リリアとトレイズ

出自宅犬維基
(重新導向自 莉莉亞&特雷茲)
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XykYTo <a href="http://pqxykvqnsxuu.com/">pqxykvqnsxuu</a>, [url=http://wdqsnujotnjq.com/]wdqsnujotnjq[/url], [link=http://muguyracubvb.com/]muguyracubvb[/link], http://eehpgflnxjkg.com/リリアとトレイズ』は時雨沢恵一/著、黒星紅白/イラスト小説(ライトノベル)。電撃文庫刊。『アリソン』シリーズの続編で、シリーズ累計で110万部以上の人気作品である[1]。『comic SYLPH』(メディアワークス)で漫画化作品(画:晴瀬ひろき)が連載中。テレビアニメ化も決定している[1]

概要

アリソンとヴィルの娘リリア・シュルツと、カー・ベネディクトとフィオナの息子トレイズの二人が繰り広げるアドベンチャーストーリー。『アリソン』と同じく、大陸がひとつだけある世界の物語。 模板:ネタバレ

ストーリー

I・II そして二人は旅行に行った

夏休み。急な訓練で旅行に出かけられなくなったアリソンは、ちょうどその時に遊びに来ていたトレイズにリリアの同行を頼み、二人は夏休みに旅行に出かける。目的地はトルカシア国のラーチカ、クウルズ内海に浮かぶ海上都市。その町にあったアトラクションの一つである遊覧飛行中、不時着している飛行機を見つけ、助けようとしたがリリアたちの飛行機に乗っているパイロットがその不時着していたと思われた飛行機に乗っていたパイロットに撃たれ死んでしまう。その光景を目撃した二人は、理由もわからないまま追われ、逃げている内にある一人の老人に出会う。彼の手引きでロクシェの首都に戻る飛行船に乗せてもらう事になったのだが、その飛行船の影には様々な組織の思惑が交差していた。

III・IV イクストーヴァの一番長い日

冬休みになりリリアとアリソンはトレイズの誘いを受けてイクスに行く事になった。しかし、飛行機にトラブルが起きたり、着陸しても雪崩が起きて車道が塞がったりと散々苦労してようやくイクスについた。その日の晩である大晦日の晩、リリアとトレイズは湖畔の別荘で穏やかな時間を過ごしていた。同じ頃、トレイズ達のいる別荘から数キロ離れた王宮の離れでベネディクトとフィオナは身内と限れた人たちでパーティーを送っていた。しかし年越しの瞬間、その場に居たフィオナ達がテロリストに襲われ、捕まり、数人が殺されてしまう。そこから命からがら逃げ出した女性の連絡を受けたリリアとトレイズは二人を助けだすため、離れに向かうが、テロリスト達は自分達より数も戦力も多い。その中で彼らは人々を助ける事が出来るのか・・・・・・。

V・VI私の王子様

リリアは春休み明けのダンスパーティーの相手を決めることができぬまま、アリソンと一緒に列車での旅行に行くことになる。一方、トレイズは婿入り話の相手である、ベゼル王室のマティルダ王女の観光案内役引き受ける羽目になってしまう。 しかし、ひょんな事から、リリアとトレイズは同じ列車に乗り合わせてしまう。その列車で突如殺人事件が発生。そして、リリア達はあるとてつもない陰謀に巻き込まれる。

