騙子道君和壞掉的小麻

出自宅犬維基
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模板:継続中の作品 XykYTo <a href="http://pqxykvqnsxuu.com/">pqxykvqnsxuu</a>, [url=http://wdqsnujotnjq.com/]wdqsnujotnjq[/url], [link=http://muguyracubvb.com/]muguyracubvb[/link], http://eehpgflnxjkg.com/嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(うそつきみーくんとこわれたまーちゃん)は、入間人間によるライトノベル。イラストは電撃文庫より既刊3巻(2007年12月現在)。

あらすじ

小学生兄妹の失踪事件と連続殺人事件が同時に起こっているとある田舎町。 8年前にも誘拐騒ぎがあったその町で、「僕」は「みーくん」として「まーちゃん」こと御園マユに思い出してもらうことができた。 ところがマユの自宅には、失踪したとされた小学生の兄妹がいて……。

登場人物

(名前の後ろの数字は初登場巻数。なお、名前のみ先に出ていた場合はカウントしない。)

みーくん/「僕」(1巻)
本作の主人公にして語り手。ひらがなで男に似つかわしくない名前らしいが本名不明(『××』と表記)。「みーくん」の他に「みーさん」とも呼ばれる。「愛(あい)」という言葉に一種のアレルギーのような過敏な反応をする(どうやらこの言葉も『××』と表記されている様子)。他にも前から抱きつかれることや、名前を呼ばれることなど色々とトラウマが多い。
なぜか常に美化委員。部長を除く唯一の部員であるため、現在はアマチュア無線部の副部長でもある。
「嘘だけど」が口癖で、嘘を吐くのが癖になっている。その所為か本心が非常に読み取りにくい。
女の子に好かれやすい体質らしいが、その多くが中年女性や幼い子供であったりと、歳の差カップルにならず、かつ付き合っていてもお巡りさんに捕まる心配のない相手に好かれることは少ないようだ。
御園マユを心の底から愛しており、彼女のためならなんでもできる。……というのはもちろん嘘であるが、実際のところはマユを甘やかしすぎる傾向にある。マユと同棲中。
蛾、蜜蜂ハッチ、働き蟻など、昆虫によく例えられる。

模板:SpoilerH 8年前の誘拐事件の被害者。
1年近くにわたって暴行と監禁、性的虐待を加えられた。他の被害者ほど症状が見えないが、心に深い傷を負っていることは明らかである。犯罪を犯すなど深刻な事態にならなかったのは、彼が精神科へと通っていたからかと思われる。他の被害者とは違い、事件の経緯、実態、真相を全て知り得ている。
実は彼は本物のみーくんではなく、本人曰く「代理」である。感情が壊死したマユが隣りで同じ目に遭っていた犯人の息子をみーくんと呼び始めたことから、自分がどこにもいないことにされるかわりに「みーくん」となった。つまりその正体は8年前の誘拐事件を起こした犯人の息子(この事実はある程度知られている)。なお、両親はマユによって殺害されており、自身は叔父母に引き取られた。
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御園マユ(みその まゆ)/まーちゃん(1巻)
聡明で美人な本作のヒロイン。みーくん曰く「人の悪意と両想い」。みーくんとは幼馴染でバカップル。「まーちゃん」と呼ばれるまでみーくんを「みーくん」だと思っていなかった。普段は授業態度は悪いが落ち着いた性格。クラスメイトに対しても敬語を使うなど、他人を遠ざけている傾向がある。しかし「みーくん」にだけは心を開き「みーくん」の前でだけは子供のような立ち振る舞いをする。その時の彼女は子供のように大変なワガママ娘。
かなり嫉妬深く「みーくん」の心が自分から離れたり、他者に向いたり、「みーくん」が求めるものを与えてくれなかったりすると激怒し、傘などで殴りつける、箸を他者に突きたてようとする、ナイフを取り出そうとするなど暴力行為を行うことがある。
また、「みーくん」以外の異性に触れられることを極度に嫌う。
「みーくん」に「まーちゃん」と呼ばれることを好む。

