蟲と眼球系列

出自宅犬維基
(重新導向自 蟲、眼球系列)
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模板:文學蟲與眼球系列』是日日日的作品。由三月まうす擔當插畫。屬於MF文庫J

概要

模板:Netabare

ストーリー

ごく普通の女子高生・宇佐川鈴音は、恋人である賢木愚龍とともに幸せな日々を過ごしていた。しかし穏やかな日々は、突然に壊れていった。賢木の誕生日の夜、賢木は『眼球抉子』という名の少女に眼球を抉られ殺されている鈴音、そしてその状態から何事も無かったかのように生き返る鈴音を目の当たりにしたのだ。驚く賢木と呆然とする鈴音に、眼球抉子は『エデンの林檎』の存在を告げる…。

登場人物

声優は前述のドラマCDのものである。

主な登場人物

眼球抉子(がんきゅう えぐりこ)…<毒林檎>(声:能登麻美子
通称グリコ。1人称もグリコ。千年以上生きている少女。『蟲』を殺す事を使命としている。武器はスプーン。『林檎』の保有者となった鈴音を殺そうとするが失敗。その後彼女と友情関係を育んでいき、鈴音の優しさに救われる事となる。
芥川白雪の構築した世界で<毒林檎>の役割を担っていたが、最終戦争後に鈴音の機転で<毒林檎>の役割から開放される。再構築後は、19歳の浪人生・偽原栗子いつわら くりこ)として生きている(「偽原」という苗字は、かつての両親役であり、再構築後の実の両親である偽原夫妻のもの)。その時の1人称は「あたし」。高校時代のクラスメイト越前海月(えちぜん くらげ)と同じ予備校に通う。
宇佐川鈴音(うさがわ りんね)…<神様>(声:小清水亜美
私立観音逆咲高等学校に通う女子高生。のんびりとした性格。自殺しようとした所を助けられたのをきっかけに、賢木と恋人関係になる。その際死の淵を彷徨い、『林檎』を手に入れる事になる。1人称は「あたし」。
現実世界での名前は芥川白雪(あくたがわ しらゆき)。本作の世界を構築した<神様>である。現実世界でいじめ虐待にあい、毒を飲んで死のうとした結果、本作の世界を創りあげ自身もそこで生きる事となった。最終戦争後、現実世界に帰った後は、高校の教師兼小説家となる。
賢木愚龍(さかき ぐりゅう)…<王子様>(声:川田紳司
私立観音逆咲高等学校の教員。名高い『賢木財閥』の跡取りであり、非の打ち所の無い超人。鈴音に強い愛情を注いでおり、彼女を「閣下」と呼んでいる。
グリコとは喧嘩ばかりしているが、お互い信頼しあっている。『ヘビ』に撃たれた後、グリコから『林檎』を与えられる。1人称は「私」。

