アリソン

出自宅犬維基
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模板:Infobox animanga/Header 模板:Infobox animanga/Novel 模板:Infobox animanga/Game 模板:Infobox animanga/Manga 模板:Infobox animanga/Footerアリソン』は、電撃文庫から発行されている時雨沢恵一ライトノベルシリーズ。イラスト黒星紅白。シリーズ累計100万部以上の人気作品[1]。続編として、『リリアとトレイズ』シリーズが刊行されている。

また、ニンテンドーDS対応のサウンドノベルDS電撃文庫」第1弾タイトルとして2006年12月7日に発売された(「いぬかみっ!」と同時発売)。

月刊電撃コミックガオ!』(メディアワークス2007年9月号より漫画化作品が連載中。作画は晴瀬ひろき

また、テレビアニメ化も決定している[1]

概要

空軍飛行士のアリソンと、その幼馴染みのヴィルが大陸が一つだけある世界で繰り広げる冒険ストーリー。 2002年3月に第一巻が刊行され、2005年5月の第三巻の下巻で『アリソン』としては完結、『リリアとトレイズ』シリーズへと続いている。 模板:Netabare

世界

現実世界でいうと1930~40年ころ。世界には、大陸が一つだけあり、中央を流れるルトニ河と中央山脈によって東西に分断されている。その東側と西側で戦争が続いていて、現在は休戦状態。

ロクシェ

東側。正式名称は「ロクシアーヌク連邦」。16の国と2つの地域の連邦。公用語はロクシェ語。アリソンとヴィルはこちらの人間。東はカスナ国から、西はイクストーヴァ王国まである。

スー・ベー・イル

西側。正式名称は「ベゼル・イルトア連合王国」。ベゼル王国とイルトア王国、それと小さな国がいくつかまとまった連合。公用語はベゼル語。首都はスフレストス。ちなみに、金髪の人が多い。

ストーリー

アリソン
ヴィルとアリソンは、ホラ吹きとして有名なお爺さんから“宝の話”を聞いていた。それは『二つの国の戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』だという。今まで嘘ばかり言ってきたこの爺さんだが、本当の話らしい。ところがその爺さんが、二人の目の前で誘拐されてしまう。二人はその誘拐犯を追跡し“西側”に侵入。軍の基地に忍び込み、拘束されていたホラ吹き爺さんを見つけ出す。宝のありかと彼の正体を聞いた二人は、追ってきた西側の軍人(ベネディクト)も味方につけ、ついに宝を発見する。その“宝”は、いわゆる財宝とは違うものだったが、確かに二つの国の戦争を終わらせるほどの価値があるものだった。
アリソンII 真昼の夜の夢
学校の冬季研修旅行でイクス国(イクストーヴァ)に来ていたヴィル。イクス国では10年前に王宮で火事が起こり、王家が全員死んでいた…などという話を友人としていたが、突然アリソンに『誘拐』されてしまう。天気はいきなり吹雪になり、二人はとある村にたどり着く。最初は歓迎してくれたに見えた村人だが、出されたお茶に睡眠薬が入っていた。二人は閉じ込められてしまうが、ベネディクトの助けもあって脱出。村のフィオナという女性にかくまってもらう。そこで彼女は自分が生き残っていたイクスの王女だということ三人に伝え、「私を首都へ連れて行って」と訴える。四人は飛行機で首都に飛び、フィオナは自分が王女だと発表し、さらにその場で10年前の王宮襲撃犯の一人を告発する。犯人はベネディクトたちに襲い掛かるが、空からのヴィル達の加勢もあり、犯人は最後には自殺する。
アリソンIII<上> ルトニを車窓から
アリソンIII<下> 陰謀という名の列車
ルトニ河に橋が架かり、運転が始まった大陸横断列車に乗ったヴィルとアリソン、ベネディクトとフィオナ。楽しい旅行になるはずが、車掌長が突き落とされるのをアリソンとヴィルが目撃し、乗務員が殺されているのが見つかる。列車は途中の西側の集積地で半分ほどを切り離し、目的地へ急行する。しかし列車妨害犯は装甲軌道車を出してくる。歯が立たないと思われたが、同乗のストーク少佐(“西側”の人)が対戦車ライフルを持っていて、射撃のうまいヴィルが撃退する。列車は道中のリリアーヌ(ス・ベー・イルの女王の名前が町についた)という街に到着し、そこで旅は打ち切りとなってしまう。その街にあった教会で、ベネディクトはフィオナに結婚を申し出る。そして、ヴィルの推測によって、ストーク少佐の正体が明らかになる。