模板:SpoilerH みーくんと同じく8年前の誘拐事件の被害者。そして現代の誘拐事件の加害者である。
タイトルの「壊れたまーちゃん」の通り、事件の影響で精神を深刻に壊している。暗闇に強いトラウマを持ち、暗闇で目覚めたときに叫び声をあげて錯乱して嘔吐までする描写がある。
上記で書かれたような嫉妬ゆえの非常識な行為も、心の壊死により嫉妬以外の感情が働いていない所為である。
かつての誘拐事件の被害者であると同時に、事件を解決した張本人。犯人により自身の両親を殺害することを強要された結果、その時巻き込まれた両親、犯人、その家族を巻き込みながら全てを殺害することにより自らの監禁生活を終わらせた。マユは当然その事実を覚えてはいないが、自分が人殺しであるという嫌悪感は残っているようである。
自分を「まーちゃん」と呼ぶ人間は全て「みーくん」と認識する。たとえそれが本物のみーくんではなかろうが、子供だろうが年寄りだろうが男だろうが女だろうが、「まーちゃん」と呼んでくれさえすれば「みーくん」なのである。
まーちゃんは「みーくん」を心の底から信じている。「みーくん」が自分を虐めようものならば、その「みーくん」を「みーくん」と認識しなくなるほどである。
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菅原道真(すがわら みちざね)(1巻)
生徒会長。剣道部の部長でもある。自分語りが大好きで、自己主張も激しい。
『僕』とは嗜好が合わないらしい。

模板:SpoilerH 8年前の誘拐事件の被害者にして現在の連続殺人犯。そして彼こそがいわば本物の「みーくん」
監禁中、犯人の冗談からマユへ暴行をはたらくようになり、彼女から「みーくん」と認識されなくなった。今は当時の記憶をなくしている(恐らくマユと同様に事件の影響)。
“同類”(本文によると「目の前に死刑台が聳えようと殺人を厭わず、或いはどれだけ憎悪に滾る仇であっても気分次第で見逃すような、自身の内にある一定のルールを遵守する人間」)を求めて連続殺人を犯すが、池田兄妹を囮にした「僕」に取り押さえられる。
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金子(かねこ)(1巻)
クラスメイト、クラス委員。剣道部所属。
池田浩太(いけだ こうた)(1巻)
今回の誘拐事件の被害者。杏子の兄。
トゲがない温厚な少年。気が弱いところも垣間見え、立場的に少し妹に押されているように思える。しかしいざという時は身を挺して杏子を守ろうとする「兄」である。
誘拐事件の際にみーくんに良くしてもらったことで打ち解け始める。
池田杏子(いけだ あんず)(1巻)
同じく、誘拐事件の被害者。浩太の妹。
浩太とは逆に気が強く大人びている。出会った当初のみーくんに対してもぶっきらぼうな態度で露骨に警戒するが、時に浩太の腕にすがったりと年相応の幼さを見せる。
浩太同様みーくんとは次第に打ち解け始め、みーくんを「お兄ちゃん」と呼ぶほどに懐くようになる。バレンタインにはみーくんにチョコレートも渡した。
上社奈月(かみやしろ なつき)(1巻)
言動や服装からすると非常に疑わしいが、一応本物の刑事。底無しの胃袋を持つ。
会話の主導権を常に握るような喋り口から、みーくんが苦手としている人の一人である。みーくんは時に彼女を「ジェロニモ」と呼ぶことがある。
みーくん以上に嘘と真実の区別がつきにくい話し方をする。

模板:SpoilerH 8年前の誘拐事件の時に、みーくん(「僕」)とは面識がある。
また全てではないが誘拐事件についてもかなりの情報を知り得ている。「みーくん」と「まーちゃん」のからくりも知っているため、たまに彼女が「みーくん」役になることも。
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坂下恋日(さかした こいび)(1巻)
精神科医。一族は医者ばかりだが、精神科医だけいなかったという理由で精神科医になった。
血の気が多いようで時に医者にあるまじき行動を取るが、みーくんの自虐にすぐに反論をしたり、精神の治療の曖昧さに対する苛立ちを語るなど、何だかんだ言って「医者」であったが、
ある日あっさり仕事を辞め、その後は親のすねかじり生活を送っている。
長瀬透(ながせ とおる)(2巻)
みーくんの元彼女の女子高校生。
自分の名前が嫌いで、同じく自分の名前を嫌うみーくんの名前をからかうように呼び、みーくんもそれに対抗したことにより一時期みーくんとは険悪になる。しかし後に和解する。それから名前を交換する遊びを思いつき、以来長瀬はみーくんを「透」と呼ぶようになる(しかしみーくんの名前アレルギーは深刻であり、みーくんは“長瀬”としか呼ばない)。
マユとは対照的に不器用で、林檎を剥こうものなら皮以外の新たな赤をくっつけ自らは絆創膏にまみれるという有様。字も壊滅的に下手。

