バッカーノ!
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バッカーノ! | |
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著者 | 成田良悟 |
插畫 | エナミカツミ |
出版社 | メディアワークス |
刊登雜誌 | 電撃文庫 |
發售日 | 2003年2月開始 |
卷數 | 15(未完) |
分類 | 動作 |
其他 |
バッカーノ! | |
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原作 | 成田良悟 |
監督 | 大森貴弘 |
企劃 | 植田益朗 久木敏行 太布尚弘 小沢十光 |
系列構成 | 高木登 |
腳本 | 高木登 |
人設 | 岸田隆宏 |
機設 | |
動畫製作 | ブレインズ・ベース |
製作 | Project Baccano!: アニプレックス ムービック ブレインズ・ベース |
音樂 | |
放送局 | WOWOW |
放送開始 | 2007年7月26日 |
放送結束 | |
話數 | |
版權 | Project Baccano! |
バッカーノ! | |
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作者 | ? |
繪者 | 吟遊詩人 |
出版社 | メディアワークス |
刊登雜誌 | 月刊電撃コミックガオ! |
開始 | 2007年2月号 |
結束 | 連載中 |
卷數 | |
話數 | |
其他 |
『バッカーノ!(Baccano!、永生之酒)』是由成田良悟撰寫、エナミカツミ擔任插畫的輕小説。累計已經發售超過75萬本。在電撃文庫上連載。第九回電擊遊戲小説大獎(現在的電撃小説大獎)得獎作品。漫畫版則是由吟遊詩人在月刊電撃コミックガオ!的二月號開始連載。另外,2007年7月開始在WOWOW進行動畫版放送。
故事
三百年前,某個船上的煉金術師從『惡魔』那裏得到了可以不死的辦法。惡魔給了他們不死的酒,並告訴他們唯一致死的方法與不死酒的製造方式。
但是,次日晚上這些煉金術師中的一人對同伴下手,這些人爲了逃脫魔手,散佈到世界的各地。
而故事以美國禁酒法實行的年代為背景。圍繞著不死酒的騷亂開始了。
登場人物
以下に付記されている声優はドラマCD/アニメの順。
馬爾提喬(マルティージョ)家族
- 菲洛·普羅辛奇奧(フィーロ・プロシェンツォ)
- 声:/ 吉野裕行
- 本故事的中心人物(雖然有幾篇例外)。在年輕的20嵗前就成爲位於紐約的克莫拉——馬爾提喬家族的克莫裡斯特(カモッリスタ)幹部。爲了幹部晉升儀式而到綠野仙蹤買帽子。幹部昇進後、違法カジノの仕切りを任される。因爲一些事件而成爲不死者。
- 上面提過不到二十嵗,其實從長相上看還要再年輕個兩三嵗的樣子。對這件事相當的在意,不是熟識的人提起的話會很生氣。非常に仲間思いの青年。クレアとガンドール三兄弟とは幼馴染。
- 他の登場人物達がとんでもないために感じにくいが、ナイフ捌きやケンカの腕もかなりのもの。また、本気を出したときの殺気にはリーザ、シャムもすくみ上がるほど。
- 2002年迎娶艾妮絲為妻子,接替馬伊扎成爲組織的出納。長年のあいだにマイザーそっくりな物腰を身につけ、改變了髮型並戴上了眼鏡。それは組織としての顔であり、素の性格は全く変わっていない。また、カジノの仕切りをやっていた経験からか、ギャンブルは強い。
- 對艾妮絲一見鍾情但是對戀愛很遲鈍。一起居住了50多年才結婚(一応、プロポーズは勇気を出して自分からした)、結婚して20年経ってもキスぐらいまでしかできていない(結婚式での誓いのキス一回だけだと思われる)。さらにハネムーンの初夜の感想が「よく眠れた」という程。
- 馬伊扎·阿瓦洛(マイザー・アヴァーロ)
- 声:/ 宮本充
- 三百年前在船上召喚出惡魔的煉金術師。不死者。有個被塞拉德吞食的弟弟。是組織的『出納(コンタユオーロ)』。
- 個性溫厚、彬彬有禮。只有在別人對組織的侮辱上產生不高興。使刀的好手。
- 1970年的時候展開搜索其他煉金術師夥伴的旅程。2002年結束。
- 1705年頃は『腐り卵』と呼ばれるイタリア貴族の若者達による不良集団のリーダーで、当時はアイルという通名で呼ばせており、守銭奴(マイザー)とケチ野郎(アヴァーロ)という自分の姓名を嫌っていた。口調も乱暴だった。
- 摩魯薩·馬爾提喬(モルサ・マルティージョ)
- 声:/ 長克己
- 馬爾提喬家族的『首領(カ―ポ・ソチエタ)』。因爲一些事件而成爲不死者。ファミリーの規模は小さいものの、マイザーの傷が再生していくのを見ても殆ど驚かなかったというかなりの人物。彼がフィーロの幹部昇進の際に放った祝砲が、アイザックとミリアを不死者にする遠因になった。
- 料理には胡椒をかけて食べるのが好きであるらしく、無いと我慢できないらしい。切れていると翌日に自ら大量に買い込んだり、ロニーが無くなる前に買い置きをしている。
- 矢車關七郎(カンシチロウ・ヤグルマ)
- 声:/ 塚田正昭
- マルティージョ・ファミリーの『年寄り(プリモ・ヴォート)』。日本から移住して来た。とある事件で不死者となった。
- 武道の心得があるらしく、実力はヴィクターを気づく間も無くあっさり床に這い蹲らせるほど。ラックにロニーとともに侮りがたい人物の一人として名前が挙がっている。財布をスろうとした少年時代のフィーロを背負い投げした。
- 羅尼·斯奇特(ロニー・スキアート)
- 声:/ 神奈延年
- マルティージョ・ファミリーの『秘書(キアマトーレ)』を務める20代前半の男。フィーロのナイフ捌きの師匠であり、他の組織とのもめごとの交渉役でもある。一部の人間には『葡萄酒(ヴィーノ)』にも引けをとらないヤバイ男として知られている。仕事時の威圧感は尋常ではないが、普段は面倒見がいいらしい。
- 実はマイザー等錬金術師達に不死の酒を与えた悪魔で、現在はエルマー・C・アルバトロスの願いによってマイザーを影ながら支えている。ただし、本人が言うには「知恵を付けすぎた錬金術師」であるらしく、悪魔と呼ばれるのには納得していないらしい。
- アデルとマリアの戦闘中に2人の武器を何の苦も無く奪い取ったり、マリアが刀を振るのに合わせて、雲をどかせるなど、力の無駄遣いをマイザーに指摘されるが、本人は反省していないようである。次に召喚されたらインパクトを大事にしようと考えている。口頭禪是「無所謂了」。
- 艾妮絲(エニス)
- 声:/ 小林沙苗
- セラードによって造られた人造人間(ホムンクルス)。外見はフィーロより少し年上くらいで、男物のスーツを着ている。セラードの不死の細胞ととある女性の細胞によって造られた為、セラードの肉体の一部らしい。その為、セラードに命を管理されていたが、現在はセラードがフィーロに喰われてしまったのでフィーロの一部となった。ネブラ社のビルの扉を空中回し蹴りで破壊できるくらいの体術の達人でもある。
- フィーロ、チェスと同居している。セラードの命令で何人もの不死者を喰ったので多種多様な知識を持っているが、ホムンクルスであるため“理解”ができていない。
- 2002年にはフィーロの妻になっているが、恋愛感情などを知らなかった(理解していなかった)ため、結婚までに50年程かかったらしい。若干髪型が変わっている。
- 蘭迪(ランディ)
- 声:/ 相馬幸人
- マルティージョ・ファミリーの幹部。ペッチョとコンビを組んでいる。とある事件で不死者となった。あまりに痩せているので仲間からは『幽靈(ゴースト)』と言う不本意なあだ名をつけられている。
- 派喬(ペッチョ)
- 声:/ こぶしのぶゆき
- マルティージョ・ファミリーの幹部。ランディとコンビを組んでいる。とある事件で不死者となった。あまりに太っているので仲間からは『肉圓(ミートボール)』という不本意なあだ名をつけられている。彼とランディの火遊びから生じた火事が、マルティージョ・ファミリーとガンドール兄弟を不死者にする、とある事件の引き金となった。
- 塞娜(セーナ)
- マルティージョ・ファミリーの活動拠点である「蜂の巣(アルヴェアーレ)」の店主。表向きは蜂蜜屋だが、裏では酒場を経営している。料理の腕はいいが、料理にも酒にも蜂蜜をタップリ入れるのが欠点。とある事件で不死者となった。
- 禁酒法が無くなってから「蜂の巣(アルヴェアーレ)」は合法的なレストランになったが、彼女の蜂蜜料理が当たって繁盛しているらしい。さらに2002年にはモルサが私財を先物取引して大当たりし、その金でチェーン店すら開いており、ほとんどカタギになったファミリーの資金源になっている。
- 梨雅·琳祥(リア・リンシャン)
- 声:/ 松嵜麗
- 「蜂の巣(アルヴェアーレ)」で働いている中国人女性。とある事件で不死者となった。ジャグジー一味のファンの姉で、ガンドール・ファミリーの酒場で働いているイーディスは友人。
- アニー
- 「蜂の巣(アルヴェアーレ)」が禁酒法が無くなってから規模を拡大したため、新たに雇った新米ウェイトレス。実は、リーザと同一人物。
強盜情侶二人組
- 艾薩克·迪昂(アイザック・ディアン)
- 声:小野坂昌也 / 同左