サイドストーリー

小生意気なガキ
Ⅰ~Ⅵ巻に収録。著者と「ザ・脇役」カルロの対話形式で送られるあとがき。ちなみにタイトルの理由はあと“がき”と小生意気な“ガキ”が共通だから。また、Ⅴ巻には「超拡大版」として、カルロ主役の短編が入っている。
遺書
Ⅱ巻収録。アリソン1巻以前のアリソンがもしもの時の為にヴィルに残した遺書。
メグとリリア
Ⅱ巻収録。ロクシェに引っ越してきてあまり馴染めないメグとの出会いとその後の日常。ロクシェに留学したスー・ベー・イル人メグミカの視点を通して両国の違いが語られる。
騎士の背中
Ⅲ巻収録。世界暦3277年のレストキ島紛争の最中、ウィッティングトン少佐が未来の家にいたムート女史を訪ねる。
メリエルとトレイズ
Ⅳ巻収録。幼きトレイズがメリエルにいつも負けるので勝つ為に送る修行の日々。
王子観察記
Ⅵ巻収録。Ⅲ巻で死亡した侍従が書いていた、トレイズの成長記。生まれてから、大晦日の数日前までが記録されている。なお、イラストは「コミックシルフ」で漫画版「リリアとトレイズ」を描いている、晴瀬ひろき。