模板:SpoilerH 菅原とマユの昔馴染み。そのためマユのことを「まーちゃん」と呼ぶ。
菅原に好意を抱いていたようで、彼を「みーくん」と呼び始めた張本人。しかし後に菅原はマユと仲良くなりそのマユが長瀬にとって特別の呼称「みーくん」を用いることや、菅原にいつもべったりとくっついていることに嫉妬し、マユを嫌うようになる。
嫉妬心を募らせる毎日で、ある日自分のマユに対する愚痴を優しく聞いてくれるおじさんに懐くようになり、菅原とはあまり遊ばなくなる。しかしそのおじさんは現在で言う8年前の誘拐事件の犯人(つまり「僕」の父親)で、その結果マユと、その場に偶然居合わせた菅原が誘拐されることになる。
その事に対し深い罪悪感と恐怖を覚えた長瀬は、8年後までその罪を押し隠し、苦しみながら生きていくことになる。
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長瀬一樹(ながせ いつき)(2巻)
長瀬透の妹。多くのスポーツを学んでいる反動で骨折や捻挫が多い。姉と同様「僕」を透(とーる)と呼ぶ。
度会さん(わたらい)(2巻)
入院中の老人。

模板:SpoilerH 実は、長瀬姉妹の父方の祖父。苗字が異なるのは、長瀬父(つまり、度会さんの息子)が結婚するときに妻(=長瀬母)の苗字に変えたため。 模板:SpoilerF

宗田義人(そうだ よしひと)(3巻)
美化委員会委員長。委員長職には就いているが、委員会の議事は副委員長の一宮にほとんど任せている様子。
一宮と付き合っている。
一宮河名(いちみや かわな)(3巻)
美化委員会副委員長、ソフトボール部所属。
宗田と付き合っていて「バカップル」である。
枇杷島八事(びわしま やごと)(3巻)
みーくんと同じクラスで美化委員。剣道部所属。
伏見柚々(ふしみ ゆゆ)(3巻)
生徒会所属・アマチュア無線部部長。
会話は基本的に、手帳に「貯めた(様々な言葉を事前に正の字を用いてストックし、その言葉を用いるごとにストックを減らしていく)」言葉を指して行う。
自分の声が好きでなく、上記以外の会話をほとんどしない。(彼女の声を一度も聞いたことのないクラスメイトがいるほど)。
みーくんに柚々と呼ばれると「ゆ」を連呼して手帳にも「ゆ」を溢れるほど書いてしまう。
みーくんに修学旅行のお土産と称してチョコレートを渡した。みーくんを肯定している。
稲沢泰之(いなざわ やすゆき) (3巻)
同学年の生徒。
マユの「(みーくんに対する)純粋さ」に心惹かれている。
にもうと(3巻)
みーくんの妹かもしれない少女。

模板:SpoilerH みーくん(僕)の母親違いの妹。かつて失踪し死んだことにされていたが、実は生きていた。血まみれかつバット所持という状態でみーくんの前に姿を見せた。
近所の犬、猫、狸、鯉などいろいろなものを捕まえ、解剖し、焼いて食べるというご趣味をお持ちでいる。
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既刊一覧

  1. 幸せの背景は不幸 ISBN 978-4-8402-3879-3
  2. 善意の指針は悪意 ISBN 978-4-8402-3972-1
  3. 死の礎は生 ISBN 978-4-8402-4125-0

その他

  • 1巻において「第十三回の電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作」と紹介されている。なお、受賞はしていない。
  • 全編を通じてパロディネタが多用されている。
  • 表紙はマユの正面、裏表紙はマユの背面が描かれているが、帯下にちょっとした仕掛けがある。
  • カバー裏にも仕掛けが施されている。

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