- とある事件で不死者となったが、はじめ、本人は全く気付いていなかった。ミリアと行動を共にしており、仮装して毎回奇妙な物(チョコレート工場のチョコレート全部、美術館のドアなど)を盗むので世間には仮装強盗として知られている。実家は金持ちであるらしい。
- 『獄中編』ではそれまでのバカキャラとは一転(?)、ミリアを警察から逃がし、自分だけが連行される。
- 2001年になってやっと自分たち2人が不老不死だと気付いた(不死者になったのは1930年)。
- 米莉婭·哈溫特(ミリア・ハーヴェント)
- 声:笠原留美 / あおきさやか
- アイザックとは2人で1人のバカップル、当人達に自覚は無いが騒ぎの中心になっていることが多い。不死者。ミリアは過去について触れたがらず、アイザックも触れようとはしない。ミリアはどうやら、相当悩んでいることがあった模様。
- 表面に見せるバカップルの片割れとしての態度だけでなく結構深い思考をしているようで、自分たちを取り巻く状況をかなり正確に洞察しているような描写も見受けられる。
甘道爾(ガンドール)家族
- 基斯·甘道爾(キース・ガンドール)
- ガンドール・ファミリーを仕切っている3兄弟の一番上。とことん寡黙な男で長話することは皆無に等しいが、電話では饒舌になるらしい。何故か、全部ジョーカーのトランプをいつも持っている。とある事件で妻と共に不死者となった。仲間には優しいが、敵や不正を犯した味方には冷酷である。クレアとフィーロとは幼馴染。後に、葡萄酒(ヴィーノ)との関係から彼のひ孫などの世話を引き受けたりするなど、意外と子供と接する機会が増えているようだ。ただ、そのせいでキースの無口もうつってしまうなどの問題もあった。(葡萄酒のひ孫のシャロンが無口なのは9割以上コレが原因)
- 貝爾卡·甘道爾(ベルガ・ガンドール)
- 声:/ 三宅健太
- ガンドール・ファミリーを仕切っている3兄弟の真ん中。とてつもないバカ力の持ち主だが、頭はカラッポ。とある事件で妻と共に不死者となった。クレアとフィーロとは幼馴染。
- クレアと違って技術はないので、不死の体を利用して攻撃を受けながら怪力で仕留める戦い方をする。
- 拉克·甘道爾(ラック・ガンドール)
- 声:/ 子安武人
- ガンドール・ファミリーを仕切っている3兄弟の一番下。三兄弟の中では一番感情が揺れ動くタイプ。とある事件で不死者となった。クレアとフィーロとは幼馴染。狐目。
- 不死者になって死ぬ心配が無くなってから、自分が日和ったと考えている。マリアがファミリーに入ってから、彼女のことで頭を痛めている。
- 1950年ごろ、フィーロと共にメキシコの別の組織を潰したらしい。
- チック・ジェファーソン
- 声:/ 山口勝平
- 潰れかけの時計屋の店主の息子で父親の借金のカタにガンドール・ファミリーの一員となった。常にニコニコと笑っており、語尾を伸ばすのんきな話し方をする。鋏を年がら年中持ち歩いている。性格は温厚だが、ガンドール・ファミリーの拷問係を務めている(厨房に立って鋏で料理をしている描写があるので、料理係もしているのかもしれない)。マリアとは仲がいい。
- マリア・バルセリート
- 元はガンドールと対立していたルノラータ・ファミリーの一派に雇われた殺し屋だったが、キースの漢気に感銘を受け、成り行きでガンドール・ファミリーの世話になる事に。その後はガンドール・ファミリーの踊り子兼用心棒になった。
- 外見は美しく成長したが、中身は子供のままの天真爛漫な性格。なにかとアミーゴ(友達)と相手を呼ぶ、陽気なメキシカン。精神年齢が近いのか、チックと仲がいい。
- 武器は祖父の形見の2本の日本刀で、名前はそれぞれ「ムラサーミァ」と「コチーテ」。何かを斬ることそのものが生き甲斐。一度はジェノアード邸にてアデルにほぼ完敗を喫するも、再度のミストウォールにおける対決で見事勝利する。
- 因みに、著者の別シリーズ「がるぐる!<下>」で彼女らしき人物が微妙に言及されている。
- ケイト
- キースの妻。以前は映画館で伴奏オルガンの奏者をしていた。夫と共に不死者となった。
- カリア
- ベルガの妻。夫と共に不死者となった。1932年の時点では、ベルガとケンカ中らしい。
- 唐奇(ジョギー)
- ガンドール・ファミリーの財務担当だったが、不正を犯した上、自分で墓穴を掘ってしまい、海へ沈められたらしい。
- 麥克(マイク)
- ガンドール・ファミリーの構成員。入り口で番をしていた所、ダラスにナイフで頚動脈を斬られ、死亡。
- ニコラ
- 武闘派幹部。
- イーディス
- ロイの恋人でガンドールが経営する酒場のウェイトレスをやっている。
不死者(錬金術師)
- マイザー・アヴァーロ
- マルティージョ・ファミリー、マイザーの欄参照。
- チェスワフ・メイエル
- 声:神田朱未 / 同左
- 見た目通り少年の不死者。縮めてチェスと呼ばれている。よく使う偽名はトーマス。セラードが裏切り、不死者達が散り散りになった後、保護者代わりであったフェルメートと共に行動していたが、彼がチェスに凄惨な虐待をし始め最後にはチェスを喰おうとしたので逆に彼を喰った。彼の心にはいつ自分が喰われるかという恐怖心しかなかった事を知り、愕然となる。その後、子供の外見を利用し、大人達を欺いて生きてきた。
- しかし「フライング・プッシーフット」の事件でクレアに未知の痛み(いろいろな拷問。その後もトラウマになってしまっている)を覚えさせられ、アイザックやミリアの真にチェスを心配する気持ちにふれ、多少改心したようである。その後はフィーロやエニスと共に暮らしている。
- 普段は外見相応の少年の話し方をするが、実際の一人称は私で、口調の荒いマイザーのような話し方をする。遠出をするたびにトラブルに巻き込まれるため、旅行と相性が悪いと考えている。
- マイザーが1970年頃に錬金術師の仲間達を捜す旅に出た時に同行する(フィーロ達への後ろめたさから)。
- シルヴィ・リュミエール
- 声:/ 高垣彩陽
- マイザーの弟の恋人。彼を喰ったセラードを憎み、彼に復讐する為に美しくなってから不死の酒を飲んだ。その後、歌手となって各地を転々としていたようだが、1970~2001年の間にかつての仲間を探しにきたマイザーについていき、エルマーを探す際に同乗している。子供の外見のままのチェスが気に入っている様子。
- 船に乗っていたときは17歳だが、美しさを磨いて20代になってから酒を飲んだ。絶世の美女、夢魔を思わせる妖艶さとまで評されるほどの美女になっている。エルマー曰く「シルヴィ・二十代バージョン」。
- 2001年のとある村での事件ののち、ナイル、エルマーと共に日本に田九郎を探しに向かった。
- ナイル
- 声:/ 坂口候一
- 不死となったことで死を忘れる事を恐れ、戦場の前線に参加するようになったが死を間近に見すぎたせいで、逆に死を日常的なものと思うようになってしまった。その死に対した無表情を他人に見られることを恐れ、極彩色の仮面を常に付けている。口癖は「あえて言おう」。
- 王となる為に考古学者に拾われ、母なる大河の名前をつけられた、と本人はいっているが詳細は不明。レイルの起こした爆発事件での警察の事情聴取を受けた人の中に、ナイルらしきしゃべり方の人物がいる。クリストファーの歯を全部叩き折った川のような名前をした奴というのも名前は出ていないが恐らく彼だろう。
- ベルベル語と中国語と英語とインドネシア語が話すことができる。
- 2001年のとある村での事件ののち、シルヴィ、エルマーと共に日本に田九郎を探しに向かった。
- エルマー・C・アルバトロス
- 声:/ 大畑伸太郎
- ハッピーエンドの為ならばどのような手段も厭わない『笑顔中毒者(スマイルジャンキー)』。『Mr.ハッピーエンド』とも呼ばれる。
- 人を笑わせるため(と本人は思っている)にいろいろと冗談を言ったり、ふざけたりするが、「嘘じゃない」と最初につけた場合は本当のことを言っているらしい。シルヴィ曰く「船に乗っていた錬金術師の中で一番奇妙な奴」。
- 元はとある宗教団体で生贄となる為に育てられ、かつ虐待を受けてきた影響で、幸福という感情が分からなくなった。そのため不死者となった今では、自分の笑顔を信じるため、人に笑顔と幸せを望み続けている。聖人のようにも思えるが、善と悪の区別をせず、状況も心境も関係無く、相手に心からの笑顔を要求する様子は、むしろ悪魔に近い。
- ヒューイ自身が認める彼の親友。2001年のとある村での事件ののち、シルヴィ、ナイルと共に日本に田九郎を探しに向かった。
- ヒューイ・ラフォレット
- 声:/ 千葉進歩
- 一見すると物腰穏やかな好青年だが、エルマーを除く全ての人間、動物、植物、果ては実の娘までをも『実験対象』としか考えていない男。実験対象以外には極力被害が出ないよう振舞うが、実験対象に対しては全く容赦がない。
- エルマーは親友であり、『人』として接することのできる唯一無二の存在。セラードから盗んだ知識で様々な研究を進めている。最終目的は「不死者の社会的な限界を見極める」こと。『幽霊(レムレース)』『妖怪(ラルウァ)』『吸血鬼(ラミア)』『リズム』等、直属の組織を幾つも束ねる。
- ヴィクター・タルボット
- 声:/ 下山吉光
- FBI所属。極秘に不死者関連の事件を追っている。マフィアやカモッラ等の無法者達を毛嫌いしている。規律に厳しく、言動もひねくれているため嫌な奴だと誤解されがちだが、自分の住む国と国民をとても好いている。
