フルメタル·パニック!

出自宅犬維基
於 2007年12月15日 (六) 20:54 由 〓犬〓討論 | 貢獻 所做的修訂 →‎登場人物
跳至導覽 跳至搜尋

模板:記事分割 模板:未完 XykYTo <a href="http://pqxykvqnsxuu.com/">pqxykvqnsxuu</a>, [url=http://wdqsnujotnjq.com/]wdqsnujotnjq[/url], [link=http://muguyracubvb.com/]muguyracubvb[/link], http://eehpgflnxjkg.com/フルメタル・パニック!』は、賀東招二作、四季童子イラストのライトノベル1998年より「月刊ドラゴンマガジン」(富士見書房)に掲載・連載された作品を中心に、富士見ファンタジア文庫から単行本が刊行されている。2002年からアニメ化、2003年からは漫画化もされた。通称はフルメタ、または完全金属騒乱雑賀礼史が『召喚教師リアルバウトハイスクール』のあとがきでこう表記したことから)。タイトルはスタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』をもじったものである。

ある軍事組織の傭兵である主人公が、1人の少女の護衛任務を受けて日本の高校に潜入してくるところから話ははじまる。ヒロインの秘密を巡る組織間のアクションを書いた「長編」、学園生活の中で主人公が引き起こすドタバタを書いた「短編」、メインストーリーを補完するようなエピソードを収めた「サイドアームズ」の3つのシリーズに分かれている。

登場人物

フルメタル·パニック!的登場人物

世界設定

基本的には20世紀末から21世紀初頭の現実世界に準じた世界を描いており、1980年代の半ばまでは現実世界の歴史を辿っている。しかし、本作においてはソ連が崩壊していないため、冷戦構造が平政10年(平成10年と同時期と思われる。「平政」は本作における元号)になっても解消しておらず、また、中国が南北に分裂し、香港ベルリンのように分割統治されているなど、多くの異なる点がある。

相違点としては以下のものを挙げることができる。

  • 北朝鮮の経済状況が大きく異なる。現実の1990年代末期には北朝鮮は大規模な飢饉に見舞われているが、本作では豊作であり、悪化していた経済も立ち直りを見せ始めている。
  • 中国が南北に分断長江が境界線らしい)し、香港が分割統治されている。長江を境に、北側が東側陣営に属する人民解放委員会(北中国・北京政府)、南側が西側陣営中華民主連合(南中国・広州政府)となっており、実質的に内戦状態にある。香港は九竜半島側が北中国領、香港島側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割(1997年?)以来ヴィクトリア湾を挟んで拳銃以外のあらゆる火器が届く距離でのにらみ合いが続いている(アニメ版では南京で南北間協議が行われている)。
  • 湾岸戦争の勃発がタジキスタンの分離独立問題やパレスチナ問題の激化に飛び火し、結果として第五次中東戦争が勃発した。その後クウェート北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによってイスラエルアラブ諸国の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
  • クウェート事件の半年後、ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフとアルクスニスに作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は右傾化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる(作中、マデューカスは「フルシチョフ以前の時代(=キューバ危機以前)にまた逆戻りだ」と語っている)。
  • ソ連の右傾化を受けてアフガニスタン再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界においてタリバン政権は存在しない。
  • ブッシュが爆弾テロで死亡した?(未確定情報。作中において、「ブッシュの息子が爆弾テロで死んだ」との記述があるが、ブッシュ家の誰の息子が死んだのかまでは書かれていない)
  • B-2が存在しない。代わりにB-1にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
  • 現実には当時の都知事である青島幸男が中止の決定をした世界都市博覧会が本作では行われ、大赤字に終わっている。ただし、青島幸男が本作の世界において都知事に就任していたか否かは不明である。

短編では都立陣代高校が主な舞台となっており、東京都調布市仙川にある東京都立神代高等学校がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は仙川駅だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ調布市内にある調布飛行場などや調布市内の地名および京王線の駅名(仙川を除く)は作中でそのまま使われている。

