由依、作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 第1~15・18話以降オープニングテーマ
- 第22話以降は2コーラス目を使用した。
- 第26話は弾き語りver(ボーカルソング・コレクションに収録)を使用した。
- 『ウンディーネ』
- 歌:牧野由依、作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 第16・17話オープニングテーマ
- 第26話では弾き語りverを挿入歌として使用した。
- 『夏待ち』
- 歌:ROUND TABLE feat. Nino、作詞・作曲:北川勝利、編曲:ROUND TABLE・桜井康史
- 第1~15話エンディングテーマ
- 第9話以降は2コーラス目を使用した。
- 第21話では挿入歌として使用した。
- 『Smile Again』
- 歌:葉月絵理乃、作詞・作曲:妹尾武、編曲:妹尾武・羽岡佳
- 第16~25話エンディングテーマ
- 『Rainbow』
- 歌:ROUND TABLE feat. Nino、作詞・作曲:北川勝利、編曲:ROUND TABLE
- 第26話エンディングテーマ
- エンディング映像は無し(本編映像が続く)で、フルコーラスを使用した。
- 『バルカローレ』
- 歌・作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 第13話挿入歌
- アテナのカンツォーネとして使用した。
- 『コッコロ』
- 歌・作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 第13・15話挿入歌
- アテナのカンツォーネとして使用した。
- 『潮騒』
- 歌:ROUND TABLE feat. Nino、作詞:伊藤利恵子、作曲:北川勝利、編曲:ROUND TABLE・桜井康史
- 第9話挿入歌
- 『雨降花』
- 歌:牧野由依、作詞:牧野由依、作曲:F.GIRAUD、編曲:河野伸
- 第17話挿入歌
- 『髪とヘアピンと私』
- 歌:斎藤千和、作詞:高橋舞、作曲:F.GIRAUD、編曲:窪田ミナ
- 第18・19話挿入歌
- 第19話では牧野由依がボーカルを担当したものを使用した(ボーカル以外は同一)。
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | その カーニバルの出逢いは… | 吉田玲子 | 佐藤順一 | いとがしんたろー | 海堂ひろゆき 小森良 |
2 | その 宝物をさがして… | 藤咲あゆな | 和田高明 | 唐戸光博 | 和田高明 |
3 | その 流星群の夜に… | 名取孝浩 | 福元敬子 柳瀬雄之 | ||
4 | その ネオ・ヴェネツィア色の心は… | 吉田玲子 | 佐山聖子 | 安藤健 | 松岡謙治 |
5 | その 雨の日の素敵は… | 布施木一喜 竹下健一 |
布施木一喜 | 浅井義之 | 吉田優子 松本剛彦 |
その 春にみつけたものは… | |||||
6 | その 鏡にうつる笑顔は… | 竹下健一 布施木一喜 |
竹下健一 | 筑紫大介 | 渡辺章 高橋直樹 |
7 | その 猫たちの王国へ… | 吉田玲子 | 佐藤順一 | いとがしんたろー | 塩川貴史 |
8 | その ボッコロの日に… | 藤咲あゆな | 福多潤 | ヤマトナオミチ | 海堂ひろゆき |
9 | その 素顔の星たちは… | 岡田麿里 | 後藤圭二 | 唐戸光博 | 宇都木勇 武内啓 |
10 | その あたたかな街と人々と… | 佐藤順一 いとがしんたろー |
いとがしんたろー 金澤由季 |
吉田優子 八木元喜 | |
11 | その 大切な輝きに… | 藤咲あゆな | 名取孝浩 | 音地正行 | |
12 | その 逃げ水を追って… | 吉田玲子 | 佐山聖子 | 安藤健 | 松岡謙治 |
その 夜光鈴の光は… | |||||
13 | その でっかい自分ルールを… | 浦畑達彦 | 細田直人 | 筑紫大介 | 飯塚晴子 海堂ひろゆき |