- 東郷田九郎
- 声:/ 斧アツシ
- 日本人。エルマー曰く「ニンジャ」。歩いて日本へ帰ろうとしたが、北極で氷漬けとなり、ロシアの原子力潜水艦に発見されるまで250年間身動きが取れず。KGBに追われて逃げまわった上に東西冷戦に巻き込まれ、ベルリンの壁崩壊まで帰国できず。ようやく帰った時にはとっくに家系は滅んでいた。
- シルヴィを独自に追っていたが、マイザーと入れ違いになってしまい結局再会はならず。1990年ごろは日光江戸村にいたらしい。現在は世界を転々としている。
- フェルメート
- 声:/ 成田剣
- 船の仲間が別れた時、チェスの保護者を引き受けた男。チェスの事は「暇潰しに最適」程度にしか思っておらず、仲間がセラードに喰われた知らせを受けた後は「何時か喰われるのでは」と恐怖を抱いていた。
- ある日チェスを喰おうとするが、思わぬ反撃に会い逆に喰われてしまう。歪んだ思いはチェスに全て受け継がれ、彼を苦しめることに。仲間からの評判もあまり芳しくなく、ヒューイに至っては「嫌悪に値する劇薬」扱いしていたらしい。
- 塞拉德·奎茲(セラード・クェーツ)
- 声:/ 有本欽隆
- マイザーが悪魔を呼び出した後、何人もの仲間を『喰った』騒ぎの元凶。半分だが『不死の酒』の調合方法を手中に収め、それを元に酒の『出来損ない』を調合。以後は完成品を求めて調合師に作成を進めさせていた。
- 最終目的は全ての知識を知る存在『人工生命(ホムンクルス)』に酒を飲ませ不死化させ、全ての知識を得る事。不死者を18人『喰った』。船の上では13人『喰った』。1930年の事件でフィーロに『喰われた』。
- 他人に全く興味を示さず、全ての知識を手に入れることを目的に実験を繰り返し、不死者を喰らってきた。フィーロに喰われて消滅しても、後々まで彼の欲望の爪あとは残った。
- ベグ・ガロット
- 声:/ 金光宣明
- 薬剤師で、人が幸せになれるのを求め、麻薬を作っていた。麻薬中毒者だが、体には既に麻薬に対する耐性がついてしまっている。主であるバルトロが亡くなってからは放心状態となり、2002年では精神病院に入れられている。
- 1705年頃は早口ではあるが、比較的まともな口調で話していて、マイザーの父親に麻薬の精製を依頼されていた。チェスと仲がよく、船に乗っていたころは一緒に探検したりしていたようだ。
- グレット・アヴァーロ
- 声:/ 浪川大輔
- マイザー・アヴァーロの弟で、シルヴィ・リュミエールと恋人同士だった。『不死の酒』の調合方法の半分をマイザーから聞いたが、次の日の夜にセラードに『喰われた』。
不良集団(ジャグジー一味)
- ジャグジー・スプロット
- 声:阪口大助 / 同左
- 顔半分に剣の刺青をしていて一見恐そうな印象を受けるが、実は臆病で優しい性格。フィーロと同じくこの物語の中心的人物(多少例外あり)。新しい話が出て登場する際は必ずといっていいほど泣いている。
- 禁酒法は間違っているという考えを抱き、こっそり酒を売り始めるが、気の弱さに反比例するかのように人望があったため、彼の周りにドンドン同世代の少年少女達が集まってきて、結果的にそれなりの戦力を持つ不良集団のリーダーとなってしまった。
- 上記のとおり臆病だがやるときはやるタイプで、いざという時はたよりになる。また、そのときは決して泣かない。貨物の強盗目的でフライング・プッシーフットに乗り込むが、黒服、白服や「線路の影をなぞるもの」から乗客を守る為に戦った。
- なお、顔の刺青は、視力のほとんどないニースでもすぐに自分だと解るようにと彫った。
- 2002年には曾孫がいることから、ニースと結ばれたと思われる。2002年時点での生死は不明である。
- ニース・ホーリーストーン
- 声:佐藤朱 / 小林ゆう
- ジャグジーの幼馴染兼恋人(10年つき合って初めてキスされた)、さらに泣いている際のなだめ役。ジャグジー以外には敬語を使う。
- 幼い頃、いじくっていた爆弾が暴発し、片目を失明、もう片方の目も視力を殆ど失ってしまった。そのため十分美人といえる容姿をしているが、体に大きな火傷らしき痕が残っており、眼帯と眼鏡をかけている。爆発および爆弾そのものに恍惚感を覚える爆弾狂。最近、日本の花火に凝っている。
- 2002年時点では生きていると思われ、子供や孫、曾孫と家族に恵まれているが、過去のトラブルで家族全員にマルティージョに関わらないように言い聞かせている(ただし、曾孫には効果はなかった)。
- ドニー
- 声:稲田徹 / 園部好德
- メキシコ人の大男。怪力。移民のため、英語は片言。アニメ版では3mはあろうかという体格にされている。
- ニック
- 声:/ 河本邦弘
- ジャックと幼馴染。ナイフを武器とし、ニースのことを「姐さん」と呼びながらも、自分たちのボスであるジャグジーは呼び捨て。良い奴。影が薄い。
- ジャック
- ニックと幼馴染。フライング・プッシープットの事件では、ラッド・ルッソにボコボコにされた。
- ケニー
- ジャグジーの仲間。ルッソ・ファミリーによって殺された八人の内の一人。
- ファン・リンシャン
- 声:寺本勲 / 伝坂勉
- ジャグジーの仲間。職業は料理人。チャイニーズ。「フライング・プッシープット」の件で、料理長推薦によりジェノアード家に雇われる。リア・リンシャンの弟。
- ヨウン・パーネル
- 声:松本考平 / 太田哲治
- ジャクジーの仲間。職業はバーテンダー。アイリッシュ。ファン同様「フライング・プッシープット」の件で、料理長推薦によりジェノアード家に雇われる。
- チャイニー
- 不良集団の一味の少女。仲間との会話で主に「ヒャッハァ!」と言っているのは彼女。まれに哲学的なことを言うこともある。「ひゃっはぁ!」とひらがなで言っているのはチビと呼ばれている別人。
- シャーネ・ラフォレット
- 声:相沢舞 / 広橋涼
- ヒューイの娘。主に黒いドレスを着ている、金色の目をした美女。父親から知識を貰う代わりに(それを他人に漏らさないため)声を消してもらった。フライング・プッシーフットの事件でクレア・スタンフィールドと婚約を交わす。父への忠誠心は恐らく誰にも負けないであろう。
- 父が逮捕された後はグース達と共に行動していたが抜け、現在はジャグジー達と共に行動している。かなり強い。
- 話すことができないので筆談で意思疎通をするが、婚約者のクレアは「愛」と「テンション」によって筆談でなくてもシャーネの話していることが理解できるらしい。クレアにからかわれるたびに照れたり、顔を赤くしたりと純情らしい。
- 2002年でも生きており、曾孫が生まれている。彼女の影響か、子孫に無口な者が多いらしい。
黒服集団(幽霊:レムレース)
- シャーネ・ラフォレット
- 声:相沢舞 / 広橋涼
- 「フライング・プッシープット」の件で離反。ジャグジー一味の項を参照。
- グース・パーキンズ
- 声:千葉進歩 / 菅生隆之
- ヒューイが逮捕された後、『幽霊』リーダーの座に収まった。ヒューイの革命を実現させるため、フライング・プッシーフットに乗っていたベリアム妻子を質にとり、アメリカ政府と交渉するつもりだったが、クレアやジャグジー達によって阻止され、最後は寂しく死んでいった。ヒューイに子供のころ、拾われ育てられたようである。実は革命には賛成だったが、真の目的はヒューイの不死の秘密を探る事にあった。
- ネイダー
- 声:山本圭一郎 /
- グースを裏切り、とあるマフィアの側に回ろうとしたがグース達に知られ、殺されかけるが奇跡的に助かり、通りがかったフレッドに治療された。その後政府と裏取引をし、グース達の逮捕に協力した。父親はトウモロコシを作っているらしい。
- スパイク
- 声:/ 西本理一
- 狙撃の名手。フライング・プッシーフットでクレアと戦い、死んだと思われていたが、生存。顔面から地面にたたき落とされたため盲目となる。グース達が崩壊した後はフリーの狙撃手をやっている。1933年頃からマンフレッド・ベリアムに雇われている。少女の助手がいるらしい。
- ジョージ
- 黒服の一味。クレアに音も無く殺された。
白服集団(マフィア崩れ)
- ラッド・ルッソ
- 声:置鮎龍太郎 / 藤原啓治
- ルーアの恋人。叔父にルッソ・ファミリーのボスのプラチド・ルッソを持つ。「自分は安全だ」と信じてやまない緩んだ人間を狙って殺す事を快楽としている。考えなしに殺人を犯していたようでいて、実際はルッソ・ファミリーが処理できる範囲で実行していた。組織に力が無くなったのを見て、離反。
- フライング・プッシーフットを仲間とともに列車ジャックするが、クレアと戦い、最終的に片腕を失う。クレアに敗れたものの、その強さはシャーネと互角以上に渡り合えるほど。不死者(ヒューイ)の存在を事件のさなかに知り、上記の殺人癖が出て殺したいと考え、その後、ヒューイのいるアルカトラズへ収容された。
- 1934年の事件ではアルカトラズでフィーロと知り合う。また、このときには失った片腕に鋼鉄の義手をつけていた。ついに殺したがっていたヒューイ・ラフォレットに辿り着くが、フィーロやシャムの介入もあってヒューイに何もしないままシャムに独房に戻らされた。その後フィーロやドラゴン達がリーザの襲撃を受けている時に登場し、リーザを一蹴した。そのすぐ後フィーロから不死者を殺す方法を聞き、いろいろと考えながら刑期が終わるのを待っている。