ミスリル

活動内容
ミスリルは、フルメタル・パニック上に登場する、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織である。軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、テロリストや独裁政権に対し、アーム・スレイブなどを送り込み、これを殲滅している。また、敵対組織の軍事的発展を防ぐため、『ウィスパード』とよばれる特殊能力者の人道的保護なども行っている。
テクノロジー
豊富な資金力により、世界の10年先を行くと噂されるほど、優れた科学兵器を持つ。特に、強襲揚陸潜水艦『トゥアハー・デ・ダナン』や、ラムダ・ドライバ搭載アーム・スレイブ『アーバレスト』などが、特筆すべき兵器である。
組織構成
「作戦部・情報部・研究部」からなり、作戦部はそれぞれ異なる地域を担当する4つの戦隊からなる(作戦本部はシドニーにある)。また、それぞれの戦隊がケルト神話に関連した名称をその名に冠している。
同じミスリルという組織にあって、作戦部・情報部の間では、かなりの反発・軋轢がある。前者は「前線任務」が主であるのに対し、後者は「後方支援」「諜報活動」が主であり、レイスなどが所属している。場合によっては、互いに情報操作を行い相手を欺くなど、足を引っ張り合うこともある。
ミスリル作戦部に属する各戦隊
  • 地中海戦隊『パルホーロン』
  • 南大西洋戦隊『ネヴェズ』
  • インド洋戦隊『フィル・フォルヴ』
  • 西太平洋戦隊『トゥアハー・デ・ダナン』
基地の所在地
なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するというメリダ島は北緯20度50分、東経140度31分[1]に存在するという設定だが、この位置は宇津帆島とまったく同じである(その他、この作品には蓬莱学園シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。他の三部隊の基地の所在は不明だが、地中海戦隊に関してはエーゲ海に存在することが本編に記述されている。
エージェント
ミスリルのエージェントの多くは、年俸契約などによる「傭兵」として雇われており、かなりの好待遇とされている。その代価として、エージェントには資質・経験の面で極めて高水準の能力が要求されるため、結果として作戦の成功率も高い。現在のところ、ミスリルに所属しているエージェントで、青二才や新米などの兵士は登場していないことからも、その質の高さは伺える。
特殊工作、諜報活動、アーム・スレイブなどの兵器によるテロリスト壊滅など、その任務は幅広い。中でも、主人公である宗介たちの所属する「SRT要員」(特別対応班、Special Response Teamの略)と呼ばれる者たちは、特にその能力が高く、一般兵士数人でも同一条件では取り押さえることは困難であるとされる。
それまでの殺伐とした軍隊・傭兵をしていた者にとって、優れた人員と最新兵器をもって、より真の平和維持に貢献できるミスリルは、誇りと満足感を得られると評価する者が多い。他組織と比べ、道徳心・忠誠心などのモラルは非常に高いが、中には単に契約金の高さだけの理由でミスリルに入隊する者もおり、敵組織アマルガム(ガウルン等)の買収などによる「裏切り・情報漏えい」なども実際に起きている。

アマルガム

名称
ミスリルの最大の敵対組織が、この「アマルガム」という秘密組織である。本来「アマルガム」とは、水銀と他の金属との合金の総称である。架空の銀からつけられた組織名である、「ミスリル」への当てつけではないか…という推測が、テッサによって述べられている。
活動・技術
世界のテロリスト・独裁政権・紛争地域などに対して、その手助け・兵器提供などを行っている。その規模・技術レベルはミスリルのそれと同等以上とみられ、ラムダドライバ搭載兵器に関しては、ミスリルが宗介一人しか操縦できない点とくらべ、アマルガムは常に一歩先を行っている。ただし、その技術的優位のせいで、対ラムダ・ドライバ搭載機用の戦術や技術のノウハウが、実はミスリルほど充実していない…というデメリットも生じている。
組織形態
通常の軍事組織と異なり、トップを定めないという特徴を持つ。「幹部」はいるものの、それらをまとめる立場にある「黒幕」が存在しない、非ピラミッド型(テッサ曰く「クモの巣型」)の組織形態を採用している。幹部にはそれぞれ同等の権力を与えられており、それ故、組織としての方針は議論を通じて民主的に決定される。このようなリスク・ヘッジにより、「重大な問題に関する決定が遅い」というデメリットはあるものの、組織内の実力者に欠損が生じても組織全体への損失を軽微に抑えられる…というメリットがある(テッサはこれを、インターネットアーパネット構想に例えて説明した)。
幹部クラスの大物が、現場で先陣を切って戦闘などを行うなど、ミスリルとは大きく異なった組織構造をしている。
ウィスパードの探索
アマルガムの主要な活動のひとつに、ウィスパードの探索が挙げられる。しかし、ウィスパードへの扱いは、ミスリルと大きく異なる。アマルガムの場合、大量の薬物を投与して、精神破壊ギリギリまで追い込むことで、ブラックテクノロジーと呼ばれる未知の軍事情報を得ている。
もっとも、中にはレナードのように、研究対象ではなく幹部兼技術者として、アマルガムに関与するウィスパードも存在する。また、アマルガムに捕らわれた後のかなめは、レナードの進言(健康な状態でなければ、ウィスパードの秘める知識を効率良く引き出せないかもしれない…という推定)に基づき、客人のような扱いを受けている。