七人の蟲人

殺原美名(さいばら みな)…<殺菌消毒
神の消化器官。スプレーを用いて<<消滅霧ジェノサイドジャスティス)>>と<<固定霧ジャックジュエル)>>を繰り出す。さらに<<消滅霧>>と<<固定霧>>の二つの能力を体内で融合させることによって、自身の体を霧と化させ相手に接触して倒す<<終末ジャッジメント)>>という奥の手を持つ。生前は看護婦だったが、引きこもりの末餓死、その後『大きな欠片』の力で生き返ることになる。冷めた性格。妹・蜜姫のことを可愛く思っている。お酒が大好き。
再構築された後は、看護婦として務めながら殺菌消毒の役目もこなしている。
殺原蜜姫(さいばら みつき)…<不快逆流
神の排泄器官。殺原美名の妹。林檎で感情を捻じ曲げられ二重人格になった。人間の負の感情を吸収して相手に返す、因果応報の能力を持つ。
無邪気な性格な時には天使の顔、憎しみや嫉妬などの負の感情に支配された時は堕天使の顔となる。堕天使時はかつて神話上におけるソドムとゴモラを破壊したといわれる硫黄と火の化合物を腹部の口から吐き出す。
甘いものが大好きで、殺人的甘さのチョコレートパフェが大好物。殺原美名が『大きな欠片』を手に入れた際、それに巻き込まれて同時に『大きな欠片』を手に入れた。再構築後も観音逆咲高校に通っている。再構築前に、自分の腕を食べさせる事で命を救った黒木竜ゑとは友達関係が続いており、「姫さま」と呼ばれている。
姉の美名には姫と呼ばれ、酔いつぶれた美名を甲斐甲斐しく介護することも。
ムーン=レインボウ…<最弱アルティメットシールド)>
神の皮膚、および骨肉。肉体変化・肉体改造の能力を持つ。「悪魔」の役割。スラム街で育ち賢木ジョーカーとは幼い頃友達だった。
「最強の盾」になることを目論む。籍口 無法ぜきぐち なしのり)という姿で主に登場。かつては有名な奇術師だったが、その座から転落。その際の深い絶望により『大きな欠片』を手に入れる事になる。とはいえ、最弱の力を完全に支配下に置き、欠片寄生後も性格もほとんど変わっていないのが見受けられる。
再構築後は、ダメージヘアに協力。梅に知恵の輪を渡す。再構築前と違い、優しく子供好きになっている。
賢木ジョーカー…<涙歌メロディアノイズ)>
神の感覚器官。空間操作の能力を持つ。臆病者で泣き虫。滅多に他人の前に姿を現さない。賢木愚龍、竜ゑの実母。スラム街(厳密にはジョーカーの父の教会)で賢木願鳳と出会い、そのまま彼に日本に連れてこられた。ムーン=レインボウとは幼い頃友達だった。
再構築後は、愚龍と竜ゑの母親として生活している。眼球抉子こと偽原栗子たちと共にダメージヘアと戦った。
肉山カヂリ(にくやま‐)…<一人部屋
神の創造器官。神の脳髄。赤い髪の少年。「天地創造」の力を持つ為、存在や事象を根底から書き換える事ができる。その為その力を恐れた『最弱』、何代か前の『破局』、『涙歌』に、他の場所から因果を切り離された森の奥に隔離されていた。人見知りが激しい。命名者はブレイクサン=ヘンゼルマイン。
再構築後は、再びブレイクサン=ヘンゼルマインに森の奥から助けられ、「ポイズン谷」で同居することとなる。「ちび」と呼ばれるのが世界で一番大嫌いらしい。
ブレイクサン=ヘンゼルマイン…<破局ポイズン)>
神の伝達器官。因果腐敗・因果歪曲の能力を持つ。緑の髪の女性。鈴音のお隣さん。因果腐敗を無自覚で行っているので他人と関われない(本人曰く「天然ステルス機能」)。歌が大好き。<一人部屋>と同居。
最終戦争後、「ポイズン谷」で肉山カヂリや、自分の弟や妹と同居中。<破局(ポイズン)>の能力をギターと歌で使用可能になる。歌手デビューも果たしている。運転技術は最悪だが、欠片の力で奇跡的に生還できる。
ダメージヘア…<神蟲天皇
神の体液。自分の分身、666人の『蟲』を自身の端末としている。
再構築後に喋る槍、大食い魔神フェンリル狼を拾う。ムーン=レインボウと共に半自殺願望的に神に成り代わろうとしたが失敗、栗子により改心(?)させられ放浪の旅に出る。相手の脳を食う(吸う事も多いが)事で遺伝子をコピー出来、遺伝子(本人曰く、人体の設計図)をいじる事で手を増やしたり、皮膚の硬度を変えたりなどが可能な、「戦闘仏式」と云う技がある。間が独特。脳みそが少々ユルいようで、話す事がズレている。