- ルーア・クライン
- 声:住友優子 / 安井絵里
- ラッドの婚約者。自殺願望らしきものを持っており、死にたいと思って彷徨う内にラッドと出会う。いつかラッドに殺して貰いたい、と願う。ラッドをルッソ・ファミリーに戻ってこさせる為の人質として軟禁されていたがキャロル達の手によって救い出される。現在はグラハム達と行動を共にしながら、ラッドの帰りを待っている。
- ビッキー
- 声:/ 太田哲治
- 「フライング・プッシーフット」事件で、だれが食堂車を襲いに行くかというくじに勝ち、最初に食堂車で黒服と鉢合わせ、マシンガンで撃たれて死んだ。
- デューン
- 声:/ 岡田三利
- 車掌室に車掌に変装して入るが、クレアと鉢合ってしまう。トニーという車掌を殺して服を盗んだが、彼がクレアの恩人だったため、拷問(走行中の列車から腕を地面に押し付けて削る)された後、殺された(走行中の列車から顔面を地面に押し付ける)。また、その死体はクレアのものとして処理された。
傑諾亞特(ジェノアード)家族
- イブ・ジェノアード
- 声:/ 井上麻里奈
- ジェノアード家の当主。行方不明の兄を探す為にニューヨークへ上京。ダラスと違って健気で優しい性格。1932年の事件に巻き込まれ、最終的にラックから兄・ダラスが沈んでいる場所が書いてあるメモを受け取った。
- 1933年の事件の終盤でやっとダラスと再会できた。
- サマサ
- 声:/ 永澤菜教
- ジェノアード家の家政婦。主に料理を担当する。方言の“訛り”がかなり激しい。DD新聞社のエレアンとは幼馴染の間柄。
- ベンヤミン
- 声:/ 平野俊隆
- ジェノアード家の執事。サマサと並んでイブの事を大事にしている。サマサとは口げんかばかり。いつも負ける。
- レイモンド・ジェノアード
- 他界したジェノアード家当主。
- ジェフリー・ジェノアード
- 他界したジェノアード家の長兄。
- 達拉斯·傑諾亞特(ダラス・ジェノアード)
- 声:/ 伊丸岡篤
- 人物紹介に人間のクズとまで書かれてしまう、生き残る為なら仲間とて簡単に見殺しにする外道。だが妹のイブだけは大事に思っている。セラードに出来損ないの不死の酒を注射された。相手にされなかった腹いせにガンドール・ファミリーの何人かを殺したが、ガンドール三兄弟によってドラム缶に詰められ、川に沈められた。
- フィーロ、エニス、アイザック、ミリア、ガンドール兄弟などに逆恨み的な復讐心を持っている。ヒューイ・ラフォレットが創った組織『妖怪』によって助け出されるが、現在は『妖怪』を裏切り、イブの元にいる。
デイリー・デイズ新聞社
- 社長
- 声:/ 速水奨
- いつも大量の書類の陰に隠れて姿は見えず(不可抗力)、声も若いとも老いているとも分からない。
- ギュスターヴ・サンジェルマン(副社長)
- 声:若本規夫 / 同左
- 片目鏡をかけた鋭い眼光の男性。年齢不詳。サンジェルマンという姓は偽名で世界最高の情報屋のサン・ジェルマン伯爵にあやかっているらしい。常に冷静沈着。人物紹介によれば、絶対記憶の持ち主だとか。
- ニコラス・ウェイン
- 声:/ 古澤徹
- 英語版デスク。受付も勤める。元は軍の諜報部所属で、新聞社の社員達に拳銃の使い方を教えた。
- 原作では不死者の事について知っていたが、アニメ版ではヘンリーが登場しないこともあってか、その代役として一部設定が変えられており、特秘事項として知らされていない様子。
- エレアン・ドゥーガー
- 声:/ 楠大典
- 中国語版デスク。ネグロイド系。躁鬱が激しい。
- ヘンリー
- 情報は力だと考えており、調子に乗って与える情報を少し変え、それで他人の運命を操るようなことをして楽しんでいた。しかし、とある一件でクレアに『殺された奴の気持ち』を味合わされ、それが原因で髪の生え際が白くなった。
- レイチェル
- 声:永野愛 / 伊藤静
- アメリカ各地を回り情報を収集する使い走りの少女。事故の責任を押し付けられた鉄道会社に勤めていた父を持つ過去から鉄道を憎み、無賃乗車を続けていた。作業着の女。
- フライング・プッシーフットの事件ではクレアに無賃乗車のことで恐怖を覚えさせられることになった。また、クレアはシャーネがダメだったら彼女に「結婚してくれ」と言うつもりだった。
- キャロル
- 声:/ 斎藤千和
- 見習いカメラマンでギュスターヴと共に旅をしている女の子。自称「勇気ある臆病者」。
『妖怪(ラルウァ)』『吸血鬼(ラミア)』
- ティム
- ヒューイの直属組織『妖怪』のリーダー。慎重で理性的な判断をする。本名はタック・ジェファーソン。チックの弟。幼少の頃ヒューイに誘われる。過去を捨てる為ティムと名を変え、風貌も大きく変えたが、あっさりチックに看破される。
- クリストファー・シャルドレード
- ヒューイがセラードから盗んだ知識で作り上げたホムンクルス。不老。『妖怪』の内包組織である『吸血鬼』に所属。赤い眼球と大きな八重歯を持ち、組織名通りの外見を持つ。非常に気分屋であり、その行動は一貫性がない為、相棒のホン・チーメイを悩ませる。自分が不自然な存在なので、自然を愛している。
- 二丁銃剣の使い手。クレアに「今まで戦った奴等の中でもトップ3に入る」と言わしめる程の強さを持つ。騒ぎの後、麻薬捜査官に刺され重傷を負うがリカルド・ルッソに助けられ、現在は彼女の護衛をしている。しかし、クレアに負けたショックで人が殺せなくなっている。ナイルに歯を叩き折られたことがあるらしい。
- 外見と性格に反して味にはうるさく、甘いものが好き。市販のマドレーヌは納得できぬ、と自ら焼くこともあるようで、その腕はリカルドやレイル、果てはチーやヒューイですら認めるほど。
- ちなみに彼の名前の由来は、俳優のクリストファー・ウォーケンからである。
- ホン・チーメイ
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。『吸血鬼』所属。東洋人系。真面目な性格で相棒のクリストファーには悩まされる。鉤爪を使った戦闘術を用いる。1933年の事件の後、殺し屋としての依頼を受けてベリアム上院議員を襲撃するが、スパイクと初代フェリックス・ウォーケンに阻止され捕らえられる。
- だが1934年には『吸血鬼』の仲間たちと一緒にシカゴにいる(どうやって脱出したのかは不明)。シカゴでの『実験』ではグラハム・スペクターと闘うがあっさりと一蹴された。
- アデル
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。『吸血鬼』所属。オドオドとした喋り方をし気弱そうに見えるが実際にはづけづけとモノを言う。十字槍の使い手。流派は我流だが、その強さはマリアを敗北寸前まで追い詰めた程。
- ティム曰く「一番扱いやすい」らしいが、それでも過去の『実験』から、人格は破綻気味。
- リーザ
- 『吸血鬼』所属。シャーネを幼くした印象の少女だが、何故か人前に姿が現れず、声だけが響く存在。武器はチャクラム。何処からともなく攻撃だけが襲い掛かり、どうやったら倒せるのかも不明。
- 普段は妖艶な言葉遣いをしているが、ヒューイの前では外見通りの子供っぽいしゃべり方をする。
- ヒューイは父親であり、シャーネの妹にあたる。ヒルトンと同一人物。1934年の事件では、アルカトラズでラッドを挑発してしまい、ラッドの狂気に敗北。その時リーザは気絶したが、起き上がったときに自分の気絶していた時間を正確に分単位で言う事ができた。目覚めた後にヒューイの右目が抉り取られていた事に強いショックを受け(乗っ取った肉体の全てが悲鳴を上げる程)、ヒューイによって少し落ち着きを取り戻すが、ヒューイの説明を聞いてフィーロへの復讐を誓う。そしてヒューイの脱獄を手伝う傍ら、フィーロとドラゴン達への襲撃を行い、フィーロの右目を抉り取るがエニスたちに報復すると脅した途端、フィーロの背筋が凍るほどの冷徹な覚悟に圧倒され、ラッドの登場もあって形勢を逆転されラッドによってリーザ・ラフォレットの肉体を失いかけるが、身を挺して庇ってくれたフィーロをかっこいいと思い始め、事件終結後にアニーの肉体でフィーロの右目を返した。その後フィーロに裏切り者であるシャムをどうやって排除するか考えていると告げた。
- 正確には、リーザの記憶を乗っ取った薬の意思だが、リーザ本人との差異は無い模様。
- シャム
- 「双子」の片割れ。シャフトと同一人物。ヒューイの下位機関である「リズム」の開発した薬の意思。薬を飲んだ者の意識を乗っ取り活動する。役割は「男性」。勘違いからリカルド(リディア)の意識を乗っ取りかけたことをきっかけにヒューイに対して疑問を抱き、裏切った。
- ヒルトン
- 「双子」の片割れ。リーザと同一人物。役割は「女性」で成り立ちはシャムと同様。ヒューイが彼女にとっての世界。
- レイル
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。「リズム」の実験によって、痛覚を殆ど失っている。『吸血鬼』所属。一人称は「僕」だが、実は女の子である。顔に大きな縫状跡が残っており、爆弾使い。最近生み出されたばかりなので年齢は見た目より少し上程度。ニースに憧れている(爆弾狂同士気が合うらしい)。
- 自らを生み出したヒューイに対し強い憎しみを抱いている。現在はジャグジー達と行動を共にしている。