設定

既刊タイトル一覧

長編
  • 戦うボーイ・ミーツ・ガール(1998年9月)ISBN 4829128399
  • 疾るワン・ナイト・スタンド(1999年3月)ISBN 4829128755
  • 揺れるイントゥ・ザ・ブルー(2000年2月)ISBN 4829129530
  • 終わるデイ・バイ・デイ
上(2000年11月)ISBN 4829113073、下(2001年4月)ISBN 4829113499
  • 踊るベリー・メリー・クリスマス(2003年3月)ISBN 482911505X
  • つづくオン・マイ・オウン(2004年10月)ISBN 4829116595
  • 燃えるワン・マン・フォース(2006年1月)ISBN 4829117931
  • つどうメイク・マイ・デイ(2007年3月20日)ISBN 978-4-8291-1911-2 初出:月刊ドラゴンマガジン 2006年5月号~2007年3月号

長編のタイトルは『動詞+英語3単語』で構成されるのが特徴で、英語部分の頭文字が各長編タイトルの略称として使用されることがある(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」では「BMG」など)。

月刊ドラゴンマガジン連載は「つどうメイク・マイ・デイ」で終了しており、以降はすべて書き下ろしとなる。 この理由について筆者は「これからのお話は一気に読んでもらいたい・連載形式だといつまでかかるかわからない・前後の構成をしっかりさせたいため」と話している。

短編
  • 放っておけない一匹狼?(1998年12月)ISBN 4829128577
  • 本気になれない二死満塁?(1999年5月)ISBN 4829128879
  • 自慢にならない三冠王?(1999年10月)ISBN 4829129263
  • 同情できない四面楚歌?(2000年6月)ISBN 4829129743
  • どうにもならない五里霧中?(2001年10月)ISBN 4829113898
  • あてにならない六法全書?(2002年6月)ISBN 482911441X
  • 安心できない七つ道具?(2003年7月)ISBN 4829115408
  • 悩んでられない八方塞がり?(2005年7月)ISBN 4829117400
  • 音程は哀しく、射程は遠く ―サイドアームズ―(2004年4月)ISBN 4829116056
  • 極北からの声 ―サイドアームズ2―(2006年7月)ISBN 4829118423

「サイドアームズ」の名が冠せられた短編はミスリルの面々を描いたものがほとんどだが、基本的にこちらは陣代高校における宗介らのドタバタを描いた作品である。各タイトルの中に含まれた漢数字が短編の巻数になる。なお、これのタイトル付けに作者は相当苦労している模様。

アニメ

フルメタル・パニック!

2002年1月からWOWOWにて放送された。原作長編の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』まで、全24話で放送されたが、「習志野は燃えているか?」と「故郷に舞う風」は、原作には無いオリジナルのエピソードである。 2003年以降の、京都アニメーション制作である続編シリーズと区別するため、『無印』と、ファンの間で呼ばれることが多い。

当初の放送は2001年秋に予定されていたが、アメリカ同時多発テロ事件が発生し、その際、前半ストーリーにおいてハイジャック事件が重要な背景としてあったため(宗介の「アフガニスタン帰りの傭兵」という設定が引っかかったという説も)、放送を一時見合わせた経緯がある。また、作中においても北朝鮮やアフガニスタンがそれぞれ架空の「ハンカ自治州[1]」「ヘルマジスタン」に変更されている(この変更は京都アニメーション版でも継続)。ワールドカップ開催が近かったためか、「ドーハの悲劇」、「ジョホールバルの歓喜」がらみの小ネタもあった。