14 | その いちばん新しい想い出に… | 岡田麿里 | 竹下健一 佐藤順一 |
唐戸光博 室谷靖 |
塩川貴史、海堂ひろゆき 門之園恵美、伊東克修 熊谷哲矢 |
15 | その 広い輪っかの中で… | 浦畑達彦 | 平池芳正 | 平池芳正 唐戸光博 |
羽生貴之、伊東克修 海堂ひろゆき |
16 | その ゴンドラとの別れは… | 吉田玲子 | 佐藤順一 | いとがしんたろー 内田信吾 |
岩崎優 佐藤天昭 |
17 | その 雨降る夜が明ければ… | 筑紫大介 佐藤洋二 |
音地正行、羽生貴之 岩崎優、古賀淳二 | ||
18 | その 新しい自分に… | 藤咲あゆな | 大森貴弘 | 安藤健 | 松岡謙治 中野彰子 |
19 | その 泣き虫さんったら… | 佐山聖子 | 牛島勇二 浦和文子 | ||
その 乙女心ってば… | |||||
20 | その 影のない招くものは… | 竹下健一 | ヤマトナオミチ | 伊東克修 海堂ひろゆき | |
21 | その 銀河鉄道の夜に… | 吉田玲子 | 名取孝浩 | 塩川貴史 羽生貴之 | |
22 | その ふしぎワールドで… | 平池芳正 | 上田幸一郎 谷川亮介 | ||
その アクアを守る者よ… | |||||
23 | その 海と恋と想いと… | 岡田麿里 | 石山タカ明 | 唐戸光博 | 伊東克修 海堂ひろゆき |
24 | その 明日のウンディーネに… | 浦畑達彦 | 佐山聖子 | 筑紫大介 | 池田広明 浦和文子 |
25 | その 出逢いの結晶は… | 藤咲あゆな | ヤマトナオミチ 竹下健一 |
ヤマトナオミチ 安藤健 |
松岡謙治 中野彰子 |
26 | その 白いやさしい街から… | 吉田玲子 | 佐藤順一 | 竹下健一 名取孝浩 |
海堂ひろゆき 羽生貴之 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2006年4月2日 - 9月24日 | 日曜 25時00分 - 25時30分 |
愛知県 | テレビ愛知 | 2006年4月4日 - 9月26日 | 火曜 26時28分 - 26時58分 |
全国 | AT-X | 2006年4月7日 - 9月29日 | 金曜 10時30分 - 11時00分 (リピート有り) |
大阪府 | テレビ大阪 | 2006年4月11日 - 10月3日 | 火曜 26時05分 - 26時35分 |
滋賀県 | びわ湖放送 | 2006年7月11日 - 2007年1月9日 | 火曜 17時25分 - 17時54分 |
全国 | GyaO | 2006年7月1日 - 12月23日 | 毎週土曜更新 |
模板:前後番組 ※前者は金曜10:30/火曜0:30、後者は金曜21:30/火曜14:30のそれぞれ2回のみの変則枠。
OVA
『ARIA The OVA 〜ARIETTA〜』(アリア ジ オーブイエー アリエッタ)のタイトルで、2007年9月21日に発売された。
内容は本編映像は30分が1話のみ。ほかに特典映像が含まれる。
灯里が訪れる前のARIAカンパニーを中心とした完全オリジナルエピソードで描く。
なお、制作局であるAT-Xでは、発売に先駆けて2007年9月2日(日)と2007年9月8日(土)に先行放映された。
スタッフ
テレビアニメと違い製作表記に限り、製作委員会方式の表記を行なわず、個別表記となっている。
- 企画:松本輝起、春田克典、岩崎篤志、中村直樹
- 監督・脚本・コンテ:佐藤順一
- キャラクターデザイン:古賀誠
- デザインワークス:春日井浩之
- 演出:竹下健一
- 作画監督:海堂ひろゆき
- レイアウト:Roman Thomas
- 美術監督:吉川洋史
- 色彩設計:川上善美
- 撮影監督:吉田寛
- 3DCGI:松本薫
- 特効:安部貴俊
- 編集:西山茂
- 録音:川崎公敬
- 効果:和田俊也
- 選曲:佐藤恭野
- 音楽:Choro Club feat.Senoo
- 音楽プロデューサー:福田正夫