- フランク
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。『吸血鬼』所属。ビア樽のように大きな子供だが、巨体に似合わず鋭い身のこなしを見せる。
- 『詩人』
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。『吸血鬼』所属。常に目深に帽子を被る、作中でもトップクラスに壊れた口調のキャラ(しかし非常事態の際はまともな口調になる)。クリストファーが気分屋になったのは彼のせいであるらしい。その両目で敵を見れば催眠状態に陥れることができる。原理は不明。
- シックル
- ヒューイが作り上げたホムンクルス。不老。『吸血鬼』所属。カポエラ使い。無愛想で男のような話し方をするが、見た目だけなら貴族の娘といってもいいほど。基本的に『詩人』に(主に蹴りによる)突っ込みを入れるのは彼女の役割。
ルッソ・ファミリー
- プラチド・ルッソ
- 声:平井啓二 /亀井三郎
- ルッソ・ファミリーのボス。元々はシカゴでも中堅レベルとされる実力者だったのだが、1931~1933年に起きた不幸が原因で「最も終わりに近い男」と呼ばれるまでに衰退。その後ネブラから酒を貰い、出来損ないの不死者になるも、最終的にルネに喰われて消滅した。
- クリーク
- ルッソ・ファミリーの幹部。プラチド同様に出来損ないの不死者。列車で逃走しようとした所を待ち伏せしていたルネに喰われ、消滅した。
- グラハム・スペクター
- 声:/ 杉田智和
- 解体屋。常に青い作業着を着ている。街の愚連隊総元締めでもあり、ルッソ・ファミリーにラッドと縁があった事から雇われる。その関係でジャグジー達を捕らえてルッソ・ファミリーに突き出そうとし、勘違いなどからシャーネをさらってしまったためにクレアと戦闘になり、敗北した事がある。
- 何かを破壊するという行為に快楽を覚える人間であり、武器も長大なモンキーレンチを用いる。因みに殺しはしないが、人を殺さない理由は命は形が無いから壊しても実感がわかないからであり、ラッドとは別の意味で倫理観が無い。常に躁状態でテンションの方向だけが正負に切り替わるため、感情の落差が0か100かの極端な性格をしている。
- 「○○…○○話をしよう(○○には悲しい、楽しい等と言った言葉が入る)」と言ってから長々と『詩人』と同レベルの脈絡のない独り言をする癖がある。酒には弱いらしい。初恋の相手は実の姉。
- 実力的には『吸血鬼』の面々を軽くあしらえる程で、クリストファーとも互角の勝負ができるほど。レイル曰く「チーよりも速く、シックルよりもトリッキーな動きで、フランク並の怪力」。ただし、戦闘スタイルはラッドの対極。
- シャフト
- グラハムの仲間。突っ込み担当。実は「双子」の一人、シャムでもあり、ヒューイの次くらいにグラハムに忠誠を誓っている。
- リカルド・ルッソ
- プラチドの孫。重傷を負ったクリストファーを助けた。自分が女顔であることを気にしている上、一人称は「オレ」だが、実はれっきとした女の子である。両親が死んでショックを受けている時に、彼女を少年と勘違いしたシャムの意識が入ってきたが、「男性」であるシャムは彼女の肉体の主導権を奪うことを拒否したため、シャムの意識と知識を共存させている。本名はリディア・ルッソ。
ルノラータ・ファミリー
- バルトロ・ルノラータ
- 声:/大林隆介
- アメリカ東部に影響力を持つルノラータ・ファミリーのボス。ネブラ会長のカル・マイブリッジとは旧知の仲でカル同様、自分が死ぬ事に覚悟すら必要としていない。1932年にはグスターヴォにニューヨークの縄張りを拡大するよう命令するが、実際グスターヴォは左遷されただけだった。
- 1934年の事件の後、ヒューイ・ラフォレットを昼食に誘った。
- グスターヴォ・バジェッタ
- 声:/佐々木誠二
- 幹部。NY支部を任されていた。1932年の事件でラックに敗れ、事件の責任を負わされて刑務所に収監されたが、その刑務所にいたラッド・ルッソにぶちのめされた。
- サム・ブシェッタ
- ロイにひき逃げされた。
- アンセルモ・ジョネル
- ロイにひき逃げされた。
- ベグ・ガロット
- バルトロに麻薬に関しての一切を任されている。詳しくは不死者、ベグ・ガロットの欄参照。
ネブラ
- カイ・マイブリッジ
- ネブラの会長。バルトロ・ルノラータ等と賭けをしている。関西弁で話す。バルトロとは旧知の仲で彼同様、自分が死ぬ事に覚悟すら必要としていない。根っからの享楽主義者で、若き日のラッド・ルッソが一人でネブラの会長室に突貫してきた時も笑って不問にした(その時ラッドに殺されなかったのは、カルがいつ死んでもいいという目をしていたから)。
- ルネ・パルメデス・ブランヴィリエ
- ネブラの科学者。プラチドとクリークを喰った事実から、不死者である可能性が極めて高い。いつもニコニコしているドジっ娘だが、その実非常に冷酷であることが裏表のない無邪気な言動から伝わってくる。
- シャーネとの間にも何らかの関係があるようだ。また、ヒューイ、エルマーの師匠でありヒューイからはパルメデス先生と呼ばれる。元フェリックス4人組(実はシャム)にヒューイの眼球を手に入れてほしいと依頼したのも彼女、後にヒューイによって片目を奪われる。
- 1705年、ヒューイ、エルマー含む私塾の生徒に錬金術と歴史を専門に教えていた。また、その当時から全く性格が変わっておらず、見た目も変わっていない模様。この時代で事件が起こった際、私塾の校長であるダルトン・ストラウスにナイフで刺されたが再生している事実から、マイザー達より先に不死者になっていた可能性が高い。
- たまには自分の娘に・・というヒューイの台詞からシャーネとリーザは彼女とヒューイの娘ではないか、等の意見が出てきている。
- ルービック
- 警備部に所属しており、警護や荒事を担当している。いつも角砂糖をかじっており、角砂糖の入った瓶を持ち歩いている。1932年までルノラータ・ファミリーやマフィア組織を渡り歩いていた様で、そこで得た情報をDD新聞社や敵対組織に売っていたが、シャムのことを知り、情報を売ることを止めた。
FBI(聯邦調查局)
- ヴィクター・タルボット
- FBI幹部。詳しくは不死者 ヴィクター・タルボットの欄参照。
- 愛德華·諾亞(エドワード・ノア)
- 声:/武虎
- 原警部補。和菲洛有段孽緣。
- 皮魯·沙利文(ビル・サリバン)
- 声:/安元洋貴
- エドワードの上司。歯切れの悪い口調で話す痩身の男。上司のヴィクターに対してもずけずけと苦言する。
- 唐納德·布朗(ドナルド・ブラウン)
- エドワードの上司。ビルの相棒。歯切れの悪いビルをよく窘めている。
- ミズリー
- アルカトラズ島でヒューイの動向を探っていた捜査官。
歴代のフェリックス・ウォーケン
- 名無し
- 初代のフェリックス・ウォーケン。ネブラ専属の殺し屋四人組に名前を売った。本人曰く自分は神にも国にも許されぬ身として名前を名乗っていない。1933年頃からマンフレッド・ベリアムに雇われている。詳しくはフェリックス・ウォーケンの欄参照。
- ネブラ専属の殺し屋四人組
- 二代目のフェリックス・ウォーケン。ネブラ専属の殺し屋でリーダーの看守と黒人の大男・ギグと東洋人でかみつき攻撃を得意とすろドラゴン(本名はリュウジロウ)と白人の小男の四人組。裏社会に『便利屋』という称号を広めた。全員シャムと同一人物。1934年にルネからの依頼でアルカトラズ刑務所に潜入し、フィーロを脅迫してヒューイの片目を抉り取らせて入手した。その後リーダーの看守がヒューイの片目を持ち出し、残った三人とフィーロがリーザの群に襲われたが、その当時リーザはドラゴン達が全員シャムだとは気付かず、事件終結後にDD新聞社のサンジェルマンから脅迫でその情報を聞き出し動揺していた。誰に名前を売ったのかは不明。
- 名称不明の女性
- フェリックス・ウォーケンの一人。何代目かは不明。クレア・スタンフィールドにフェリックス・ウォーケンの名前を売った。クレア曰く30代ぐらいのイカス女で自分の次に強いらしい。誰から名前を買ったのかは不明。
- クレア・スタンフィールド
- 現在のフェリックス・ウォーケン。殺し屋。何代目かは不明。詳しくはクレア・スタンフィールドの欄参照。
その他の登場人物
- クレア・スタンフィールド
- 声:森田成一 / 同左
- 別名『葡萄酒(ヴィーノ)』。またの名を『線路の影をなぞるもの(レイルトレーサー)』。フライング・プッシーフットの車掌をしていたが、事件の最中に自分を「死んだ」ことにしてしまったため、戸籍を手に入れるために『フェリックス・ウォーケン』の名前を買い取った(戸籍がないと結婚できないため)。
- 元々はサーカス団の花形であり、まさに天才と言える才能で次から次に技術を会得していった。しかし本人は天才の自覚がなく、この程度のことは普通の人が出来ることだと思っており、天才だと言われたことに対してより一層努力を重ねたため、最早常人が真似できる域を超えた体術を誇るようになった。
- サーカス団が解散した後殺し屋に転向。大量に血が残る酷い殺し方をするため(本人はちゃんと死んだか分かるように、これでもかと言うくらい殺った方が安心できるからと言っている)、裏社会では恐怖とともに『葡萄酒』の名は広く知られている。ただし本人は殺し屋という時点で社会の底辺的存在であり、誇りなどは存在しないと思っている。