又、2006年9月11日から2007年2月19日までAT-Xでも放送された。

スタッフ

  • 企画:安田猛・小川洋・酒匂暢彦・鈴木経男・島村達夫・雲出幸治
  • 原作:賀東招二四季童子
  • 監督:千明孝一
  • キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
  • シリーズ構成:千明孝一・志茂文彦・賀東招二
  • メカデザイン:海老川兼武、謂原敏明
  • 統括プロデューサー:伊藤敦
  • 協力プロデューサー:長谷川徳司(WOWOW)
  • プロデューサー:冨岡重明・武智恒雄・福井政文・鈴木淑仁
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽プロデュース:渡辺隆(ポニーキャニオン
  • 音楽ディレクター:渋谷知子(サイトロン・アンド・アート
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響制作:楽音舎
  • 効果:浦畑将
  • 調整:矢野さとし
  • アシスタント:椎原操志
  • 音響制作担当:杉山好美
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 美術監督:太田大
  • 撮影監督:福士享(T2 stadio)、林コージロー、瓶子修一
  • 色彩設計:中村近世
  • 編集:重村建吾
  • アニメーションプロデューサー:村濱章司
  • 制作管理:梶田浩司(G.D.H.)
  • 制作:GONZO・ディジメーション
  • 製作:ミスリル

主題歌

  • オープニングテーマ: 『tomorrow』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ: 『枯れない花』 歌・下川みくに

各話タイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 気になるあいつは軍曹(サージェント) 千明孝一 千明孝一 西山明樹彦 堀内修
第2話 守ってあげたい 志茂文彦 京田知己 黒田やすひろ 神本兼利
第3話 ランジェリー・パニック 志茂文彦 西山明樹彦 西山明樹彦 竹田逸子宇佐美浩一
第4話 キッド・ナップ 大久保富彦 大久保富彦 高瀬節夫 青木真理子
第5話 囁かれし者(ウィスパード) 植田浩二 坂田純一 黒田やすひろ 青木真理子
第6話 STILL ALIVE 植田浩二 小倉陳利 西山明樹彦 内田順久
第7話 ボーイ・ミーツ・ガール 志茂文彦 京田知己、千明孝一 深井蒼 いちかわけいぞう
第8話 パートタイム・ステディ 十川誠志 千明孝一 黒田やすひろ 神本兼利
第9話 あぶないセーフハウス 植田浩二 岡村天斎 土屋浩幸 河村明夫
第10話 ラン・ランニング・ラン 志茂文彦 坂田純一 西山明樹彦 寺岡巌
第11話 ベヘモス覚醒 十川誠志 大久保富彦 西山明樹彦 津熊健徳、堀内修
第12話 ワン・ナイト・スタンド 十川誠志 千明孝一 千明孝一 寺岡巌
第13話 猫と仔猫のR&R(ロックンロール) 千明孝一 小倉陳利 西山明樹彦 神本兼利、酒井和男
第14話 習志野は燃えているか? 十川誠志 京田知己 浦田保則 細越裕治
神本兼利(作監補佐)
第15話 故郷に舞う風・前編 植田浩二 小倉陳利 高瀬節夫 青木真理子
第16話 故郷に舞う風・中編 志茂文彦 坂田純一 土屋浩幸 河村明夫
第17話 故郷に舞う風・後編 十川誠志 岡村天斎 松尾慎 佐竹義一
第18話 深海パーティー 大久保富彦 岡村天斎 神戸洋行 金崎貴臣
第19話 エンゲージ・シックス・セブン きむらひでふみ 小野学 西山明樹彦 寺岡巌
第20話 ヴェノムの火 植田浩二 佐藤英一 鈴木薫 金紀杜
第21話 ディープ・トラップ 志茂文彦 鈴木吉男 黒田やすひろ 青木真理子
第22話 ジャック・イン・ザ・ボックス 十川誠志 関野昌弘 西山明樹彦 神本兼利、金崎貴臣
第23話 巨人のフィールド 千明孝一 小倉陳利 浦田保則 寺岡巌
第24話 イントゥ・ザ・ブルー 志茂文彦 千明孝一 浦田保則、千明孝一 堀内修
神本兼利、金崎貴臣
(二人共に作監補佐)
  1. 「自治州」といいつつも事実上独立国。第四話の地図によればロシア沿海地方ハンカ湖近辺。 なお、地図のシーンは「北朝鮮でない」ことを強調するためか朝鮮半島が入る範囲からズームアップする演出がなされている。