賢木財閥関係者

賢木願鳳(さかき がんほう)
賢木財閥の現当主。愚龍・竜ゑの父親。再構築後は、ジョーカーと夫婦漫才のごとく暮らしている。
黒木竜ゑ(くろき たつえ)
賢木財閥の傍流・黒木家の長女。愚龍の義妹(とされているが、実際は実妹)。
大きな欠片の能力は遺伝するため、母・賢木ジョーカーこと<涙歌>の能力、空間操作や空間把握を不完全ながら使用する事が出来る。空間打撃の未完成版は本人によって「竜の吐息ドラゴンブレス)」と名づけられる。その特殊能力の弊害として後一月というところまで寿命が縮まっていたが、その後殺原姉妹と協力関係になり、エネルギーの塊である殺原蜜姫の腕を食べさせられて助かった。貴御門御貴の姿をとった『ヘビ』に恋をした。
最終戦争後も、観音逆咲高校に通う。本物の貴御門御貴と、『ヘビ』の貴御門御貴との間で、三角関係のような状態になっている。
貴御門御貴(たかみかど みたか)
黒木家の使用人で、竜ゑの幼馴染のオタク青年。べろ包丁に殺された時に『ヘビ』が成り代わった。
最終戦争後、貴御門御貴本人が再構築される。『ヘビ』との間で竜ゑを巡り争うことに。
偽原火乃・樹夫(いつわら ひの・きお)
息子である愚龍の恋人の友人・眼球抉子に常識及び一般的社会倫理観を学ばせるために賢木願鳳が送った夫婦。
グリコが子供になった日の夜に殺原美名に殺され、グリコを殺す目的で肉人形にされる。しかしその後グリコへの愛情が芽生えた為彼女を殺す事が出来ず、火乃は殺原美名の消滅霧で、樹夫はグリコに林檎を渡して死んだ。
再構築後は、遺伝子・戸籍上ともに栗子と本当の親子になった。栗子が髪を切るだけで要らぬ心配をするほど過保護だが、優しい夫婦となる。

<最弱>の手下

相沢梅(あいざわ うめ)
べろ包丁こと『時雨紅丸』に家族を殺され、自身も両腕を切断される。その際に籍口無法により肉体改造を施され、『手長鬼』と名乗り殺人を繰りかえした。見えない腕(正確には林檎の力を活用した念力(サイコキネシス))を使い攻撃を仕掛ける。殺菌消毒に見えない腕の能力を消し飛ばされた後、嘆木狂清に保護され同居していたが、籍口無法によって殺害される。
最終戦争後、再構築される。時雨紅丸に襲われそうになった所を<最弱>に助けられ、彼女から知恵の輪を貰う。
べろ包丁
元は「時雨紅丸」という人間だったが、『最弱』によって化け物にされた後、相沢梅の両親を殺害、さらに梅の両腕を奪う。
再構築後は人間に戻る。相沢梅に変態的な行為をしようとした所を、<最弱>に頬を切り裂かれてやめさせられた。
無雲雨(なぐも あめ)
私立観音逆咲高校に通う女子高生。ムーン=レインボウに改造され手から溶解液を噴出できる体になったが、最終戦争の際に水無月夏子と共に、賢木竜ゑ&貴御門御貴コンビに殺される。
再構築後もインディアンバーの常連で、加藤克己と殺人チョコレートパフェの食べ比べを繰り広げているようだ。
水無月夏子(みなづき なつこ)
喫茶店インディアンバーのマスターの女性。ムーン=レインボウに改造され巨大な甲虫タイプの化け物になったが、最終戦争で無雲雨と共に賢木竜ゑ&貴御門御貴コンビに殺される。
再構築後もインディアンバーのマスターをしている。物事に動じない。