- 車掌をやっているのは殺し屋という仕事の都合上、移動に便利だったからだが、車掌という仕事も気に入っており、フライング・プッシーフットを荒らした黒服や白服の集団には容赦せず、無賃乗車のレイチェルには怒っていた。
- 出会って気に入った女性にいきなり「結婚してくれ」と言い放ち、告白してダメだったらスパッと次へ、OKだったらその女性を愛し続けることにしている。何人にも振られているが、二股はかけない主義。フライング・プッシーフットの事件の最中にシャーネと婚約した。
- フィーロとガンドール三兄弟とは幼なじみで、ガンドールファミリーからはよく殺しを頼まれることもあった。自分なりの考えから「自分が世界の中心だ」と確信している。
- おそらくロニーと共に作中最強を誇り、作者すらも扱いに困っている。作者曰く「こいつを主人公にすると物語が30ページで終わってしまう」という程の強さ。何故か拷問の方法を数多く知っており、前述の戦闘力と合わせて何人もの登場人物のトラウマになっている。「You aun't heard nothin'yet(お楽しみは、これからだ)!」というキメ台詞を持つ。
- 2002年には曾孫が生まれている。90過ぎているがまだまだ元気である様子。また、フィーロのセリフから、不死者にはなっていないようだ。
- 巴恩斯(バーンズ)
- 声:/ 西村知道
- セラードの組織に所属していた。出来損ないの不死者。心底セラードに忠誠を誓っていた。『不死の酒』の完成品を奪われた為にセラードに『喰われた』。
- 斯特加(スタージェン・ハイム)
- セラードの組織に所属していた。出来損ないの不死者。1929年、老衰で死亡。
- 斯科特(スコット)
- ダラス達チンピラ一味の一人。セラードにあっという間に食われた。
- 基姆斯(ジェームス)
- ダラス達チンピラ一味の一人。ダラス同様ドラム缶に入れられ、川に沈められた。
- 懷特(ヴェルド)
- 警視。悪役。
- 鮑爾·諾亞(ポール・ノア)
- エドワードの子供。
- フェリックス・ウォーケン
- 『便利屋』。あの『葡萄酒』に比肩される程凄腕の殺し屋。ただしこの名前は売り渡したため、現在は名無しとしている。ベリアムに雇われており、侵入してきたチーメイをあっさり片付けた。
- クレアはこの名を「イカス姉ちゃんから買った」と言っていることや、ベリアムに雇われている元フェリックスが「短い間に随分と代替わりしたんだな」と言っていることから、これ以外にも元フェリックスがいる可能性が考えられる。
- 名前の由来はクリストファー・シャルドレード同様俳優のクリストファー・ウォーケン。
- マンフレッド・ベリアム
- 声: / 中多和宏
- 金と権力を信奉する米上院議員。かなりの実力者。スパイクと元フェリックスを雇っている。『金の亡者』を自称しており、人間を捨てた不死者に強い嫌悪を抱いている。
- ナタリー・ベリアム
- 声: / 伊藤美紀
- マンフレッド・ベリアムの妻で、メリー・ベリアムの母親。見かけによらず演技力に長けている。
- メリー・ベリアム
- 声:町井美紀 / 後藤沙緒里
- マンフレッドの娘。
- ホーマー
- 『ネブラ』NY支社長。気が弱いらしい。
- ターナー
- 髭デブ。かつてレイチェルの父が勤めていた会社の上司。欲張りで下劣な人格をしており、それが災いし出番の度に悲惨な目に合っている。
- ロイ・マードック
- 麻薬中毒者で、イーディスの恋人。フレッドの病院にはよく世話になっていた。体質なのか麻薬の効きが異常に強く、ペグに興味を持たれていた。麻薬を使っているときは強気だが、素はやや臆病。しかし、イーディスのことは大切に思っており、彼女のためなら命をはる覚悟を持っている。「1932」では主役っぽい。
- フレッド
- 灰色の包帯で全身を隠している、錬金術師か魔術師に見える医者。NYで小さな病院を開業している。1931年には遠出しており、「フライング・プッシーフット号」に乗車していた。テロリストだろうとホムンクルスだろうと治療する、ある意味医者の鏡。俗世や周囲の事に徹底的に興味を持っておらず、列車内で起きた諸々の事件に対しても、後に何の感想も無いと言い切った程。医者でありながら自分の生に対する執着さえ持っていない為、早く死にたいと考えている。しかしかつて従軍医をしていた頃、どんな大怪我をしても自分だけは生き残ってしまったため、自分が死ぬまでは生きたがっている人を治療すると決めている。
- フレッドの助手
- 元は白服集団の一員だったが、内心ではラッドらの様な狂人的な思考の持ち主達には付いていけないと考えていた人物。かなりの強運の持ち主で、「フライング・プッシーフット号」事件の際には怪我一つする事無く、偶然居合わせたフレッドに頼み込んで助手という事にして貰って警察の手から(クレアからも)逃れた。その後はそのまま、ニューヨークのフレッドの医院で働いている。患者のロイについては、イーディスと真剣に向き合う事が立ち直る為に必要だと見抜いていた。
- トニー
- 声:/ 麻生智久
- 「フライング・プッシーフット号」の車掌。退職の近い老車掌で、クレアに車掌のイロハを教えた。車掌の服を奪われ殺された。
- ビルト・クェーツ
- セラードの子孫。2001年の事件の時にマイザーと出会い、フィルに無関心だった事を後悔しており、マイザー達にフィルの寿命を延ばす手助けを頼む。
- デズ・二ビル
- 村長。フェルトと同一人物。セラードの子孫が作り上げた男性型のホムンクルス。他にフェルト・ニビルとなりそこないの肉塊、二つの肉体を持っている。2001年の事件での『村』を出る際の騒動でデズとしての肉体を使い捨てにする。
- フェルト・二ビル→フィル・二ビル
- デズの息子とされてきた青年。デズと同一人物。マイザー達との戦闘でなりそこないの肉塊とフェルトとしての肉体を失うが、その寸前でフィルがフェルトの意識(正確には男性型のホムンクルスの意識)を持つ『水』を飲んだ為、フィルの五体の肉体のうちの一体に意識が宿り生き延びる。それ以降はフィル・ニビルと名乗っている。2001年の事件後、フィルやエルマー達と一緒に『村』を出る。
- フィル
- 少女。セラードの子孫が作り上げた女性型のホムンクルスで、かつて五体の肉体を持っていたが、『村]を出る際の騒動でフェルトに所持していた肉体の一体を明け渡し、現在は四体の肉体を所持している。成長しない代わりに寿命が短いタイプのホムンクルスだったが、マイザー達の研究で寿命が延びた。2001年の事件後、フィル・ニビルやエルマー達と一緒に『村』を出る。
- 老紳士
- 声:麻生智久
- シカゴの酒場兼レストランドルチェの店主。1931年のフライング・プッシーフット号には妻の予感に従って列車に乗らなかった。
- 1934年の事件ではドルチェ開店30周年の日に、シックルやグラハム、クリストファーたちが店で戦闘を始めてしまい、必死に説得を続けてリカルドが戦闘を一時中断させた時に、一気にまくし立てて戦闘を終わらせる事に成功した。その後、彼等やジャグジーたちが店を修繕してくれて店が新品同然になった事で結果的に最善の一日になった。ちなみにドルチェの料理は食べた作中の人物(グラハム、クリストファー等)達が認めるほど美味しい。
- 老婦人
- 声:松島栄利子
- シカゴの酒場兼レストランドルチェの店主の妻。勘に優れていて1931年にはフライング・プッシーフット号に嫌な予感を覚えて夫と共に列車に乗らなかった。
- 1934年の事件ではドルチェ開店30周年の日の朝、また嫌な予感を覚えて夫に店を開くのを止めるように忠告するが、夫は開店してしまった。開店してすぐに来客たちが戦闘を始めてしまい、夫が説得すると言って出て行ってしまった隙に警察に電話をしようとするが、電話が通じなかった。来客たちが戦闘を終了し店を修繕している時に、夫に電話が通じなかった事を告げていた(その時は電話は通じていた)。
- エスペランサ・C・ボロニアル
- スペイン王朝で伯爵の爵位を持つ貴族。ロットヴァレンティーノの領主をしている。奇妙で独特の格好から『道変伯』と呼ばれ笑い者にされているが、実際はかなりの切れ者。
- 女性好きで女性に対しては誰であろうと紳士的な態度を取る。また絶対に女性には手を上げないと決めている。対して男性に関してはどうでもいいと態度は存外になる。
- エルマーとは友人。モニカは妹だが、事情があるのか仲がいいとは言えない関係。ダルトンとはよく連絡を取り合っていた。
- ダルトン・ストラウス
- 錬金術の私塾の校長。60代前後かと思わせる白髪の男で、右手に木製の義手をしている。生徒たちからも立派人物と認知されており、森羅万象に通じている知識と何でも見透かすような雰囲気を感じさせる人物。
- 生徒であるヒューイの偽金製造を黙認していたことや、ルネの不老不死を知っていることから、只者ではないと感じさせる。
- アルカンジェロ
- 私塾の教師。影が薄い。
- モニカ
- 錬金術の私塾の生徒の一人。領主であるエスペランザの妹ではあるが、一緒には住んでいない。今はロットヴァレンティーノの菓子職人の家に住んでいる。
- ヒューイに好意を抱いており、告白をする。結果は拒絶されたが、諦めらずにアプローチをしている。ヒューイに対しては例外で純情で自分の本心をさらけ出すが、その他の人間に対しては対面を繕って対応している。