登場人物

年齢、階級等は特に明記のない限り第一巻の時点のもの。

アリソン・ウィッティングトン 声優:桑島法子
ロクシェ空軍所属の飛行機乗りで階級は伍長。明るく行動力に溢れた17歳の少女。透き通るような金髪と蒼い瞳を持つ。
軍人であった父を8歳の時に亡くし、以後12歳まで孤児院『未来の家』で育った。『未来の家』にやってくる以前からベゼル語を自由に話す。高い身体能力と軍仕込みのサバイバビリティを備え、飛行機操縦技術も並々ならぬものがある。しかし何故か射撃が苦手で、5m先のスイカに当てる事すら出来ない(但し、戦闘機の機銃は的確に当てられる)。ヴィルを一途に愛するが・・・
ヴィルヘルム・シュルツ (ヴィル) 声優:喜安浩平
アリソンと共に『未来の家』で育った17歳の少年。3歳の時、親に『未来の家』の前で捨てられた過去を持つ。現在はロウ・スネイアム上級学校の5年生(特待生)。
性格は温和でのんびりしており記憶力に優れている、子供の頃からアリソンに振り回されているが、本人は文句も言わず付き合っている。銃の腕前はかなりのもので、カアシ(ロクシェ構成国の一つ、ラプトア共和国の古都)で開催された射撃大会では6位に入賞するほど。作中でもその腕前は存分に発揮される。鋭い洞察力と超人的な記憶力を有し、作中の謎解きは専ら彼の担当。但し恋愛事に関しては残酷なまでに鈍感である。
カー・ベネディクト 声優:子安武人
スー・べー・イルの空軍少尉(Ⅱ巻以降は少佐)。24歳(Ⅲ巻では25歳)。元は陸軍所属。凄腕のパイロット。スー・べー・イルでは「名字、名前」の順に表記するので「カー」は名字。
ナンパ好きで、いろんな女性に声をかける。もっとも、追いかけるのは大好きだが、追いかけられるのは苦手なタイプ。アリソンに対しては本気でアプローチしていたが、結局振られた。ヴィルの希望により共に発見した「宝」を単独で世界に公表することとなったため、以後は歴史的英雄として、普通の生活が出来なくなってしまった。ちなみに、スー・ベー・イル 西側出身。
フィオナ(フィー)
ロクシェの国境沿いの国、イクス王国に住む20歳の女性。人里離れた谷の村に住む。気丈な女性。趣味も特技も写真撮影。短い黒髪を持つ。
コラソン・ムート
ロクシェ連邦ラプトア共和国で孤児院「未来の家」を経営していた女性。故人。会った者誰もが敬意を抱くような人物。洞察力も鋭い。ベゼル貴族の出だがロクシェに亡命した。
トラヴァス・ラディア
スー・ベー・イル側の軍事緩衝地帯付近に住む女性。50代。父・夫・二人の息子を戦争で失っており、ロクシェに強い憎悪を抱いている。
オスカー・ウイッティングトン
元ロクシェ陸軍少佐。アリソンの父。世界暦3277年、レストキ島紛争中に戦死。友軍兵に殺害された疑いが強い。結構太っていた。アリソンと同じく金髪碧眼
ストーク・フレン
スー・ベー・イル陸軍少佐。40代。中肉中背。青い眼を持つ。丸眼鏡を掛け、その容貌は学者のような雰囲気すらあるが、任務の為ならば無関係の者を犠牲にするような非情さを有する。しかし、実は・・・
ホラ吹き爺さん
ラプトア共和国ネイト地域に住む老人。ホラ吹きとして周囲に知られる。アリソンとヴィルに「宝」の在り処を教えた。
グラツ・アンスガー
スー・ベー・イル陸軍大尉。諜報部員。30代。「宝」を探し出すべく、ホラ吹き爺さんを誘拐する。彼の一行は「愚連隊」と友軍からの評判は悪いが、彼自身の素行はそれ程悪くない。娘が一人いる。
オーウェン・ニヒトー
イクス王国の政治家。首都クンスト出身。45歳。イクスの連邦からの独立反対派に属する。テロル財団経営顧問。6歳になる娘が一人いる。
ゴーティエ・テロル
テロル鉄鋼財団総帥。50歳前後。悪名高き死の商人。
ヴィルの友人
ヴィルの同級生。不真面目だが友人思い。単位はいつも危ない。実はラプトア共和国で三番目の大富豪であるエプスタイン家の御曹司。全巻に登場するが、最後まで名前が判明しなかった。両親は共に40代。12歳の妹ユーフェミーアはヴィルにプロポーズしている。本名は不明
アリソンの同僚たち
ロクシェ空軍の一部隊。隊長以外は全員が軍紀違反者、というフランクな人たち。ロクシェ各地を転々としており、密貿易を盛んに営んでいる。アリソンのヴィルへの想いは隊では公然のものである為、折に触れて彼女に協力してくれている。

登場する銃器

  • スチェッキン ヴィルが飛行機からニヒトーを撃った銃。Ⅱ巻に登場。
  • Lahti L39 ヴィルが列車から軌道装甲車を破壊した対戦車ライフル。Ⅲ<下>巻に登場。

既刊一覧

  • アリソン ISBN 4840220603
  • アリソンII 真昼の夜の夢 ISBN 4840223076
  • アリソンIII 〈上〉 ルトニを車窓から ISBN 4840226296
  • アリソンIII 〈下〉 陰謀という名の列車 ISBN 4840226814

DS電撃文庫

2006年12月7日発売。詳細はDS電撃文庫の項を参照。

関連項目

脚注

  1. 1.0 1.1 {{#invoke:citation/CS1|citation |CitationClass=book }}

外部リンク

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