登場人物

リリア・シュルツ (リリアーヌ・アイカシア・コラソン・ウィッティングトン・シュルツ)
前作『アリソン』の主人公、アリソンとヴィル(トラヴァス)の子供。容貌は父親似。時々アリソンの蒼い目と金髪が欲しかったとぼやく。I巻の時は15歳だが後に16歳。
本名は「ベゼル・イルトア連合王国の古い風習に則って」おり、リリアーヌが名前、以下母方の祖父の名字・父方の祖母の名字(ヴィルの義母の姓)・母の名字(旧姓)・父の名字(=リリアの名字)と続く。
子供の頃から母に(軍部が定めたパイロット養成プログラムを完全に無視したやりかたで)飛行機の操縦を教えられる。また、スー・ベー・イルの共通語であるベゼル語を話すアリソン同様、ロクシェ語・ベゼル語の双方を話すことが出来る(保育所に入るまでは、どこの家庭でも二カ国語で話しているものだと思っていた)。
どこか抜けているところのあるアリソンと暮らすためか、気の強いしっかり者。時雨沢氏の描く女性キャラにしては珍しく戦闘能力を持たず、殺人に関しても抵抗感が強い。タイトル通りの主人公だが、基本的には普通の女学生であるので、事件が起きるたびに色々な人たちから守ってもらっている。しかし、彼女が事件解決の一因となる事もある。
トレイズの寄せる気持ちに全く気付いておらず、ひどい扱いをしているのだが、実際はリリア本人も、無意識の内にトレイズに好意を寄せているようである。
トレイズ (トレイズ・ベイン)
リリアの幼馴染。母親似で中性的な容貌の持ち主。I巻の時は16歳だが後に17歳。基本的に性格は穏やかで、活発に喋るメリエルとは対照的。
双子の姉(あるいは妹)のメリエルと、どちらが先に生まれたか、と言い争うが、トレイズは口下手で、どんなに言い争っても勝てない。挙げ句の果てに、養育係に「(メリエル様に勝つ事は)諦めろ」と言われる有様。イクス王国の王子ではあるが、王位継承者は一人とする慣習がイクストーヴァにはある為、公式には王子と扱われず(単身旅行の際に銃の使用許可が出るなど、地位は王家と同様)、メリエルだけが王女とされている。
スー・ベー・イル空軍の軍人だった父の影響か、飛行機の操縦ができるうえ、ロクシェ語・ベゼル語が話せる。これに加え、イクストーヴァ王国の古語である、イクス語が話せるという特技を持つ。他にも狩りや射撃も得意。だが自身の故郷であるイクス王国は北国のため、泳ぐ機会がまったく無かったため、カナヅチだった。しかしやむをえず一度泳いだ際に溺れ、それを教訓に訓練した結果、II~IIIの間に泳げないのを克服し、現在は何キロでも泳げるらしい。王子という身分を隠す為か、学校に通わずにかつてフィオナが住んでいた村で暮らしている。その為、学校というものに憧れを持っていて、後にリリアと同じ学校に通うこととなった(その時、トレイズ・べインと名乗っている)。
公式には王子であることが秘密なので、リリアにもその事を伝えていない。リリアに好意を抱いているので(ただし自身ではそれが本当に恋愛感情であるのか分かっていなかった)、王子である事と同時に、リリアへの想いを伝えようとしている。しかし、自他共に認めるヘタレであるため全く言い出せない。それどころか、強気なリリアに頭が上がらず、召使いの如く扱き使われている始末。
20歳までに結婚相手を決めていなければ、スー・ベー・イルのマティルダ王女と結婚しなければならない。その事もあって、本当に自分がリリアが好きなのかが分からなかった。王族だけが持つお印は鷹。
アリソン・シュルツ
前作『アリソン』の主人公であり、リリアの母親。35歳。ロクシェ空軍所属のテストパイロット。階級は大尉。年齢を感じさせないほどの美人だが、結構だらしない。寝起きは最悪で、目覚ましが鳴ると壊れるほどの勢いで壁に投げつける。「彼氏」からの電話一つで小躍りするような可愛らしい女性。また、飛行訓練が無い時には適当な理由をつけてサボろうとする事からも分かるように、あまり精神面は成長しておらず、むしろ前シリーズに比べ、お気楽さに磨きがかかったようだ。しかし、1度目が覚めて仕事状態に入ると、誰から見ても完璧なかっこいい軍人になる。娘をして「こうやって納税者を騙している。」と言わしめるほど。
トラヴァス (ヴィルヘルム・シュルツ)
スー・ベー・イル陸軍少佐。ロクシェに駐留するスパイ。アリソンの現在の「彼氏」。35歳。その正体は前作『アリソン』の主人公ヴィルヘルム・シュルツその人。つまり、リリアの父親である。とある理由でヴィルヘルム・シュルツという存在を消す必要があった為に、トラヴァスという別人になった。主要人物の中で彼の正体を知らないのはリリアだけ。連邦大卒業後、スー・べー・イルに渡り、壁画発見の前に出会った貴族トラヴァス・ラディアの養子になる。
たとえ身分が変わっても自身の本質的な性格は変わっておらず、スー・ベー・イルの大使館に勤め、東西問題を解決する仕事に就きながらも、全世界の平和の為にロクシェの犯罪摘発にも積極的に関与している。が、仕事柄自身の娘であるリリアが人質にされた時にも、冷静かつ客観的な視点で話すなど、非情な判断を下せるようになった。
カー・ベネディクト