- 音楽制作:JVCエンタテイメント
- キャスティング:好永伸恵(フォニシア)
- 効果:スワラ・プロ
- 録音スタジオ:タバック
- 録音助手:澤村裕樹
- オフライン編集:REAL-T
- オンライン編集:キュー・テック 岡田和憲、丸尾恵美
- 取材コーディネーター:駒谷卓(m-cube)
- 取材協力:La Procuratoria della Basilica di San Marco
- 制作デスク:江口浩平
- 制作進行:高田昌豊
- 進行補佐:前田基匠
- アシスタントプロデューサー:西山聡、奏麻衣子
- 宣伝担当:鶴岡信哉
- プロデューサー:飯塚寿雄、内田哲夫、浅香敏明、八田紳作、三上康博
- アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
- 製作:松竹、メディアファクトリー、テレビ東京メディアネット、AT-X
主題歌
- 『七色の空を』
- 歌・作詞・作曲:SONOROUS、編曲:Choro Club、ストリングス編曲:沢田穣治(Choro Clubプロデュース)
- オープニングテーマ
- 『明日、夕暮れまで』
- 歌:葉月絵理乃、作詞:伊藤利恵子、作曲・編曲:北川勝利、ストリングス編曲:桜井康史(妹尾武ピアノ演奏)
- エンディングテーマ
- 『コッコロ』
- 歌・作詞:河井英里、作曲・編曲:窪田ミナ
- 挿入歌
- アテナのカンツォーネとして使用した。
テレビアニメ第3期
模板:新製品 『ARIA The ORIGINATION』(アリア ジ オリジネーション)のタイトルで、2008年1月から、テレビ東京系列(TXN)3局およびAT-Xで放送開始予定。
スタッフ
- 監督・シリーズ構成:佐藤順一
- 脚本:吉田玲子・浦畑達彦・藤咲あゆな
- キャラクターデザイン:古賀誠
- 総作画監督:音地正行
- レイアウト監修:荒川眞嗣
- 美術監督:田尻健一
- 色彩設計:川上善美
- プロップデザイン:春日井浩之
- 助監督:竹下健一
- 撮影監督:吉田寛
- 編集:坪根健太郎
- 録音:川崎公敬
- 効果:和田俊也
- 選曲:佐藤恭野
- 音楽:Choro Club feat. Senoo
- 音楽制作:JVCエンタテインメント
- アニメーション制作:ハルフィルムメーカー
- 製作:ARIAカンパニー
主題歌
- 『スピラーレ』
- 歌:牧野由依、作詞:河井英里/作曲・編曲:窪田ミナ
- オープニングテーマ
- 『金の波 千の波』
- 歌:新居昭乃、作詞:新居昭乃/作曲:新居昭乃・保刈久明編曲:保刈久明
- エンディングテーマ
- 『横顔』
- 歌:牧野由依/作詞・作曲:伊藤利恵子/編曲:桜井康史・伊藤利恵子
- 挿入歌
- 『鳥かごの夢』
- 歌:新居昭乃/作詞:新居昭乃/作曲:新居昭乃・保刈久明/編曲:保刈久明
- 挿入歌
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | その やがて訪れる春の風に… | 藤咲あゆな | 竹下健一 | 佐藤順一 | 音地正行 |
2 | その 笑顔のお客さまは… |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2008年1月7日 - | 月曜 26時00分 - 26時30分 |
愛知県 | テレビ愛知 | 2008年1月7日 - | 月曜 26時35分 - 27時05分 |
大阪府 | テレビ大阪 | 2008年1月9日 - | 水曜 26時25分 - 26時55分 |
全国 | AT-X | 2008年1月10日 - | 木曜 10時30分 - 11時00分 (リピート有り) |
DVD
- ARIA The ANIMATION Navigation.1 - 1~2話収録 発売日2006年1月25日(初回生産分のみNavigation.1~3収納BOX、特典ポストカード収納バインダー付)
- ARIA The ANIMATION Navigation.2 - 3~4話収録 発売日2006年2月24日