フルメタル・パニック? ふもっふ

2003年8月からフジテレビで放送された。全11回放送(15話)。DVDは全6巻発売(17話)、2007年6月22日にDVDBOXが発売された。 又、フジテレビ721AT-XにおいてCS放送もされた。

原作の短編をアニメ化。そのためシリアス要素がほとんどなく、完全にドタバタ学園ラブコメディである。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。一部の回では放送時間30分のうち、前後半15分でタイトル名が異なる。アニメーション制作は京都アニメーションが担当している。

長崎での幼児誘拐殺害事件の直後であったことを受けて、放送されない話があった(その未放映の話はビデオ・DVD化の際に収録された。ただし、DVDの収録は放送順と一部異なる)。なおDVDでボイスチェンジャー機能をOFFにするとシステムが落ちるというおまけ要素もファンの中で話題となった。またDVD限定版では、賀東招二、志茂文彦脚本の本編に関連したドラマCD「テレサ・テスタロッサの艦長日記」が各巻毎付属している。限定版付属のドラマCDは全6巻。

スタッフ

  • 原作:賀東招二
  • 原作イラスト:四季童子
  • 製作:安田猛、小川洋、鈴木径男、酒匂暢彦、福井政文
  • 企画プロデューサー:伊藤敦、八田英明
  • 監督:武本康弘
  • シリーズ構成:賀東招二・志茂文彦
  • キャラクターデザイン: 堀内修
  • 編集:森田清次
  • 美術監督:鵜ノ口譲二、多田喜久子
  • 美術設定:鵜ノ口穣二、上原志津子、須藤岳、多田喜久子
  • 美術監督補佐:上原志津子
  • 撮影監督:中上竜太
  • 設定:高橋博行、小川浩
  • 動画検査:中野恵美、中峰ちとせ、中野涼子、後藤圭裕、中野江美、白井順
  • スキャン:柴田邦浩、堀江明美
  • 色彩設定:高木理恵
  • 色指定検査:高木理恵、下浦亜弓、枝松知子、竹田明代、石田奈央美、飯岡ひとみ、池さゆり
  • 特殊効果:三浦理奈、永井留美子
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(サイトロン・デジタルコンテンツ)、小川敬一(サイトロン・デジタルコンテンツ)
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響効果:倉橋裕宗
  • 選曲・録音:矢野さとし
  • 録音助手:五十嵐恵美
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:STADIO GREENBIRD、スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • 企画協力:富士見書房(菅沼拓三、郡司顕義、白山隆彦、佐藤久美子)、松村浩、山岸智也(ビッグショット)
  • 広報:正岡高子(フジテレビ)、大石睦美、蜂谷誠一
  • スペシャルサンクス:市川仁、澤田陽子、阿部祐督
  • プロデューサー:浜野貴敏(フジテレビ)、冨岡重明、武智恒雄、畑中利雄
  • プロデュース協力:中嶋嘉美(ビッグショット
  • アニメーションプロデューサー:八田陽子
  • 編集担当:及川雪江(森田編集室
  • オンライン編集:IMAGICA
  • オンライン編集協力:IMAGICAエンタテインメント
  • オンライン編集担当:金沢直樹、内藤亮
  • チーフ・マネージャー:大橋永晴
  • 設定マネージャー:上野弘泰、栗原一樹、村元克彦
  • 制作デスク:出口秀男(タツノコプロ制作協力時)
  • 制作マネージャー(制作進行):大橋永晴、上野弘泰、深尾聡史、後藤広光、難波田進悟
  • マネージャー補:高尾一也、八田真一郎、山口真由美
  • 制作協力:タツノコプロ(第3、4、9、10回放送担当)
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 制作:フジテレビ、陣代高校生徒会

主題歌

  • オープニングテーマ: 『それが、愛でしょう』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ: 『君に吹く風』 歌・下川みくに