- 街で起こっている連続殺人の犯人である『仮面職人』であり、何の躊躇いもなく人を殺すことができる冷徹な性格。世界そのものを憎んでいる。
- ニキ
- 死にたがりの少女。
- 奴隷という自らの立場に絶望し、死を望んでいた。その時に『仮面職人』に出会い、死ぬつもりで協力をする。しかしエルマーやエスペランザの出会いが彼女の心境に変化をもたらす。その後、ラローフに捕縛されて殺される所をエルマーに助けられる。その時、エルマーとの会話で彼女はある『決意』をする。
- 事件後、彼女は「自分の薬の粗悪品が出回っている」と様子を見に来ていたベグの馬車に乗って街を去る。「一生をかけて……死に場所を探しに」と言い残して。
- ザンク・ローワン
- 錬金術師。浅黒い肌に日本の野盗や山賊のような格好をしていて、剣を持っている。峰打ちをするなどある程度日本の剣術を身につけている。
- 1705年に田九郎と共に麻薬と偽金の調査のためにロットヴァンレンティーノ市に訪れた。
- ラローフ・ハンクレティア
- ロットヴァレンティーノの都市警察署長。前の署長の汚職事件で新しく赴任してきた。
- 実は汚職事件は『仮面職人』の被害者である奴隷たちの死をかけた告発に気がついた前署長を解任するための告発であり、自身も「薬」と「偽金」によって実質的な支配者になっていた市民の味方であった。
- ニキとエスペランザの接触で事が公になることを恐れたため、ニキを拉致。さらに街の錬金術師を『仮面職人』事件の犯人に仕立てるために連行しようとする。だが薬の工房である船を燃やされ、エルマーの計略で彼や市民達も反乱の罪で拘束された。
- 私
- 2002年に福引で旅行券を当ててNYに旅行にやって来た日本人カメラマン。愛用のカメラを悪ガキに奪われてしまい、それを取り戻す為に伝手を辿ってマルティージョ・ファミリーに辿り着く。そこで2002年のフィーロに出会い、彼らとその仲間達が不老不死となった1931年の事件のあらましを聞く事になる。羆に襲われた事が原因で、恐怖という感情が欠落したかのような状態になっており、そのためか事件の話を聞いてもあまり驚かずにすんなり受け入れ、フィーロからは最高の聞き手であると褒められた。しかし、カメラを取り戻して戻ってきたロニーが話の最中で"悪魔"らしい扱いを受けていた事に疑問を持ち、心の中で「悪魔なら何かして見せろ」と挑発してしまい、心の中を読まれて言語を絶するほどの恐怖を味わわされてしまう。フィーロの他、マルティージョ・ファミリーの面々や、アイザック、ミリアらとも対面した。日本に帰国後、日本にいずれ遊びに行くというフィーロの訪問を楽しみに待っている。
- その後、悪魔にでも魅入られたのか日本に帰ってから今度はデパートの福引で特賞を当てたが、フィーロたちが尋ねてくるというのでミサオという友人に旅行チケットを譲っている。
- なお、住んでいるアパートの隣の部屋に、デュラララ!!の登場人物である竜ヶ峰帝人が住んでいるらしい。
- クローディア・ウォーケン
- クレアことフェリックス・ウォーケンとシャーネの曾孫。2002年の時点で14歳。赤いくせっ毛の髪に金色の瞳を持つ美少女で、同じ顔で千の貌を紡ぎ出すといわれるほどの全米でも名の知れた、多くの作品に顔を出している仕事を選ばない売れっ子の映画子役。
- フィーロによれば性格と行動力がクレアに似てきているらしく、クレアの影響か「私が生まれた瞬間から世界は私のもの」という考えを持っている。エニス、チェスなどとも面識がある。シャロンの笑顔に顔を赤らめたりとブラコンの気がある模様。
- シャロン・ウォーケン
- クレアことフェリックス・ウォーケンとシャーネの曾孫で、クローディアの実の弟。染めているので黒髪になっている赤い髪(姉と違いストレートな髪)と金色の瞳を持つ、黙っていれば美少女と見まごうほどの美少年。2002年の時点で13歳。
- クレア譲りか類い希な運動神経を持ち、映画の子役専門のスタントマンとして活躍しているが、幼い頃からキースのところによく預けられていたためか無口で、「しゃべるのが苦手」として役者になるのは拒んでいる。
- 電話だと饒舌なキースのことを「話しているのは電話の妖精」と力強く言い切った。ちなみに本人的に可愛い事は「にゃあ」と言う事、可愛い表情は丸めた雑誌で望遠鏡のように姉の顔を覗き込んだり、吹き矢のように口に当てること。
- ジョン・ドロックス
- 丸々と太った体格の黒人男性。クローディア、シャロンが出演する映画「シャーク・フライト」の映画監督。やたらと完璧、パーフェクト、グレイト、エクセレント、マーヴェラス…等々のほめ言葉を高らかに連呼して叫ぶ、テンションの高い性格。作品世界で大人気のコミックの映画作品を第二弾まで作っていることから、映画監督としての腕は確かなようだ。
- 波比(ボビー・スプロット)
- ジャグジー・スプロットとニースの曾孫にあたる。2002年の時点では14歳。ジャグジーに似てか、周りには仲間が大勢いるようであるが、ジャグジーのような人望はあまり無い様子。また、頭脳面はジャグジーやニースの遺伝子が反映されておらず、考えなしの行動が多い。年下好きの娼婦にいいように弄ばれたことがあるらしく、女性は苦手らしいが、トロイ曰く、好みは小麦色に日焼けした女性らしい。
- 2002年に上記の「私」からカメラを盗んだ少年達のリーダー格。カメラをロニーに奪い返されたことでマルティージョに逆恨みをし、仲間とともに外見的に弱そうなフィーロが乗った豪華客船に密航して仕返しをしようとたくらむ。
- トロイ
- ボビーの仲間の黒人の少年。トロイというのはボビーがつけたあだ名。パソコンのウィルスである「トロイの木馬」を集めることを趣味としている。冷静で、常に分析するように話す。
- トール
- ボビーの仲間の背の高い少年。トールというのはボビーがつけたあだ名。
- ハンブティ
- ボビーの仲間のふとっちょの少年。ハンブティというのはボビーがつけたあだ名。
- 模倣犯(コピーキャット)
- 2002年に起こった事件の黒幕である正体不明の謎の人物。とある事件を再現する事によって何かを観ようとしている。
用語
- 不死者
- 喝了『不死之酒』的人類所成爲的東西。不老不死。全省的細胞都生物化,受到傷害的時候會互相再連接在一起,達到復活的效果。與其說是得到了不死之身其實是身體構造變得不同了。不會疼痛也不會消失。破壞越多次的部位再生的速度就越快。
- 唯一致死的方法是被別的不死者用右手放在頭上並且對方有『吞食』的意願。身體以及所有的知識、經驗等都會被對方吸收,然後自己被消滅。另外,有「不死者無法使用僞名這個限制」。這是因爲細胞本能的希望「成爲一個本體」的原因。但是如果是由其他人來介紹或是說出來的僞名則無所謂。還有,因爲這個限制而無法作出年齡僞證的關係,在一些要確認的時候會變得很麻煩。
- 從ヒューイ的女兒シャーネ不是不死者看來,不死的特性無法遺傳。
- 半成品
- 喝下塞拉德開發的『半成品』酒的人類。大部分的性質和不死者類似,最大的差別就是他們無法『吞食』、可以使用僞名和無法防止衰老造成的死亡三點。
- 作爲『半成品』的達拉斯,何故か通常より再生が格段に早く、ヒューイの実験対象扱いなのはこの性質によるものと考えられる。
- 赫蒙克魯斯
- 総じて錬金術で人工的に作られた生命を指すが、性質は大きく異なる場合が殆ど。
- エニスの場合は『不死者』と同等の性質だが、主人の思念一つで体構成が崩壊し、絶命させることが可能。クリストファーらの場合は「不老」だが「不死」ではない。また双子やリーザ等、特殊な性質を持つ個体も存在する。またビルトが研究していたものは男性型と女性型の2種類があり、それぞれ違う性質を持つ。
- 因みにセラードが求めていたホムンクルスとはフラスコ内でしか生きられず、代わりに全ての知識を有していたらしい。
- 馬爾提喬家族
- 緣自意大利的犯罪組織克莫拉的一個二流組織,リトルイタリーとチャイナタウンに小さな縄張りを持つ。由五十人左右構成,其中四分之一是幹部的弱小幫派。據點是蜂蜜專賣店裏面的餐廳「蜂巢(アルヴェアーレ)」。
- 因爲組織的頭領摩魯薩組織的時候,送過每一個參加者帽子。所以形成了幹部晉升會在前一天得知,第二天要和現在的一個幹部到帽子店買一頂帽子的傳統。另外,幹部の上に役職の名前のついた上級幹部が数名いる。
- 經營著違法的賭場和酒類製造以及酒水黑市。高利貸和保護費是主要的資金來源。雖然組織規模很小,但是有不介入麻藥生意的方針。
- 食客(艾薩克、米莉婭、チェス等)、幹部、上級幹部、在餐廳工作的服務員一起になってドミノ倒しに興じるなど,成員大多個性不錯,樂觀的傢伙很多。
- ガンドール・ファミリーとは縄張りが隣り合っているが、敵対はしておらず、組織の仕事上のことに関してはなりあわないことで合意している。むしろ幹部の一人であるフィーロがボスのガンドール三兄弟と幼馴染のためか、幹部昇進の際に共に祝いに来たり、縄張りのカジノにやってきたりと個人同士でのプライベートでは友好的。
- 禁酒法が無くなってからは本拠地の「蜂の巣(アルヴェアーレ)」を合法的なレストランに改装し、繁盛させていた。2002年では組織としては縮小し、「蜂の巣(アルヴェアーレ)」のチェーン店が起動に乗り始めたためにカモッラとしての仕事(みかじめ料の徴収、香辛料の輸入代理店等)のほうが裏家業のようになっている。