その他の登場人物

ヘビ(声:小林ゆう
人類に原罪を犯させたといわれる『ヘビ』の末裔。先祖の望みである、林檎を手に入れ永遠の命を得る事を目標にしてきたが、鈴音から林檎を奪おうとして眼球抉子に敗れる。その後は貴御門御貴に成り代わり、黒木竜ゑや殺原姉妹と共にすごすことで人間らしくなる。その後、竜ゑとは相思相愛になった。
再構築後は、同じ顔が二つあるとややこしいという事で、当初の『ヘビ』の姿に戻っている(栗子曰く「旧バージョン」)。
嘆木狂清(なげき くるきよ)
憂鬱刑事。恋人を夢界獣に殺されて以来、化け物を憎むようになり、『人ならざるもの』を追っている。
最終戦争前は梅と同居。彼女に首輪を嵌めたり一緒にお風呂に入ったりの変態行為を繰りかえす。
伝説の歌手「魔女王国(キャンディーキングダム)ことブレイクサンのファンで、ちゃっかりサインをもらっていたりする。
最終戦争の際に、梅の仇であり、殺原美名の<<終末>>で頭部だけになったムーン=レインボウを殺害。
再構築後は、蘇った恋人・羽芽と共に暮らしている。
春原羽芽(はるはら うめ)
嘆木狂清の恋人で、かつて夢界獣に踏み潰され殺害される。
足が不自由。
再構築後の世界では殺される事無く、嘆木狂清と幸せに暮らしている。
77人の妹と66人の弟
ブレイクサン=ヘンゼルマインの異母兄弟。55人の母と一人の父(先代の破局)の間に生まれた。賢木ジョーカーが林檎の貯蔵庫「ラヴソング」として利用、後に彼女の身体に埋めこまれエネルギーを生みだす源にされる。
再構築後は、<破局>の能力で迷路のような状態になっている「ポイズン谷」という施設で、ブレイクサン・肉山カヂリと共に生活している。まだ分別がついていない子供は<破局>の制御が出来ず、偽原栗子曰く『ポイズン谷の最大の怪奇現象』の元となっている。
大食い魔神フェンリル狼…<林檎
形は槍で、金色。言葉を解す。最終戦争後、眼球抉子の<毒林檎>の役割を移され潰された蝶の、毒林檎の役割がなおしぶとく生きのこって集合したもの。
芥川白雪が飲んだ毒の残留物。再構築以前を事細かに知る。刃に触れたものを存在ごと抉る力を持つ。ダメージヘアに所有され、共に放浪の旅に出た。栗子を「成れの果て」と呼ぶ。
加藤克美(かとう かつみ)
鈴音と同じ学校に通う、鈴音の友人。賢木愚龍に会う以前の鈴音の心の拠り所だったが、いつの頃からか鈴音に近付かないようになった。それを後悔し鈴音に謝罪、鈴音が許した事で再び友達に戻ったが、その後すぐに手長鬼に殺害される。
再構築後はインディアンバーの常連になる。無雲雨と友達になりたがり、殺人チョコレートパフェの食べ比べを繰り広げているようだ。
越前海月(えちぜん くらげ)
コミックス版の番外編に登場した。最終戦争後は、栗子と同じ予備校に通う。ゲーマー。ただし、反射神経等が必要なゲームは栗子に劣る。
夢界獣(むかいじゅう)(声:門脇舞以
化け物。『ヘビ』が愚龍に渡した卵から孵った。鈴音とグリコの夢を吸って本来よりも強大な化け物となる。賢木財閥が用意した爆弾によって音もなく殺されたと言われていたが、本当は<涙歌(メロディアノイズ)>の空間攻撃により倒されていた。
再構築後は、栗子の前に現れて警告をしていく。むぅちゃんと呼ばないと拗ねる。
くだん・きりぎりす
林檎を所持し、グリコに色々と教えた「二人の旅人」。
眼球抉子の記憶と肉山カヂリの記憶にのみ登場する。三つ目の尼と緑の服装の男。お互いに大切に思っていた節がある。
再構築後はムーン=レインボウの腹話術の人形として登場する。

既刊一覧

  1. 蟲と眼球とテディベア ISBN 4840112738(第1回MF文庫J新人賞:編集長特別賞受賞)
  2. 蟲と眼球と殺菌消毒 ISBN 4840114706
  3. 蟲と眼球とチョコレートパフェ ISBN 484011532X
  4. 蟲と眼球と愛の歌 ISBN 4840115931
  5. 蟲と眼球と白雪姫 ISBN 4840117659
  6. 蟲と眼球とダメージヘア ISBN 4840118582

漫画版

「月刊コミックアライブ」にて連載中。漫画家は浅見百合子。
  1. 蟲と眼球とテディベア1 ISBN 4840116504
  2. 蟲と眼球とテディベア2 ISBN 484011921X

ドラマCD

ドラマCD「蟲と眼球とテディベア」 ASIN B000P0I5L6