各話タイトル

話数の並びはDVD収録順である。

話数 放送回 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 制作協力
第1話 1-A 南から来た男 賀東招二 武本康弘 北之原孝将 米田光良
第2話 未放映 妥協無用のホステージ
第3話 未放映 すれ違いのホスティリティ 志茂文彦 山本寛 池田和美 アニメーションDo
第4話 1-B 空回りのランチタイム
第5話 2 鋼鉄のサマー・イリュージョン 志茂文彦 三好一郎 多田文男
門脇聡(作監補)
第6話 3-A 芸術のハンバーガー・ヒル 賀東招二 大久保富彦 小野修次 タツノコプロ
第7話 3-B 一途なステイク・アウト
第8話 4-A 純で不純なグラップラー 武本康弘 まつぞのひろし 荒川真嗣 石川健介
米田光良
タツノコプロ
第9話 4-B 善意のトレスパス
第10話 5-A 押し売りのフェティッシュ 志茂文彦 北之原孝将 米田光良
第11話 5-B 暗闇のペイシェント
第12話 6 やりすぎのウォークライ 志茂文彦 三好一郎 多田文男
門脇聡(作監補)
第13話 7 女神の来日(受難編) 賀東招二 石原立也 池田晶子
第14話 8 女神の来日(温泉編) 賀東招二 武本康弘 山本寛 池田和美 アニメーションDo
第15話 9 仁義なきファンシー 志茂文彦 渡辺純央 高田晃
中武学
タツノコプロ
第16話 10 ままならないブルーバード 志茂文彦 大久保富彦
坂田純一
大久保富彦 小野修次
中武学
タツノコプロ
第17話 11 五時間目のホット・スポット 賀東招二 武本康弘 米田光良

フルメタル・パニック! The Second Raid

2005年7月からWOWOWにて放送された。全13話、全R-15指定相当。WOWOWノンスクランブルアニメ初の5.1chサラウンド・ステレオ放送。DVDは第1話放映開始一週間前に放映された特別番組「フルメタル・パニック!TSR~ライトノベルの夜明け~」した全7巻である。DVDに関して、初回限定版の収録音声は5.1chドルピーデジタルでであったが、通常版についてはステレオ2.0chドルピーデジタル収録である。DVDBOXは、OVA発売後1年後経過した2007年7月27日に発売され、DVDBOXにおけるDVDの内容は初回限定版と仕様が同等で本編の収録音声がドルピーデジタル5.1chであり、映像・音声特典も収録されている。なお、放映の約一年前にプレDVDとして「Scene00」が月刊ドラゴンマガジン等で誌上販売された(後に一般にも販売される)。また、TSRは長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話~第4話は、原作には無いエピソードとなっている。

今までの作品とは違い、舞台は「学園」ではなく「軍」。シリアスが中心なためコメディ的な要素は抑えられているが、前作「~ふもっふ」同様、学園内のテンポの良いドタバタラブコメ要素は健在である。グロテスクな描写がみられるので、R-15指定された。

又、2007年7月31日から10月23日までAT-Xでも放送された。WOWOWでは前述の通りR-15指定での放送だったが、AT-Xでの放送においては視聴年齢制限はかけられなかった。

スタッフ

  • 原作:賀東招二
  • 原作イラスト・キャラクター原案:四季童子
  • 製作総指揮:安田猛、宇田川昭次、鈴木径男、酒匂暢彦、八田陽子
  • 企画:井上伸一郎、小川洋
  • 企画協力:富士見書房(白山隆彦、菅沼拓三、郡司顕義、工藤大丈、佐藤久美子)
  • 企画プロデューサー:伊藤敦、八田英明
  • 監督:武本康弘 
  • シリーズ構成:賀東招二
  • キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
  • メカニカルデザイン:海老川兼武・渭原敏明
  • 美術監督・美術設定:鵜ノ口穣二
  • 美術監督補:篠原睦雄
  • 色彩設定:高木理恵
  • 色指定検査:高木理恵、竹田明代、石田奈央美、下浦亜弓
  • 特殊効果:三浦理奈
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 動画検査:中野恵美、東野伊佐子、村山健治、栗田智代、中峰ちとせ
  • 撮影監督:中上竜太
  • 編集:重村健吾(スタジオごんぐ
  • 設定:高橋博行
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(サイトロン・デジタルコンテンツ)
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン)
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎
  • 音響効果:倉橋裕宗(サウンドボックス
  • 録音:矢野さとし
  • 録音助手:田中文章(スタジオごんぐ)
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • プロデューサー:北浦宏之(WOWOW)、鈴木智子、松井智、武智恒雄
  • アソシエイトプロデューサー:草壁克彦(WOWOW)、鈴木淑仁(YOMIKO
  • アシスタントプロデューサー:千葉誠、山口真由美
  • コーディネィト:棚橋哲也(YOMIKO)、宮本正輝(YOMIKO)、森真奈(博報堂DYメディアパートナーズ
  • 公式HP制作:橋本洋(キャラクター・アンド・アニメ・ドット・コム
  • ロゴデザイン:市川仁(HY)
  • プロモーション:山下浩志郎(WOWOW)、遠藤浩(WOWOW)、大石睦美、西山洋介、飯田祐介(ポニーキャニオン)
  • オンライン編集:キュー・テック
  • エディター:板倉玄、帆苅亮
  • オンライン編集担当:田畑孝之
  • 設定マネージャー:栗原一樹
  • 制作マネージャー:神原宏昭、八田真一郎、大橋永晴、富井涼子、栗須貴大
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 制作協力:WOWOW
  • 製作:Full Metal Panic! Film Partners