スー・ベー・イルの元軍人。42歳。誰もが知る「英雄」。イクス王国のフランチェスカ王女と結婚し、イクスに移り住んだ。トレイズとメリエルの父。伸ばした髭は「ムサイから剃れ」と子供たちにはとても不評。父としての威厳は無いに等しい。行き過ぎなほど愛妻家で、人の目など気にすることなくいちゃついている。
フランチェスカ(フィオナ)
イクス王国の現女王。本当は女王“フランチェスカ”ではないのだが、訳あって女王になっている。38歳。写真撮影が趣味で、こっそり最新式のカメラを購入、たびたびベネディクトに見つかって怒られている。トレイズとメリエルの母とは思えないほど若々しい。主に白いブラウスに紺のスカートを着用している。
メリエル
トレイズの双子の姉(あるいは妹)。16歳。イクス王国の王位継承者。両親が頼りないためかしっかり者で、実質的に彼女がイクス王国の政治を行っているといっても過言ではない。小さい頃から機械いじりが好きで、飛行機整備が趣味の模様だが、何故か操縦する事には全く興味を持たない。トレイズにとっては目の上のたんこぶだが、トレイズのサイドカーの整備を一緒にするなど、それほど仲が悪いわけではない。ベゼル国のマティルダ王女と親交が深く、トレイズに彼女と結婚する事を強く勧めて(半ば強要して)いた。王族だけが持つお印はエーデルワイスの花。
エリシア・ラウリー(クレア・ニヒトー)
ロクシェ首都の映画会社"ラウリー・プロダクション"の若き社長。24歳。一年間に渡ってイクス王国の記録映画を撮影しており、女王フランチェスカから新年の会見に招待された。しかしその実は『アリソンII』で死亡したオーウェン・ニヒトーの娘。フィオナ達に父が殺されたようなものの為、イクス王家に復讐を誓う。イクス王家に伝わる「宝」を手に入れる為、映画撮影を装って王国内を調査していた。部下から「お嬢」と呼ばれると怒る。
カルロ(カルラ)
ロクシェ連邦トルカシア国ラーチカのストリートチルドレン。10歳。ボサボサの短髪でかなり胆が座っている。実際は少女なのだが少年を装っている。しかし、リリアと会ってからは、さらさらのロングに憧れるようになり、将来はそういう風になると宣言した。孤児院の中ではリーダー的存在で、他の子供からの信頼がとても厚い。また、行動力はかなりのもの。
著者のお気に入りらしく、「小生意気なガキ」としてI~IV巻、VI巻のあとがきとV巻巻末の短編で登場している(タイトルの理由はあと「がき」と小生意気な「がき」の二文字が共通だから)ばかりか、担当編集者にカルロが主人公のスピンオフ作品も打診した、との事。
メグ(シュトラウスキー・メグミカ)
スー・ベー・イル出身。父親の仕事の関係でロクシェにやってきた。16歳。リリアの同級生で親友。内気な少女。かなりの王室マニアで、マティルダ王女がロクシェを訪れると聞いた時には、久しぶりの里帰りをキャンセルしてでも見に行こうとした。
アックス(グラツ・アクセンティーヌ)
スー・ベー・イルの軍人。二十代後半。トラヴァスの部下で『アリソンI』でヴィルが射殺したグラツ大尉の娘。その為、トラヴァスを親の敵としてかなり恨んでいて殺意まであったのだが、「アックスが自分を殺そうとしても止めるな。それで憎しみの連鎖が止まるならいい」というトラヴァスの言葉を聞き、憎しみがなくなった。射撃の腕はかなり良いが、これまで一度も人を殺したことがなかった。が、6巻でトラヴァスを狙っていた者を初めて殺した。V・VI巻ではアンと呼ばれる。
ヒルダ(マティルダ)
スー・ベー・イル王家の長女にして次期女王様。20歳。ロクシェ訪問の際、リリアと知り合い(身分は隠している)意気投合、友達になる。観察力や洞察力が鋭く、リリアとトラヴァスとの関係や、護衛の軍人の出自を見抜いてしまう。また、無理を承知で殺人犯のいる列車に戻ろうとするなど、行動力溢れるお方。身分と年齢が釣り合うような結婚相手が国内にいない事から、トレイズとの婚約話が密かにあがっている。

出てくる銃器

SVD
IV-VI巻に出てきたTA狙撃銃。
AK47S
V-VI巻に出てきたアサルトライフル。
モシン・ナガン
VI巻下に出てきたボルトアクションライフル。
FN ブローニングM1910
アリソンが持っていた拳銃。
スコーピオン
リリアとの旅行中の電車の中で老夫婦に持っておけと言われて渡された銃。
ウィンチェスターM1897

その他色々

アイオワ級戦艦
戦艦イルデスタ。
B-17
ロクシェ空軍の試作四発機

既刊一覧

リリアとトレイズ

  • I そして二人は旅行に行った〈上〉 ISBN 4840229937
  • II そして二人は旅行に行った〈下〉 ISBN 4840230374
  • III イクストーヴァの一番長い日〈上〉 ISBN 484023342X
  • IV イクストーヴァの一番長い日〈下〉 ISBN 4840234272
  • V 私の王子様〈上〉 ISBN 4840237549
  • VI 私の王子様〈下〉ISBN 4840238006

関連項目

脚注

  1. 1.0 1.1 {{#invoke:citation/CS1|citation |CitationClass=book }}

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