- ARIA The ANIMATION Navigation.3 - 5~6話収録 発売日2006年3月24日
- ARIA The ANIMATION Navigation.4 - 7~8話収録 発売日2006年4月25日(初回生産分のみNavigation.4~6収納BOX、クリアファイル(2種・BOX用絵柄)、ゴンドラペーパークラフト付)
- ARIA The ANIMATION Navigation.5 - 9~10話収録 発売日2006年5月25日
- ARIA The ANIMATION Navigation.6 - 11~13話(最終話)収録 発売日2006年6月23日(通常特典(全巻)8Pブックレット、ポストカード(2種類)、古賀誠描き下ろしジャケット、ピクチャーレーベル仕様)
- ARIA The NATURAL Navigation.1 - 1~2話収録 発売日2006年7月25日(初回生産分のみNavigation.1~3収納BOX、ゴンドラペーパークラフト(姫屋Ver)、クリアファイル(BOX用絵柄)、特典映像付)
- ARIA The NATURAL Navigation.2 - 3~5話収録 発売日2006年8月25日(初回生産分のみ牧野由依インタビュー映像収録)
- ARIA The NATURAL Navigation.3 - 6~8話収録 発売日2006年9月22日
- ARIA The NATURAL Navigation.4 - 9~11話収録 発売日2006年10月24日(初回生産分のみNavigation.4~6収納BOX付(他、追加の可能性あり))
- ARIA The NATURAL Navigation.5 - 12~14話収録 発売日2006年11月25日
- ARIA The NATURAL Navigation.6 - 15~17話収録 発売日2006年12月22日
- ARIA The NATURAL Navigation.7 - 18~20話収録 発売日2007年1月25日(初回生産分のみNavigation.7~9収納BOX付(他、追加の可能性あり))
- ARIA The NATURAL Navigation.8 - 21~23話収録 発売日2007年2月23日
- ARIA The NATURAL Navigation.9 - 24~26話収録 発売日2007年3月23日(通常特典(全巻)6Pブックレット、ポストカード(2種類)、古賀誠描き下ろしジャケット、ピクチャーレーベル仕様)
- ARIA The OVA 〜ARIETTA〜 - 発売日2007年9月21日
ゲーム
『ARIA The NATURAL 〜遠い記憶のミラージュ〜』(―とおいゆめのミラージュ)のタイトルで、2006年9月28日にアルケミストからプレイステーション2用ゲームとして発売された。
ゲーム自体はビジュアルノベルの形式をとっており、物語を主人公の青年の視点から描くなど、ゲームオリジナル要素を追加しながらも、原作漫画およびアニメのイメージを忠実に再現し、なおかつアニメ的な演出効果を盛り込んでいる。また、本作のために新たに書き下ろされたCGや、天野こずえ自らがデザインしたゲームオリジナルのキャラクターも追加されている。2006年4月に行われたアルケミストのイベント「アルケ祭」にて本作の主題歌が発表された。この楽曲の作詞・作曲を手がけたのが、昨今のゲームソング界において確固たる地位を築いてきた志倉千代丸というのも大きなニュースとなった。
とはいえ、原作のもつゆったりとした自然な作風を支持するファンからは、「ただのギャルゲー化してしまった」との批判も少なくない。
ストーリー
主人公はマンホームの大学で都市工学を専攻する青年。彼はフィールドワークのためにアクアを訪れたが、ふとしたきっかけで灯里と出会い、行動を共にすることとなる。灯里達とのアクアでの生活は楽しく、穏やかに過ぎていくのだが、そんな日常がゆっくりと、確実に変わっていくのだった……。
テーマソング
- 『BLUE BLUE WAVE』