主題歌

  • オープニングテーマ: 『南風』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ: 『もう一度君に会いたい』 歌・下川みくに

各話タイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
Scene1 終わる日々 賀東招二 武本康弘 武本康弘 堀内修
Scene2 水面下の状景 武本康弘 山本寛 山本寛 池田和美
Scene3 迷宮と竜 賀東招二 北之原孝将 北之原孝将 米田光良
Scene4 デイライト 賀東招二 三好一郎 三好一郎
石立太一(演出助手)
門脇聡
Scene5 うるわしきシチリア 志茂文彦 武本康弘 武本康弘 池田晶子
Scene6 エッジ・オブ・ヘヴン 山本寛 山本寛 山本寛 池田和美
Scene7 とりのこされて 武本康弘 吉岡忍 吉岡忍 米田光良
Scene8 ジャングル・グルーブ 賀東招二 三好一郎 石立太一 門脇聡
Scene9 彼女の問題 志茂文彦 北之原孝将 北之原孝将 池田晶子
Scene10 ふたつの香港 山本寛 吉岡忍 吉岡忍 池田和美
Scene11 彼の問題 武本康弘 山本寛 山本寛 米田光良
Scene12 燃える香港 志茂文彦 三好一郎 三好一郎 門脇聡
Scene13 つづく日々 賀東招二 武本康弘 武本康弘
坂本一也(演出補佐)
堀内修、北之原孝将(メカ作監)
門脇聡、米田光良(二人ともに作監補佐)

フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA

2006年5月26日にDVDにて発売された。全1話。「わりとヒマな戦隊長の一日」を収録。限定版には賀東招二脚本のドラマCD「ありえない授業」が同梱されている。

短編5巻『どうにもならない五里霧中?』に収録された、同名のエピソードを映像化したもの。『終わるデイ・バイ・デイ』(アニメ: The Second Raid)の後日談とも言うべき内容である。登場人物は、本来シリアスパートを担当するミスリルの人員だが、クルーゾーやカリーニンなど、一部キャラクターの本編では描かれなかった面が描写されており、そのギャップが非常に笑いを誘う出来となっている。

スタッフ

  • 原作・脚本:賀東招二
  • 原作イラスト・キャラクター原案:四季童子
  • 製作総指揮:安田猛、宇田川昭次、酒匂暢彦、八田陽子
  • 企画:井上伸一郎、小川洋
  • 企画協力:富士見書房(白山隆彦、菅沼拓三、郡司顕義、工藤大丈、佐藤久美子)
  • 企画プロデューサー:安田猛
  • 監督・絵コンテ・演出:武本康弘
  • キャラクターデザイン・作画監督:堀内修
  • メカニカルデザイン:海老川兼武
  • 美術監督・美術設定:鵜ノ口穣二
  • 色彩設定・色指定検査:高木理恵
  • 特殊効果:三浦理奈
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 撮影監督:中上竜太
  • 動画検査:中峰ちとせ
  • 設定:高橋博行
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽ディレクター:澁谷知子(ハピネット
  • 音楽プロデューサー:渡辺隆(ポニーキャニオン)
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • 音響監督:鶴岡陽太(楽音舎)
  • 音響効果:倉橋裕宗(サウンドボックス)
  • 録音:矢野さとし
  • 録音助手:田中文章(スタジオごんぐ)
  • 音響制作担当:杉山好美(楽音舎)
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • 編集:重村健吾(スタジオごんぐ)
  • プロデューサー:鈴木智子、武智恒雄
  • 作品担当:伊藤敦、八田英明、山口真由美
  • プロモーション:大石睦美、西山洋介
  • 公式HP制作:須子博方(キャラアニ
  • ロゴデザイン:市川仁(HY)
  • オンライン編集:キュー・テック
  • エディター:板倉玄
  • オンライン編集担当:三橋勝彦
  • 設定マネージャー:栗原一樹
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 製作:トゥアハー・デ・ダナン