- 甘道爾家族
- リトルイタリー、マルベリー通りからやや外れた所にあるジャズホールの地下に事務所を置き、その周辺を縄張りとしている、規模としてはマルティージョと同程度のギャングとしては弱小の組織。しかし、構成員がみな喧嘩っ早いゴロツキ揃いとして有名であり、周囲の組織も一目置く存在感がある。
- 元々はガンドール三兄弟の父親が所属していたマフィア組織の縄張りを、三兄弟の父親が譲り受けたもの。しかし実は他の大規模な組織の抗争に巻き込まれる前にとそのボスが体面を守るために、金を持って逃げる際に尻尾切りしただけであった。しかし三兄弟の父親が古風な考えの持ち主で、「ボスからもらった組をつぶすわけにはいかない」として小さな縄張りだけは残すことができた。
- その後心労で父親が死んだ後、三兄弟が組を引き継ぎ、縄張りを倍にまで拡大した。しかしそのために今でも揉め事が絶えず、1932年にはルノラータ・ファミリーと抗争している。
- 三兄弟の役目はそれぞれ長男キースが「庇護」、次男ベルガが「恐怖」、三男ラックが「打算」であるとラックは思っている。長男が縄張りの住民やファミリーの構成員、マフィアとしての信念を護り、ベルガが腕力で構成員と縄張りを締めるとともに他の組織を威圧し、ラックがそれらとの交渉などで折り合いをつけている。
- 三兄弟ともどこかマフィアのボスにしては甘いところがあるため、幼馴染二人(フィーロ、クレア)からは「マフィアに向いていない」とはっきりと思われているが、キースのみ、マフィアとしての信念を古風であるが持っている。
- 周囲の組織とは停戦協定を結んでいる。マルティージョ・ファミリーとは縄張りが隣り合っているが、幹部のフィーロが三兄弟と幼馴染であるためか、組織としてはなりあわないが、プライベートでは友好的である。
- 闇賭博、闇酒場、闇レース、縄張りからのみかじめ料、高利貸しなどが資金源。組織の弱小さとは関係なく、麻薬には手を出さないことにしている。
- フライング・プッシーフット
- ネブラ社の作った豪華な大陸横断列車。「走る装飾品」と賞賛されることも有れば、「装飾過多で悪趣味」「彫刻を押しつぶしたような外見」と蔑まれる事もある。
- 通常の列車と違い、前方に一等客室が有るのが特徴。また、豪華列車なだけあって二等客室でも通常の一等客室に比肩する。食堂車にはバーが存在し、車掌が飲酒に厳しくなければ、禁酒法時代でありながら酒を出すこともある。
- 1931年の12月30日、議員の妻子、新聞社の使い、黒服集団、白服集団、ジャグジー一味、不死者などが同時に乗り合わせ、さらに「線路の影をなぞるもの(レイルトレイサー)」が列車に現れる。それぞれが複雑に絡み合いながら起こった列車ジャックが原因で多数の死者を出す(乗客に被害はなし。死んだのは全て黒服集団と白服集団、車掌数名)。
- 事件は上からの圧力により報道されなかったものの、最終的に列車は展示用にまわされ、禁酒法が解除されたお祭り騒ぎのさなかに破壊された。
シリーズ一覧
- バッカーノ! The Rolling Bootlegs ISBN 4-8402-2278-9
- バッカーノ! 1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad ISBN 4-8402-2436-6
- バッカーノ! 1931 特急編 The Grand Punk Railroad ISBN 4-8402-2459-5
- バッカーノ! 1932 Drug & The Dominos ISBN 4-8402-2494-3
- バッカーノ! 2001 The Children Of Bottle ISBN 4-8402-2609-1
- バッカーノ! 1933<上> THE SLASH ~クモリノチアメ~ ISBN 4-8402-2787-X
- バッカーノ! 1933<下> THE SLASH ~チノアメハ、ハレ~ ISBN 4-8402-2850-7
- バッカーノ! 1931? 回送編 The Grand Punk Railroad (ドラマCD特典の短編)
- バッカーノ! 1934 獄中編 Alice In Jails ISBN 4-8402-3585-6
- バッカーノ! 1934 娑婆編 Alice In Jails ISBN 4-8402-3636-4
- バッカーノ! 1934 完結編 Peter Pan In Chains ISBN 4-8402-3805-2
- バッカーノ! 1705 The Ironic Light Orchestra ISBN 4-8402-3910-3
- バッカーノ! 2002 【A side】Bullet Garden ISBN 4-8402-4027-7
- バッカーノ! 2002 【B side】Blood Sabbath (2007年11/10発売)
- バッカーノ! 193X A man in the killer (アニメDVD特典として8回に分けて収録される予定の長編)
賞
電撃ゲーム小説大賞金賞 |
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第8回 | 第10回 |
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テレビアニメ
「BACCANO! -バッカーノ!-」のタイトルで2007年7月26日から、WOWOWノンスクランブル枠で放送中。
スタッフ
- 原作 - 成田良悟「バッカーノ!」(メディアワークス電撃文庫)
- 監督 - 大森貴弘
- 企画 - 植田益朗(アニプレックス)、久木敏行(メディアワークス)、太布尚弘(ムービック)、小沢十光(ブレインズ・ベース)
- 企画協力 - 電撃文庫編集部、電撃hp編集部
- 構成/脚本 - 高木登
- キャラクターデザイン - 岸田隆宏
- 美術監督 - 伊藤聖
- 色彩設計 - 歌川律子
- 撮影監督 - 関谷能弘
- CGプロデューサー - 神林憲和
- 編集 - 関一彦
- 音楽 - 吉森信
- 音楽協力 - 佐藤明彦、斎木隆
- 音楽制作 - アニプレックス
- 音響監督 - 岩浪美和
- 音響効果 - 浦畑将(サウンドガーデン)
- 音響プロデューサー - 中野徹
- 音響制作 - HALF H・P STUDIO
- プロデューサー - 横山朱子
- アニメーションプロデューサー - 佐藤由美
- 協力プロデューサー - 和田敦(メディアワークス)、金庭こず恵(ムービック)、米田匡男(WOWOW)
- アニメーション制作 - ブレインズ・ベース
- 製作 - Project Baccano!(アニプレックス、ムービック、ブレインズ・ベース)
主題歌
- オープニング『Gun’s&Roses』
- 演奏 - Paradise Lunch
- エンディング『Calling』
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 副社長は自身が主役である可能性について語らない | 高木登 | 大森貴弘 | 佐藤豊 | 高田晃 |
2 | 老婦人の不安をよそに大陸横断鉄道は出発する | 大畑清隆 | 中野英明 | 青野厚司 | |
3 | ランディとペッチョはパーティの準備で忙しい | 寺東克己 | 米田光宏 | 米田光宏・久本晃嗣 | |
4 | ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ | 大森貴弘 | 松浦錠平 | 石川晋吾 | |
5 | ジャグジー・スプロットは泣いて怯えて蛮勇を奮う | 寺東克己 | 佐藤豊 | 小谷杏子 | |
6 | レイルトレーサーは車内を暗躍し虐殺をくりかえす | 神戸守 | 小丸敏之・羽山賢二 | ||
7 | すべては亞德維納·阿維斯号の船上からはじまる | 神戸守 | 原博 | 鈴木慎吾 | |
8 | アイザックとミリアは我知らず周囲に幸福をまきちらす | 大畑清隆 | 亀谷響子 | ||
9 | クレア・スタンフィールドは忠実に職務を遂行する | 寺東克己 | タムラコータロー | 青野厚司 | |
10 | チェスワフ・メイエルは不死者の影に怯え策略をめぐらす | 大畑清隆 | 小阪春女 | 田中良・小谷杏子 | |
11 | シャーネ・ラフォレットは二人の怪人を前に沈黙する | 神戸守 | 久木晃嗣・をがわいちろを | ||
12 | フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる | 名村英敏 | 川越淳 | 青野厚司・福田紀之 | |
13 | 不死者もそうでない者もひとしなみに人生を謳歌する |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
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衛星放送 | WOWOW | 2007年7月26日 - | 木曜 24時30分 - 25時00分 |
ゲーム
模板:節新製品 2008年1月にメディアワークスより、ニンテンドーDS用ソフトが発売予定。DS電撃文庫第5弾である。