- 歌:KAORI、作詞・作曲:志倉千代丸、編曲:磯江俊道
- オープニングテーマ
- 『その小さな小さな微笑で』
- 歌:KAORI、作詞・作曲:志倉千代丸、編曲:上野浩司
- エンディングテーマ
オープニングおよびエンディング収録のCDは2006年10月6日に発売された。
インターネットラジオ
- ARIA The STATION Neo VENEZIA INFORMALE
- 2006年1月10日~3月28日まで音泉とアニメイトTVにて毎週火曜日(アニメイトTVでは毎週木曜日)に配信されていた。
- パーソナリティ:葉月絵理乃・斎藤千和・広橋涼
- ARIA The STATION Due
- 2006年4月6日~2007年3月29日までに音泉とBEWE、アニメイトTVにて毎週木曜日に配信されていた。
- パーソナリティ:葉月絵理乃・西村ちなみ
- ARIA The STATION Tricolore
- 2007年4月5日~現在配信中。音泉とBEWE、アニメイトTVにて毎週木曜日に配信されている。
- パーソナリティ:葉月絵理乃・西村ちなみ
その他関連メディア
小説
- MAG-Garden NOVELS 「ARIA 水の都と哀しき歌姫の物語」- イラスト:天野こずえ、本文:藤咲あゆな 発売日2006年2月28日 ISBN 4861272416
- ARIA[四季の風の贈り物]- 原作・イラスト:天野こずえ、本文:岡田麿里・藤咲あゆな・浦畑達彦・吉田玲子 発売日2008年1月10日 ISBN 4861274486
月刊ウンディーネ
2006年7月に3号に渡って発売された企画本。テレビアニメで登場したウンディーネ専門誌『月刊ウンディーネ』を再現した冊子と、ARIAカンパニーの合体可動式ミニチュアドールハウスが付いてくる。
天野こずえ自らが監修を務め、イラストは天野こずえの他に五條さやかが、漫画「プリマをねらえ!」は樒屋涼が描いている。
冊子の内容に関しては各種用語を参照のこと。
なお、一部のキャラクターはこの企画本で本名が明らかになっている。
- 「月刊ウンディーネ」姫屋特集号 - 発売日2006年7月10日 ISBN 4861272688 付録:ARIAカンパニーミニチュアドールハウス1F&姫屋's
- 「月刊ウンディーネ」ARIAカンパニー特集号 - 発売日2006年7月18日 ISBN 4861272696 付録:ARIAカンパニーミニチュアドールハウス2F&ARIAカンパニー's
- 「月刊ウンディーネ」オレンジぷらねっと特集号 - 発売日2006年7月24日 ISBN 486127270X 付録:ARIAカンパニーミニチュアドールハウス3F&オレンジぷらねっと's
ぷにフィギュア付書籍
2007年3月に3号に渡って発売された企画本。水先案内店の猫社長を主人公にした絵本と、ゴンドラ型台座付ぷにフィギュアが付いてくる。
ぷにフィギュア付書籍は当初「週刊にゃんこ社長」という商品名で発表されていたが、発売日変更と共に名称が変更された。
- ぷにフィギュア付書籍 まぁ社長の絵本 - 発売日2007年3月10日 ISBN 9784861273377 付録:ぷにフィギュアアテナ(半人前時代)・まぁ社長・オレンジぷらねっと白ゴンドラ・オレンジぷらねっとオール2本セット
- ぷにフィギュア付書籍 ヒメ社長の絵本 - 発売日2007年3月20日 ISBN 9784861273384 付録:ぷにフィギュア晃(半人前時代)・ヒメ社長・姫屋白ゴンドラ・姫屋オール2本セット
- ぷにフィギュア付書籍 アリア社長の絵本 - 発売日2007年3月30日 ISBN 9784861273391 付録:ぷにフィギュアアリシア(半人前時代)・アリア社長・黒ゴンドラ
その他書籍
- ARIA The ANIMATION スターターブック - 発売日2005年10月5日 ISBN 4861272041
- ARIA オフィシャルナビゲーションガイド - 発売日2005年10月29日 ISBN 4861272122