英語版

  • 英語版は米ADV Filmによりアニメ全シリーズが発売されている。キャストはADV Filmの看板声優ともいえるChris Pattonが相良宗介を、Luci Christianが千鳥かなめを演じ、非常に完成度の高いものとなっている。
  • 英語版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の最終話EDでは、英語版キャストによる日本語オリジナル版に無いやりとりが録音されている。
  • 日本語版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の第1話における「つい最近も、**(銃声により音が消えている)のテロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、**(銃声)の高官を吹き飛ばした事件があった」というセリフが、英語版では「There was an incident recently, some islamic foundamentalist terrorists blew up a high ranking US military official by rigging a bomb in his mail box(つい最近も、イスラム原理主義テロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、米国の軍高官を吹き飛ばした事件があった)」に変わっており、表現の直接性からアメリカ社会におけるイスラム教徒に対する姿勢を垣間見ることができる。

漫画

  • 『フルメタル・パニック!』(画: 館尾冽)全9巻。ドラゴンコミックス。
    掲載雑誌: 「月刊コミックドラゴン角川書店)」→「ドラゴンエイジ(角川書店)」2003年5月号-2005年4月号
    「戦うボーイ・ミーツ・ガール」~「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」
  • 『フルメタル・パニック!Σ』(画: 上田宏)。連載中。現在6巻。
    掲載雑誌: 「ドラゴンエイジ(角川書店)」
    「終わるデイ・バイ・デイ」・「つづくオン・マイ・オウン」(「踊るベリー・メリー・クリスマス」は漫画化されていない)
  • 『いきなり! フルメタル・パニック!』(画: 永井朋裕)全5巻
    オリジナルストーリーのギャグ漫画。
    永井朋裕は「フルメタ」の原作をほとんど読んでいない状態で漫画を描いていた。そのため、原作と噛み合っていない箇所が随所に見受けられる。「ボン太くん」が出てきておらず、代わりに“クマ”が登場しているのがその一例である。
  • 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(画: 永井朋裕)全1巻
    『いきなり! フルメタル・パニック!』の番外編として掲載されたシリアス・ストーリー「九龍門(カオルーンゲイト)」編のコミック版。
    台湾問題中台危機を題材にしており、現実世界と同じ香港や改革開放も登場するなど原作での「分断中国」の設定と明らかに矛盾している(原作の世界観における台湾の情勢は不明だが、南中国が資本主義陣営である以上中華民国であっても現実の中台関係とは大きく異なると見られる)。

模板:月刊ドラゴンエイジ連載中

CD(限定版付属ドラマCDは除く)

発売元は全てポニーキャニオンである。

  • フルメタル・パニック!ドラマCD(全3巻)

アニメ化前に月刊ドラゴンマガジンで誌上販売されたものであり、現在入手困難。声優のキャストは一部を除きアニメ版と異なる。

    • 「やりすぎのウォークライ」(2001年5月10日発売)
    • 「一途なステイク・アウト」(2001年8月10日発売)
    • 「女神の来日(受難編)」(2001年11月9日発売)
  • フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム1 (2002年4月17日発売)
  • フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム2 (2002年6月19日発売)
  • フルメタル・パニック?ふもっふ オリジナルサウンドトラックアルバム (2003年12月17日発売)
  • フルメタル・パニック!The Second Raid オリジナル・サウンドトラック・アルバム(2005年8月18日発売)

ゲーム

外部リンク

模板:前後番組

模板:前後番組