- ARIA The ANIMATION パーフェクトガイドブック(ドラマCD付) - 発売日2006年3月29日 ISBN 4861272637
- ARIA The NATURAL パーフェクトガイドブック(ドラマCD付) - 発売日2006年12月22日 ISBN 4861273277
ドラマCD
- 「ARIA」 Drama CD I - 発売日2004年8月25日
- 「ARIA」 Drama CD II - 発売日2005年8月24日
- 「AQUA」 Drama CD I - 発売日2005年9月22日
- ARIA The ANIMATION Drama CD I BLUE - 発売日2005年11月25日
- ARIA The ANIMATION Drama CD II RED - 発売日2005年12月22日
- ARIA The ANIMATION Drama CD III ORANGE - 発売日2006年1月25日
- ARIA The NATURAL Drama CD I - 発売日2006年6月23日
- ARIA The NATURAL Drama CD II - 発売日2006年7月20日
サウンドトラック
- 「ARIA The ANIMATION」オリジナルサウンドトラック - 発売日2005年11月23日 音楽:Choro Club feat. Senoo
- 「ARIA The NATURAL」ORIGINAL SOUNDTRACK due - 発売日2006年5月24日 音楽:Choro Club feat. Senoo
- ARIA ~ピアノ・コレクション~ スタジオーネ -季節- - 発売日2006年8月2日 音楽:窪田ミナ・妹尾武、モノローグ:葉月絵理乃・斎藤千和・広橋涼・大原さやか
- ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション - 発売日2006年9月6日 音楽:牧野由依・ROUND TABLE feat. Nino・河井英里・葉月絵理乃・斎藤千和・ウンディーネ娘 feat. アリア社長
※「ARIA ~ピアノ・コレクション~ スタジオーネ -季節-」のトラック11のタイトルは「恋とはどんなもの?」だが実際は「『ARIA The ANIMATION』オリジナルサウンドトラック -」のトラック8「恋とはどんなもの?」ではなく同アルバムのトラック6「アクアアルタ日和」のピアノバージョンである。また作曲も「アクアアルタ日和」の作曲者の笹子重治ではなく「恋とはどんなもの?」の秋岡欧としてクレジットされている。原因は不明。
その他
- 「ARIA The ANIMATION」デスクトップアクセサリー - 発売日:2006年9月15日 Windows XP/Me/2000/98SE 用
- 「ARIA The NATURAL クリスタルジャケットセット」 - 発売日:2007年夏 アニメイト通信販売限定 - 100個限定生産 iPod nano 2nd Generation専用
関連項目
- となグラ! - テレビアニメ版はARIAカンパニーのアリシア・フローレンスを演じる大原さやか、水無灯里を演じる葉月絵理乃などキャラクターが絡むシーンが多かったため、「アリアカンパニーとなグラ支社」と呼ばれることがあった。
- 楽園通信社綺談 - 漫画家・佐藤明機のこの作品から、ARIAはインスパイアされた作品だとする意見が一部に見られる。確かにテラフォーミングされた惑星が舞台であるとか知性化猫が通信社支店長であるなど類似点が多いのは事実で、特に前作の『AQUA』初期数話に関して類似点を上げる人が多いが、事実関係は必ずしも定かではない。ちなみに、両作とも原作者が連載開始当時に飼っていた猫がモデルであるとされる点でも両者には共通点がある模板:要出典。
- 第2期 (ARIA The NATURAL) 第18話のオープニングテロップの主題歌の記述が間違ったまま(「ユーフォリア」が「ウンディーネ」になっている)放映されたことがある。(Gyao・ShowTimeでの放映時に確認されている。)